環境省は16日に世界自然遺産の推薦地域を知床に決定した。
2002/03/04 ウトロにて |
琉球諸島ではマングース、小笠原諸島ではヤギに代表されるように、移入種による固有種の減少など生態系に対する悪影響が大きく残っている事が「保護担保措置等の課題がある」という指摘になっているようだ。
やはり一般人の立入を禁じた保護地域が広く設定する事が可能な人里離れた知床や白神山地と比較すると、どうしても人間社会との共存を意識せざるを得ないのは間違いなく、世界自然遺産登録に向けてのハードルはかなり高そうだ。
屋久島のように世界自然遺産を観光地として売り出すのはどうかと思うのだが。
【参照】
●環境省
-世界遺産条約に基づく世界遺産一覧表への記載に係る今年度推薦作業方針について 2003年10月16日
-大臣談話 2003年10月16日