元旦という事は1日、という事は1000円で観られる映画の日。午後からも相変わらず暇だったので、ワーナーマイカル戸畑まで『DINOSOUR』を観に行く。
時間帯の都合で吹替え版だったが、元々キャストは恐竜だからオリジナルでも当然アテレコ。口の開きと言葉が合わないという問題もなく、逆に誰が喋ってる言葉かわかりやすくて好結果であった。ちなみにヒロインの声は江角マキ子だった。
内容的には「弱者を守りながら強敵にも勇敢に立ち向かう」ヒューマニズムに訴える筋書きは、アカデミックセオリーから言うと全くの嘘っぱち。しかしそういう割り切りも含めて良くも悪くもWalt Disny。恐竜をモチーフにして人間愛を描いたハリウッド版山田洋次作品と言えよう。ジュラシックパーク、ロストワールドのようなリアリズムを期待すると裏切られる。
映像的にはロストワールドからまた一段と描写の緻密さが向上した感があり、ハリウッド映画ならではという感じ。しかし、動きがあまりに人間チックでどうも気に入らない。擬人的描写とは言えやりすぎだ〜。