みちのくひとり旅 Page-1

97年8月2日〜9日

6泊7日で博多…(フェリー)…直江津〜男鹿(入道埼)〜小泊(権現崎)〜弘前〜青森…(フェリー)…函館(立待岬)〜積丹(神威岬・積丹岬)〜小樽(高島岬)…(フェリー)…舞鶴〜丹後(経ヶ岬)〜鳥取〜岡山〜広島〜下関〜北九州〜博多のコースを旅した時の旅日記です。


8月2日

午後9時半に自宅を出発。 いつものごとく筥崎宮に立ち寄り、道中の安全と好天をお願いした後、博多港箱崎埠頭へ。 乗船手続き後に東北の地図を忘れた事に気がついたものの、家まで10分とかからない地の利を活かして余裕で取りに帰る事ができた。(^^)v
しかして幸先がいいのか悪いのか、それだけが気掛かりだ。

午後10時45分、九越フェリー『れいんぼーらぶ』は定刻に出港。 見慣れているはずの博多港周辺の夜景が妙に新鮮に思えたのが印象に残っている。

8月3日

デッキで日光浴の図 翌日の朝はスッキリ晴れとはいかないものの、時折陽射しも覗いて悪くない天気。 日光浴がてらデッキでくつろいだりしながら、20時間の船旅を楽しむ。

今春就航したばかりの『れいんぼーらぶ』は最新の航行装備だけでなく、内装もさすがにキレイで折に触れて新車の匂いがした。

中でも展望大浴場はなかなか立派で、しかもオープン時間も長く、イチオシ。

レストランは食券方式。フロアは広くてウェイトレスもしっかり完備。朝食の朝がゆ定食は値段・味ともに×だったが、お昼に食べた皿うどんは◎だった。メニューによって当たり外れがあるけれど、まぁ合格かな?というところ。

ブリッジにて 毎日13時からブリッジの見学会があり、乗り物好き・機械好きには結構嬉しい。(^^)

多少、波はあるものの全長200m近くの最新鋭大型フェリーは面白くないほど殆ど揺れない。しかし真冬の日本海はこのフェリーをもってしてもイヤになる程だというのは誰あろう船長の弁。推して知るべし。(笑)

惜しむらくは運賃の高さ。2等\11,260にバイク\10,210
片道で2万円以上というのはちょっと痛い。(;_;)

午後7時直江津に入港。 取り敢えず、帰りのフェリー(8日直江津発→9日博多着)を予約して、いざ出発。

折角取りに帰った東北ツーリングマップにも実は新潟県内は載っていないので、おとなしく8号線に出て案内板に従って走行。
柏崎からは116号線に入って、午後9時半新潟駅に到着。
新潟名物って「柿の種」以外には思い浮かばなかったので「吉野屋」で夕食。
新潟まで来て「吉野屋」も無いだろうと言われるとそれまでだが、そういうの気にしない人なので…f(^^;;

新潟からは7号線新発田市までは自動車専用の高規格道路、新々バイパスを快調に飛ばす。
午後11時20分。直江津から200kmの村上市で給油(\100/L)と小休止。
まだまだ旅は始まったばかりで、この辺からやっとエンジンが掛かってきたような気がする。

その後も更に7号線をひた走り、新潟県から山形県に入って鶴岡酒田と日本海側を走りぬける。
午前2時近くなって少し眠気を催してきたので、道の駅・鳥海でビバークする事にした。
今回は寝袋も何も無いので、そのままバッグを枕にベンチに横になって「お休みなさい....」(-_-)zzzz
しか〜し、いい気持ちで寝ていた午前4時頃に観光バス2台がトイレ休憩にやってきて起されてしまった。
「こんな時間に非常識な…」と思いつつ、こんなところで寝ているヤツの方が非常識かも…

もう少し寝ていたい気持ちはあるけど、空も明るくなってきた事だし、諦めて顔を洗うとするとしよう。
(ここまでの走行距離:約300km)


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Copyright (c) 1997 by Yoshihisa Yano


撮影:FUJI DS-7
'97/8/2〜9 Rel 1.00 Effect:なし

Yoshihisa Yano
e-mail:yoshihisa.yano@nifty.ne.jp