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Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵/ツーリング/2010]

最南端Express - 日帰り最長 - / 2010-05-08 (土)

どういうわけか朝6時過ぎにバッチリ目が覚めてしまったので、朝飯もさておきF800STを起動して7時スタート。

前回は絶妙だったRR7201ジャケットフォースフィールド リブプロテクターのレイヤードだが、気温は18℃にも関わらず、強い陽射しも手伝って支度をしている間にうっすらと汗をかいてしまった。こりゃ今日はもう少し薄手にすべきだったかな?と思ったものの、走り出すと意外に風が冷たい事に気付いた。

7時14分太宰府から九州道に入り、早速基山PAで「かしわうどん」休憩。取り敢えず、今日は早出したので南阿蘇方面へ向かおうかと鳥栖JCTをさらに南下する事を決定し、7時42分リスタート。

燃費重視のクルーズで3000~3500rpm、100km/h以下をキープするものの、気温は20℃を越える事もなくやっぱり風が冷たい。8時34分北熊本SAでコーヒー休憩。この時間ならば南九州まで足を延ばせるなぁ、どうせ高速1000円だし、と考え直して8時50分リスタート。

松橋八代を通過し、9時27分坂本PAでコーヒー休憩。ここで目的地を最終決定しようと思ったのだが、北熊本SAでもらったガイドマップに載ってた東九州道末吉財部ICから先、[External]曽於弥五郎ICまでの無料区間が気になる。高速1000円で行ける南方面最遠は宮崎の西都になると思うが、取り敢えず未踏の道路である事は間違いないので、そこを目当てに9時40分リスタート。

息を止めるには長すぎる6km越の肥後トンネル加久藤トンネルを抜け、えびの市街に下ると一気に暑くなってきた。加治木JCTから先のルートを確認する為、10時31分溝辺PAでトイレ休憩。[External]曽於弥五郎ICから先は、12時までに鹿屋市街地に入れれば本土最南端佐多岬を目指し、さもなくば桜島からフェリーで鹿児島市街に渡って「白くま」でも喰って帰るという押さえのプランを頭に入れて、10時47分リスタート。

本土最南端のAコープ
13:42 Aコープ佐多にて

加治木JCTから隼人道路にスイッチし、そのまま東九州道と乗り継いで11時28分曽於弥五郎ICをOut。[External]道の駅「おおすみ弥五郎伝説の里」でトイレ休憩。こりゃ12時までに鹿屋市街地に入るのは無理だなぁ、と思いつつ11時49分リスタート。R269を快調に飛ばす地元車にくっついて走ったものの、結局R220鹿屋バイパスにぶつかったのは12時20分

というわけで、当初の予定では桜島からフェリーとなるべきところだが、ここまで来ちゃったら昼メシ抜いても昨年7月のリベンジしとかないとでしょう。2007年春のロードパーク復活以来、バイクではまだ行けてないのだし、少しくらい遅くなったところで明日は日曜だ。

そうなると心細いのがガソリンだ。バッテリー交換後の通算燃費30kmを記録中のF800STとは言え、車載コンピュータが表示する距離はあと120kmほど。60km先の佐多岬までは余裕だが、鹿屋往復となると微妙なところなのでできれば手頃な価格のところで少し補充しておきたいところだ。ところが、ENEOSはたくさんあるのにセルフのスタンドが見当たらなかったし、1箇所だけレギュラー137円表示のSSもあった以外は価格表示も無かったので、昼メシに続いて給油も見送り。まぁ本土最南端のスタンドで入れておくのも地域振興だと思う事にしよう。

R220鹿屋バイパスからそのまま県道68号鹿屋吾平佐多線へスイッチ。そこから繋がる肝属グリーンロードが良かった。景色的には広大なだけで平凡かもしれないが、ファームロードwaitaのおいしいところがてんこ盛りな感じ。アップダウンを繰り返す豪快なストレートを高速コーナーで繋いだ16kmは強固な自制心が無ければ楽しめないルートだ。

願わくばいつまでも快走ペースを維持できるようメジャー路線になって欲しくないのだが、万が一にも「龍馬が通ったかもしれない道」等と言われて観光客が大挙するようになったらガッカリにも程がある。が、どう転んだところで行き着くところは本土最南端。陸の孤島と言っても過言ではない辺境の地なので、端からそんな心配は無用だろう。

さて佐多岬まで16kmとなったところで安心したのか腹が減ってきた。そろそろ給油もしといた方が良さそうな気がするので、最後の街へと進路を外れて13時24分南大隅町佐多伊座敷に。本土最南端のAコープ佐多店で半額になった弁当を喰い、本土最南端のJASS佐多給油所500円分(ハイオク3.21L)給油し、13時54分リスタート。

本土最南端のガソリンスタンド、本日休業
14:05 おおすみ岬漁協給油所にて

ちなみに佐多岬ロードパークの入口手前に正真正銘本土最南端おおすみ岬漁協給油所があるのは覚えてたのだが、なんと土曜日にも関わらず本日休業だったよ。潰れてたわけではなさそうなので良かったが、アテにせず本土最南端のJASSで入れておいて正解だったな。

14時08分佐多岬ロードパークに進入。[External]南大隅町の所管になってから初めて。かと思いきや、2008年の正月にDEMIOで来たのを書きかけのままになってる事に気付いた。orz

14時23分佐多岬駐車場に到着。先客はクルマとバイクあわせて10台程度。連休の余韻と言うよりは普段の週末かな?という程度の賑わい。この先は入園料が300円、展望台ではさらに200円が徴収される事になるが、今回は時間が無いという大義名分を掲げてここでUターン。

そういえば2000年11月の初制覇の時から定番の撮影ポイントである「北緯31度線標識」。「ホントに北緯31度線上にあるのか?」というのがずっと気になってたのだが、今回DG-100で計測した結果「北緯31度線標識」は31度00分15秒61だった。逆に、正確な「北緯31度線」は佐多岬駐車場の入口付近。覚えておくとちょっと自慢できるかもよ。

14時41分リスタート。往路で接続し損ねた肝属グリーンロードの北部と南部の支線も走るつもりだったが、結局復路でもまた接続に失敗してまた来た道を戻る結果になったのは残念。元々14時には佐多岬を折り返すつもりだったので、40分ほどの遅れ。支線はまた次回の宿題としたい。

肝属グリーンロード
15:35 肝属グリーンロードにて

16時04分に鹿屋市でR220にスイッチし、スタンドを探しながら北上。16時26分セルフシーサイド新城SSで給油。ハイオク146円×14.85L=2,167円分。コーヒーで一服した後、虫の死骸で汚れたシールドも水洗いして、16時42分リスタート。

陽が長くなったとは言え、日没まであと2時間ほど。暗くなる前に距離を稼いでおきたいので先を急ぎたい気持ちはあったものの、急がば回れで[External]道の駅「たるみず」に立ち寄って足湯休憩。15分ほど足湯に浸かったが、やっぱり足が軽くなって疲れが取れた感じだ。ここで食べた「びわソフト」もウマかった。

結局30分ほどのブレイクとなり、17時41分リスタート。再びR220を錦江湾沿いに北上し、18時06分国分ICから隼人道路へ。

加治木JCTから九州道へスイッチし、傾く西日と競争するように「燃費はさておき」モードで一路北上。溝辺PA付近では気温が20℃を下回って一気に肌寒くなってきたので、全開にしていたベンチレーションを閉じて対応。明るさが残るウチに、足湯休憩のリフレッシュが効いてるウチに、と先を急いで19時04分肥後トンネルを抜けて作戦成功。

19時16分宮原SAで大休止。腹一杯になると眠くなるからなぁ…と思いながらも頼んだのは熊本ラーメンとチャーハンのセット。我事ながら「何だそれ」と思いながらペロリと平らげた後、19時58分にリスタート。落下物や障害物が見えづらい漆黒な世界は二輪車にとってリスクが高いので、いいペースのクルマを露払いに付いていく。もちろん、充分な車間距離を確保しておくのは言うまでもない事だが、充分開けておくと間にスッと入られてしまうのが辛いところだ。

交通量は八代を過ぎて増えた後、熊本を過ぎたらさらに増量。もはや前方のテールランプが見えなくなる事が無いどころか、切れ目を挟んで車列が続く状態。結局、遅すぎず、疲れすぎずのペースで走れたので、宮原SAから2時間15分ノンストップで21時15分志免スマートICをOut。

〆はいつものオブリステーション志免SSで給油。21時で終了なんじゃないかと不安だったが、23時までとの事で助かった。前回と同じく表示価格ハイオク149円、週末5円引きで144円×10.93L=1,574円也。県道68号福岡太宰府線をクールダウンして21時40分に無事帰着。佐多岬往復14時間40分、816kmも走ったハードなツーリングだった。