今日は久々にXLR125Rで出動。それにしても今日は蒸暑く、信号待ちで吹き出る汗が走行風でもさっぱり乾かない。R385を我慢の走りで大橋を抜けて那珂川町へ。
道善を過ぎると少し涼しくなってきたが、まだまだ。南畑小学校を過ぎると風が一段と涼やかになり、ようやく快適モード。
南畑ダムを過ぎたら県道136号入部中原停車場線へスイッチして探索モード。板屋の集落から「自衛隊背振山分屯基地」の表示に従って山道へ。ダート路と聞いていたものの、何の事はない砂利道。路面状態は非常に良く舗装工事中の道路程度にスリッピーな程度。
時折下ってくるクルマに用心しつつ、せっかくの砂利道なので少しドリフトの練習をしながら登っていく。アクセルやブレーキできっかけを与えてあげるとズルッと滑るが、何もしなくてもグリップ回復するのはウェット時にマンホールや鉄板で滑った時の感覚。積極的にコントロールする練習にはならないが、いざという時に慌てない程度に馴れておくにはいいかもね。
航空自衛隊第43警戒群 (背振山分屯基地)付近にて |
13時28分、背振山分屯基地に到着。何も無いかと思いきや、右奥には駐車場併設の家族連れが遊ぶこぢんまりとした公園があり、自販機もあったので、缶コーヒーを片手にひと休み。
ここでDG-100をチェックしてみると電源が切れていた。何の事はない、電池切れ。そういえば前回充電したのはいつだったっけ?と反省しつつ予備のeneloop電池に交換。こういう時でも何とかなるのは単3サイズのバッテリーならでは。コンパクト性優先の内蔵リチウムイオンではこうはいかないからなぁ。
再び県道136号入部中原停車場線へ戻って内野から三瀬峠を越えるつもりだったが、佐賀県側へも下れる事に気付いたので県道305号脊振山公園線で神崎方面へ。こちらは半分砂利道の福岡県側と違って全線舗装済みで状態も良く、安心して走れる。
途中で出喰わした分岐に誘われ、広域基幹林道金山脊振線へ。林道とは言いながらこちらも全線舗装済み。山岳路のセオリー通りブラインドコーナーに転がる落石や駐車車両には充分注意が必要だが、路面はすこぶる良好なコンディションでF800STでも臆することなく走れるコースだ。
R263にスイッチし、三瀬トンネルを背に三瀬方面へ下り始めて4分ほど。コンビニ「ポプラ」の跡、杉神社を過ぎてこの辺り…だったはずとXLR125Rを左へ寄せて止ったところ、右手に「珈琲300円」の看板発見。
Cafe 杠(ゆずりは)にて |
14時24分、Cafe 杠(ゆずりは)に到着。SRX乗りのsetosanが本日オープンした喫茶店で、本来ならば"お祝い"の何かしらを手土産に…といきたかったところだが、雨に降られてもアレなので今日は"下見がてら…"アポ無し手ぶら訪問だ。
メニューをチェックするとカレーやピザ、チーズケーキなどそれらしいアイテムが並んでいた。以前「最初は珈琲だけ…」と言ってた割には、準備は怠りないようでひと安心だ。『ケニア』を頂きながら、ここまでの経緯などを伺いながらとめどない雑談でのんびりしたひとときを過ごした。
窓越しに見える山里の風景が、これまたご馳走でしたよ。
15時54分にリスタート。「雨降ってきそうだなぁ…」という予感はやっぱり当り、県道46号中原三瀬線に入って10分ほどでシールドに霧雨がつき始めた。県道305号脊振山公園線を経て林道蛤岳横断線でループ橋から坂本峠に抜けようと思っていたのだが、じわじわと本降りになってきた。
雨宿りしようにも適当な場所がないのでそのまま神崎方面へ下る事に。メッシュジャケットの上半身はそうでもないのだが、そうこうしている間にジーンズの膝から下はクツまでぐっしょりで時既に遅し。標高が下がってようやく小康状態になり、山側の雲も高く上空も明るくなってきたので永山から「福岡方面」の行き先案内に従ってタイトな山道へ。
林道蛤岳横断線にて |
「ホントに福岡方面?」と疑心暗鬼になりながら狭くて暗いタイトな山道をゆっくりトレースしていくと、ウマい具合に林道蛤岳横断線のループ橋のとこに出た。空も明るく暫く雨の心配はなさそうだ。「路面はウエットなので雨雲は通過したな、シメシメ」と思い、林道蛤岳横断線から坂本峠方面へ。
10分以上走って下り傾向になってもなかなか坂本峠に抜けない。空は明るいが遠くは曇ってて展望は効かない気象状況で、もちろん太陽も見えないのではっきりした方角はわからないシチュエーション。心当りの無い分岐に出喰わすものの、案内板の地名にも心当りが無い有様だ。「そういえば地図では分岐を右に行かなきゃならなかった気がする」事を思い出したので、脊振方面へ戻っている事を確信しUターン。
ループ橋まであと2kmのとこまで戻った時、下界から真っ白な雲が迫ってきている事に気付いた。と同時にポツポツと雨粒がシールドを濡らし始めたので、猛ダッシュでダウンヒル。金網で滑るのはわかってるし、もう馴れたので恐るるに足らず。そのまま東脊振トンネル\30に逃げ込んだ。
幸い福岡側R385はドライコンディションだったが、すでに雨は降り始めていたので、脱兎の如くハイペースで下り南畑ダムの手前で無事逃げ切り成功。17時14分に市ノ瀬のパーキングでトイレ休憩…してたらまたポツポツと来やがったので、慌ただしくリスタート。
再び何とか雨からは逃げ切ったが、西方面の雲もかなり怪しい。しかしR385も那珂川町役場から先はウエットだったので、この辺に雨を降らせた雲なのかも知れない。ただ、都心方面の方が水溜まりが多い状況も微妙に気になる、などといろいろ考えつつも「取り敢えず急いで帰るのが一番でしょ」という結論は揺るぎないので、さっさと帰投。
17時55分に無事帰着。どうやら福岡市内も全域で結構激しく降った後だったようで、軒下に干していた洗濯物も全滅。久々に雨に打たれて濡れはしたもののまだマシだったらしい、梅雨のショートツーリングだった。
【参照】
●Cafe 杠(ゆずりは) http://setosan.web.fc2.com/