天気が良ければF800STで出動かな~と思っていたのだが、朝からどんよりどんよりな空模様にテンションダウン。
久しぶりに大都市近郊区間を使った安上がりな電車旅で遊ぶ事に。
この大都市近郊区間は、最短距離が必ずしも便利とは限らないダイヤを鑑みて、実際の乗車区間が最短経路でなくても運賃は最短経路で計算しましょうという特例。
例えば直方から博多まで行く場合に桂川乗り換えの福北ゆたか線経由(47.4km)でも、遠回りの折尾乗り換えの鹿児島本線経由(62.1km)でも料金は同じという事をイメージして貰えればわかりやすいと思う。
ただ、この特例は遠回りには「同じ経路を二度通らない」いわゆる「一筆書き」のルールしかないので、吉塚から隣の博多へ行くのに折尾から筑豊線で原田へ大廻りして行く事も可能だ。
但し、「発売当日限り有効」に加えて「途中下車もできない」制限がある事から、基本的に駅構内からは出られないという大前提がある。つまり乗車そのものを目的としない限り意味が無く、こんな極端な乗り方をするのは暇をもてあました酔狂な一部の鉄道マニアに限られる。
福岡市博多区、吉塚駅にて |
という解説はさておき、さっそくプランニング開始。
福岡近郊区間では7往復/日しかない原田~桂川間の筑豊本線(原田線)がカギになるのだが、えきから時刻表でプランニングしたものの、原田発10時35分の次が15時56分となる事から今回は筑豊本線(原田線)廻りを断念。
快速直方行き(4630H)で吉塚駅を11時29分にスタート。
福北ゆたか線となってから…と思ったが、電化前の篠栗線から考えても初めて乗った区間かも。意外に速かったね。まぁ、ほとんど寝てたんだけど。f(^^;;
桂川からは筑豊本線を快調に走り、直方駅では向かい側ホームに停車中の門司港行き(690H)12時19分に接続。
12時38分、日本最古の立体交差駅折尾駅着。ここで鹿児島本線に乗り換え。
北九州市八幡西区、折尾駅にて |
と言っても、黒崎方面直通の短絡線は駅舎から離れているので、7番線ホームに降りた後一旦改札を抜ける必要がある。
で、改めて本駅舎の正面入口から入って再び改札入場する事になるので、こうして駅舎の外観写真を撮るのはもとより、スーパー丸和折尾店で買い出しをする事も可能だ。
昔は勝田線と香椎線が接続する宇美駅で同じように改札を抜けて乗り換えていたが、勝田線が1985年(昭和60年)に廃止になった後、今では九州でここだけだろう。
3番ホームに移動して、折尾駅名物東筑軒の『ごぼ天うどん(かしわ入り)』\400でランチ。
折尾駅からは快速鳥栖行き(4127M)12時57分に乗車。
ところどころで激しい雨に見舞われるも、呑気にうとうとしながらぼけら~っと移動できるのは電車ならではの幸せだ。
千早駅で各駅停車鳥栖行き(161M)13時44分に乗り換えて、箱崎駅に13時47分着。
予想通り自動改札では時間制限に引っかかって出られなかったものの、有人窓口で「近郊区間の大廻り」である事を告げて無事通過。
たまにはこんなんもありですなぁ、な、104.5kmの電車旅だった。
【参照】
●えきから時刻表 http://www.ekikara.jp/
●東筑軒 http://www.tochikuken.co.jp/
●Wikipedia http://ja.wikipedia.org/
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