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Last-modified: 2024-03-20 (水)


[一語一絵/ツーリング/2005]

阿蘇Express 30th - 冬の気配 - / 2005-11-13 (日)

眩しい朝日に起される。「お!晴れてるし!」ちゅうわけで本日はCB400SF選手を起用。一発始動で8時半過ぎに出動。

季節外れに日焼けした肌では暖かいのか寒いのかよくわからない微妙なところだが、取り敢えずこの陽射しなら平地では20℃を軽く越える秋の気配と読んで、厚手の長袖シャツに3シーズンジャケットの組み合わせ。

朝霧にて
朝霧九重町にて

R3では麗らかに降り注いでいた陽射しも、土手ロードに入る事には見る影もない曇り空。今さら戻るわけにもいかないので、それとなく気付かないフリをしてR210に繋ぐ定番ルートを軽く流す。

福岡市内からずっと12℃前後で推移していた気温も、夜明大橋を過ぎるとガクッと下がって1桁になり、思わず「さむっ!」と震えが来る。どうりで今朝の日田3.6℃まで冷え込んでたそうだ。

10時過ぎ日田一品街に飛び込んでトイレ休憩。この寒さだとファームロードはちょっと厳しいかも?と思って、R210を東へ。気持ち的にも山水亭より朝霧に分がある。

九酔渓を目指す紅葉見物客が微妙に不安だったものの、案ずるより何とやらとはよく言ったものだ。四季彩ロードを気持ち良く快走し、11時20分朝霧着。例の如く「そばと唐揚定食」800円に舌鼓を打つ。

正午過ぎにリスタートした後は県道621号田野庄内線から久住飯田南部広域農道大野川上流広域農道に繋ぐやまなみ裏ルートを快走して久住高原へ。

紅葉の露天風呂
帆山亭南小国町にて

12時50分に2日連続で[External]どこでもかふぇTONCHANへ。今日はちょっと意表を突いて甘めのココアカプチーノ350円をオーダー。

この辺りもうかなり寒いかと思っていたのだが気温は12℃程度、陽射しは皆無だが風も無く意外と寒くない。8℃だったR210慈恩の滝付近の方がよっぽど寒かったな。

その後は定番の[External]帆山亭へ。紅葉のピークは過ぎているが、露天風呂に浸かって小1時間まったり。

ファームロードを軽く流して16時前日田一品街着。久々に[External]ながの氏と合流した後、最速ルートへ。筑紫野市吉木から米ノ山峠筑穂町大野越えと繋いで駆け降りる。

とっぷりと陽も暮れた18時半に着いた場所は篠栗広島屋だ。食欲をそそる香ばしいソースの匂いに誘われて争うように店内へ。しっかり焼かれた分厚い鉄板の暖かさが嬉しい季節になってきた。いつもの9番「肉玉ソバイカ天」900円をハフハフしながら頂いた後、散開。

今シーズンは出番が少なかったが3シーズンジャケットの季節もこれで終わり。冬の気配を感じた323kmの快走ツーリングだった。


[一語一絵/ツーリング/2005]

阿蘇Express 29th - ニンナ・ナンナ - / 2005-11-12 (土)

今日はビラすず御夫妻を誘ってのドライブ。FTABIそのものが無くなった今、もはやオフミとか言うのもおこがましいが、本日のテーマは喧騒とは無縁の場所に静かに佇むオーガニックレストランでのちょっぴり贅沢なランチ。

ちゅうわけで本日はDEMIO選手が出動。9時室見で合流し、愛宕ランプから都市高速に入り太宰府ICから九州道へ。

山田SAが異様に混んでたのを不思議に思いつつ日田ICへ。料金所を先頭に本線近くまで混んでいて抜けるのに20分ほどロスしてしまった。紅葉見物で耶馬溪へ向かう観光客に割を食わされた感じだが、例えR210で入ったとしても鏡坂下で渋滞していただろうし、しょうがない。

その後はスカイファームロードひたへ。昨日の激しい雨で洗われて澄みきった空気が遠くの山々を美しく際立たせる最高のお天気だったが、意外に亀石峠から望む阿蘇涅槃像は白いベールの向こう。ザンネン…

田の原からR442に入りやまなみハイウェイからミルクロードを快走。気持ちの良いドライブを楽しんでR57にスイッチし、竹田ドライブインの信号を右折する。

意外に山道っぽい寂しさが漂う下りながらのワインディングは注意深く。多少の不安を感じつつも、拓けたところに出るまで自分を信じて道なりに。信号のある馬場交差点を直進し岩戸橋を渡ったら右折。農免農道っぽい2車線路を快走する。気持ちいい道なのは間違い無いが、先行車も対向車もない状況はそれほど悠長に楽しんでばかりはいられない。

ニンナ・ナンナ
ニンナ・ナンナ荻町

この先にホントにお店があるのだろうか?という不安が勝り始めた頃白水の滝陽目の里左折」の案内板が救世主のように現れた。その下の「ニンナ・ナンナ」の小さな案内板がここまでの頑張りを労っているようだ。

ここまでくればあと僅かだが、意外な落とし穴が潜む難関だ。ここをナビゲートしてくれるカーナビがあれば表彰しなければならないだろう。この先は陽目(ひなた)の里ではなく、「ニンナ・ナンナ」の小さな案内板を頼りに左へ左へと2度曲がらなければならないのだが、低い位置にある小さな案内板は観逃し易い。滅多にクルマは来ないので徐行程度のスピードで慎重に行く事だ。

13時に到着。まずは無難にオススメコース2,000円をチョイス。奥方様が「食べきれないかも…」と仰せなので、前菜とドリンク類だけ3人前にしてもらう。2,000円×2+800円で、4,800円也。

ドリンク、前菜、ピザ、サラダ、ラザニア、パスタ、ドリンク、フルーツケーキの8品。2人前を3人で食べたにしては結構お腹いっぱい。自家農園の野菜、チーズやバターは北海道のよつば乳業製とか、素材の一つ一つにこだわって作られた料理は美味しかった。

確かにあのトマトソースは絶品だったね。ピザもラザニアも今まで食べた中で最高ランクの美味しさだったが、パスタの印象が薄い事を踏まえると、珠玉のソースの力が大きかったように思う。「どうせ料理しないし」と思ってビン詰めソースは買わなかったのだが、今思えばピザトーストくらいできたなぁ....。今度はポトフを食べよう。

ハーブと生活の工房 [External]ニンナ・ナンナ  パスタセット1,200~円、おすすめコース2,000~円
営業時間:土日11~17時 TEL:0974-68-2778 大分県竹田市荻町太平
[External]所在地 by MapFanWeb

竹田ドライブインから約12.3kmの小旅行は、陽目(ひなた)の里の案内板を頼りにすればよい。おっと、その前に電話の1本でも入れて営業している事を確認しておいた方が身の為だ。ここまでやってきて門前払いを喰らうと、きっと立ち上がれないだろう。合掌。

阿蘇サンセット
竹田市久住高原にて

食後の腹ごなしは、360°のパノラマが拡がる標高830mの萩岳展望台へ。阿蘇五岳久住連山から祖母傾山系までクッキリ。年に何度も観られない絶景をプレゼントした後、県道41号線R57県道131号線大野川上流広域農道を快走。

16時10分、お馴染み[External]どこでもかふぇTONCHANへ。今日も秋限定ブレンド桔梗の雫300円をオーダー。忙しそうな志賀さんを横目にまったり。

そうこうしている内に日没が迫って来たので、滑空場からコテージの方へ遠回りをしつつ帰路へ。阿蘇の稜線に沈む素晴らしいサンセットだった。

日没後のファームロードは美味しくないのでR212日田に抜け、その後はいつもの最速ルートで20時福岡着。小国町宮原から2時間は期待以上に早かった。

クルマを置いて住吉のジンギスカン屋「いけめん」へ。3人で9人前を平らげ満足。微かにミルク臭がある新鮮なラム肉は刺し身でも喰えると言う鮮度がウリ。確かにウマかったけど、1人前980円はちょっと高い気がする。帯広では一人前400円くらいで喰えてたからな....

クリスマスイルミネーションが始まった[External]キャナルシティから川端通商店街をぶらついた後、ミスドでお茶して終電で帰投。

今日もてんこ盛りの楽しい1日であった。

【参照】
●ニンナ・ナンナ http://www.coara.or.jp/~ninna/
●どこでもかふぇTONCHAN http://www4.ocn.ne.jp/~toncafe/

[ ツッコミの受付は終了しています ]
1: いらな (11/15 01:30)
ニンナ・ナンナHP見ました。
自家製ベーコンで作ったカルボナーラ食べてみたいです。
しかし、門前払いは恐ろしいです(笑)
2: YANO (11/15 20:00)
おひさ!
カルボナーラは珠玉のトマトソースじゃないけど、自家製ベーコンには魅かれるね。
運試しにアポ無しで行ってみよう!(笑)

[一語一絵/ツーリング/2005]

阿蘇Express 28th - Grooving !! - / 2005-11-05 (土)

今週末の天気予報では午後からお天気下り坂で夜には雨。で、必然的に明日も雨。ならば今日行かないワケにはいかない。先々週は天候不良、先週は八重山行き、今週もダメだと阿蘇Expressは3週間連続運休。CBの出動に至っては4週間走らせていない事になり、もはや出ないという選択肢は残されていないシチュエーションだ。

ところが、ベランダから見下ろした路面はすでにウエットコンディション。空は比較的明るいし天気予報やアメダスをチェックしても日中は大丈夫そうなので、出動を強行。CBに火を入れてスタートすると間髪を入れず落ちてきた大粒の雨粒にテンションをガックリ下げられてしまい、近所を一回りして一旦駐車場に戻ってきてしまったが、西の空の明るさを信じて8時前にリスタート。

思いの外悪かった流れにも忸怩たる思いをしながらも我慢の走りでR3を南下。太宰府市に入ったあたりで雨は止み、雲間から射す陽射しと共にテンションも上昇。その後はサクッと最速ルートを流して日田へ。

道
9/25 竹田市久住町にて

鏡坂では脇目も振らずに見つめ合うバカップル搭載の101レビンを一蹴。ピークの左ターンではフロントタイヤが発する「キュキュキュ」という音にヤモリの鳴声を髣髴とさせつつ、ガッツリバンクさせて気持ち良く旋回。そのままノンストップでファームロードへ。

スペシャルステージを気持ち良く流していると、立派なパニアケースを装備したBMWカルテットをロックオン。この速度域での4台抜きはいささか乱暴なので大人しく付いてたのだが、最後尾のライダーがところどころで中央線をはみ出して危なっかしい走りを見せつけてくれる。ビックバイクなりにスピードは出すもののコーナーではあっさり追い付いてしまう。ブラインドに消えるとおっかなくておいそれとは突っ込めないので、自ずとペースは落ちる。

リエゾン区間で別ルートになるかと思いきや、彼らもR387から阿蘇野中尾方向へ右折。これ以上は付き合ってられないのでトイレ休憩を入れてサヨナラだ。一息入れた後は再び快適なスピードを維持してサクッと田の原を経て、R442久住高原へ。

ほぼ2時間半の10時20分に到着。気温は20℃を越えて思いの外暖かい、と言うより少し暑いくらいだ。雨降りそう&どうせ曇りでパッとしないと思ってデジカメを置いてきたのは失敗だったな~。

お馴染み[External]どこでもかふぇTONCHANは秋限定ブレンド桔梗の雫300円をオーダー。

美味しいコーヒーでまったりしたところで、11時過ぎにリスタート。広域農道から農免農道に繋いで産山村田尻山水亭へ。今日も定番の「あんかけチャーハン」をペロリと平らげて12時前にリスタート。

ミルクロードを軽く流してやまなみハイウェイに戻り、R442からファームロードを快速モードでゴキゲンRide。手首を返すだけで意のままに気持ち良く加速するCB400SFは、非力なXLRとは全く別の乗物である印象を受けるほどだ。ステップのバンクセンサーを擦っても微塵も不安を感じさせない安定性もまた秀逸。もうすぐ15万kmになろうというのにこれだけ走るというのは、やっぱり名機だねぇ。

日田一品街で一服入れた後、14時45分帰着。およそ330kmの爽快ツーリングだった。

夜は仕事仲間の結婚披露宴2次会へ出動。気忙しい一日だったが、笑顔の絶えない幸せそうな2人を観てなんだかこっちまでアテられちゃった気がする。末永くお幸せにね。>わっし~

[ ツッコミの受付は終了しています ]
1: setosan (11/06 20:58)
>サクッと田の原を経て、R442で久住高原へ。
おかけがさまで、ルートが目に浮かぶようになりました。
2次会出席のパワーはどこから?、羨ましい体力です。

[一語一絵/ツーリング/2005]

阿蘇Express 27th - Crystal blue - / 2005-10-16 (日)

コスモス畑を前に
五馬高原にて

今日はXLR阿蘇デビューCBとどう違うのか、どう違わないのか、ちゃんと確認しとかないとね。

目の覚めるような青空に急かされるように洗濯を済ませ、8時40分にスタート。いつものように榎田からR3へ。

いつもの週末より少し交通量は多いかな?という気がする。CBのようにアクセルワークだけでひょいひょいと軽やかにはいかないが、単気筒124ccをぶん回してほぼ同タイムで針摺へ。

筑紫野で給油125/L円。満タン法での燃費は32km/Lと思いの外悪い。まぁ馴れてないライダーが無駄に回している可能性も無きにしもあらず。

気温は20℃。雲ひとつない突き抜けるような秋晴れの陽射しは強いものの、これまでのような容赦無い暑さはすっかり影を潜め、風は秋の冷たさを運んでいる。Crystal Kay×CHEMISTRY『Two As One』を口ずさみながら、いつものルート日田へ。

日田に入った途端、体感温度が急に下がって思わず身震い。今朝は放射冷却で11.8℃まで下がって、この秋一番の冷え込みだったそうだ。ひぇっ!(これでも平年値だったりするのだが)

鏡坂下の交差点では右折車線に珍走団が並んでいたので、しれ~っとそのまま直進して玖珠川沿いにエスケープ。R386バイパス土手ロードなどでは10km/hほど遅いペースだったのだが、ここまでCBとほぼ同じ1時間40分のタイムは意外や意外だった。

オムライス
山水亭にて

10時20分に裏道からファームロードへ。さすがに登りに入ると非力さを痛感。タコメーターが無いのでエンジン音を頼りに地道にシフト操作を繰り返して、快適なペースを維持。しかし、追い越しはなんとも辛い。CBならアクセルワークでサクッと追い越せるところもXLRはエンジンが唸りを上げて必死の様相だ。それでもいける、いけないの感覚が概ね掴めたのは今日の成果だ。

こないだの事故の印象がまだ残っているので今日はゆっくり。あまりにフォトジェニックな天気なので五馬高原亀石峠で撮影タイム。その間にも遠くから甲高い音を轟かせてビッグバイクがカッ飛んで行った....。

気持ちはわからんでもないけど、どこで駐まるかわからん作業車やらサンデードライバー、故障者・事故車のリスクを考えたら、休日の昼間は程々に自重しましょ~。

オールウェザージャケットの下にTシャツ1枚しか着なかった事を後悔しつつ、ファームロード2区間を流してR442へ。黒川温泉瀬の本をパスして、11時40分山水亭へ。写真撮ったりしながらここまで3時間は悪くない、というより予想より30分以上早いタイムだ。

瀬の本やまなみハイウェイのクルマの多さとは裏腹に意外に空いていて、半分も埋っていない店内へ。今日は遅くなると踏んで朝メシをしっかり喰ったのが裏目に出て、空腹度合が半分ほどなので軽めのオムライス630円をオーダー。トイレに行って戻って来たらもう配膳されていた。バックオーダーが無かったとは言え、はや~。

久々のオムライスを味わって…というよりも、ペロリと平らげてごちそうさま。

根子岳を望む
産山村にて

食後はいつものミルクロード東コースへ。半逆光になったピークの向こうからGoldWingか?BMWか?やって来たので、手を挙げようとしてたらステアリングの下に赤いのがキラリ…。げっ、白バイやん(-.-)。

ここまで出張ってくるとは…油断大敵。今日はXLRで良かったかも。

R57から県道40~131号線大野川上流広域農道を繋ぐパラダイスロード。どこまでも透き通った今年一番の青空の下で、阿蘇涅槃像も昼寝をしているように見える。実に気持ち良さそうだ。

こちらは呑気に昼寝するわけにもいかないので、今度はCrystal Kayの出世曲『Boyfriend』を口ずさみながら気持ち良くriding。実測20℃前後というのも平年値なのだが、これまでの暖かさに馴れた体にはかなり寒い。3シーズンのブルージャケットに長袖シャツを仕込んでいた去年の今頃からすると、薄手のオールウェザーにTシャツ1枚というのは考えられない事だ。

13時過ぎ久住高原[External]どこでもかふぇTONCHANへ。ようやくホッとする気温になった、秋限定ブレンド桔梗の雫300円をオーダー。

今日も美味しいコーヒーを頂いてリラックス♪したところで、13時半頃にリスタート。当たり前にR442を東へ。

TONCHANブレイク
久住高原にて

これまたいつもの[External]耕きちの湯でひとっ風呂400円。熱めの湯温設定に、体中が少しピリピリ。思わず「うひょひょ」と声が出る。願ってもない貸切状態だったが秋の陽は釣瓶落し。早めに上がって14時半リスタート。

帰りもサクッとファームロードへ。アップダウンがあるものの、基本的には下り傾向なので行きよりも気持ち回してペースアップ。亀石峠でリスタートするカズさんを発見したので、軽く手を挙げて通過。五馬高原で追い越された後、下りストレートを5速全開、110km/hまで引っ張ってみたものの差は縮まらず。

林間セクションでクルマに詰まったところに追い付いたものの、一時停止手前でXLRエンジンストール。やばっ!調子に乗って回し過ぎた!オーバーヒートだ!と判断。日陰へ止めて10分ほどコーヒーブレイク。

その後無事再始動したので気を取り直してリスタート。快調に日田へ向けて下っていたものの、女子畑で県道に合流したとこで再びエンジンストール「やべ~、これは重症かも!」と思いつつ、再び日陰にXLRを止めてヘルメットを脱いだところで、ながの氏発見。「お~、暇つぶしに持ってこい!」と思ったのは厳重に内緒だ。

雑談を交えつつ今日の経緯を話していたら「ここに来てオーバーヒートが再現するっておかしいよね?」と思い始め、もしかしたら「ガス欠かも?」という疑惑がふつふつと。32km/Lの燃費と9Lのタンク容量から概算すると航続距離は300km弱。リザーブまで250kmはいけるだろうと思っていたのだが、220kmほどでアウトなのかも?

ガソリンコックをリザーブにして、何回かセルを回すとエンジンも掛った。「ん~、ガス欠くさいかなぁ…」

日田一品街ながの氏と別れ、R210を東へ。ガソリンコックを戻しておいたら信号停止と共に止ってしまったので、2度目のストール要因は「ガス欠」で確定だ。

ちゅうわけで石井九州石油で給油。5.91Lと聞いてビックリ。ホントに1/3もリザーブかよ…? 取り敢えず200km越えたら要注意かな。

燃費的には232km/5.91L39.2km/Lとまずまず。だが請求金額832円、ってレギュラー141円/Lですか!?(>_<)

その後は素直に最速ルートを戻って福岡へ。この時期にあの程度でオーバーヒートされてはおちおち遠出もできないので、エンジンオイルを粘度の高い社外品に交換する事にして、最後は[External]ファミリーユサ福岡東店へ。[External]カストロール[External]Activ 4T(1L缶)999円と、[External]エーモンの廃油処理箱(2.5L)360円を査収した後、18時半に帰着。

ちょっとてこずってしまったが、無事これ名馬な324kmのデビューRideだった。でも、今思うと最初のストールもオーバーヒートではなくガス欠だったような気がする。CBとは逆に、XLRは下り傾斜でガソリンが落ちにくくなるとか、そういう話?


[一語一絵/ツーリング/2005]

阿蘇Express 26th - bound for takanabe - / 2005-10-09 (日)

7時半にスタート。今日は長丁場なので7時には出たかったが夜更かしが祟って寝坊しちまったいf(^^;;。いつものように最速ルートを一目散で、川霧で包まれた日田へ。9時現在で15.8℃という気温ははっきり言って夏ジャケでは寒い。失敗したか?

ここでツーリングマップルを忘れた事に気付いた!宮崎行くのに地図なしというのは初めてだが、まぁなんとかなるだろう。セブンイレブンで一息入れた後、イイ感じでファームロードへ。連休だけに結構な交通量も予想されるので慎重にコースイン。見通しの良いストレートで丁寧にクルマを追い越してゆく。

阿蘇の空
阿蘇市箱石にて

ところが天瀬町農業公園(ローズ・ガーデン)への分岐の先でバイクとクルマが絡んだ事故後のどんより淀んだ空気の中を通過。10月の連休と言えば前のSPADAを失った事故がまさに1997年の10月10日。こちらの事故の詳しい事はわからないが朝からイヤな事を思い出してしまい、テンション急降下。

亀石峠の先でも前を潰してキャリアに載せられるロードスターがいたりしてもはや気分はすこぶるブルーに推移。まぁ無駄に高いテンション走るよりはいいか?と、半ば無理やり気を取り直してクルーズモードで慎重走行。

意外と交通量は少なく快適な走りを味わってR442へ。バイクが屯する瀬の本にはあまり近寄りたくなかったのだが、寒さに負けて10時前にトイレ休憩。やまなみハイウェイからミルクロードの雄大な阿蘇の秋景色を堪能し10時20分箱石峠へ。空はあくまでも青くそして高い秋の空。陽射しはまだ夏の名残を感じさせるが吹く風は意外な程冷たい。宮崎行くからと思ってチョイスした夏ジャケ失敗か?

R265で一旦高森に下った後高森峠へ。この途中から見返す阿蘇五岳も素晴らしいのだが、木々に遮られてなかなか展望が開けないのが残念だ。トンネルを抜けた後の交差点を左折しR325へ。

無意識のうちに速度が上がってしまう魅惑の2車線路は警察に注意しながら慎重に快走。R218にスイッチして11時半高千穂でひと休み。気温は22.5℃まで上がり、ようやく夏ジャケで走って快適な暖かさに。ここまでほぼ200kmの距離だが、目的地まではあと100kmほどある勘定だ。どひゃ~。

五ヶ瀬川のはるか上空を飛んでいるように走るR218も爽快な快走路。少し後悔し始めた日之影町では雲海茶屋の唐揚定食で手を打とうかと思ったが、ドライブインのセオリー通り残念ながら日曜定休だ。

橋桁を流された第1五ヶ瀬川橋梁
北方町川水流にて

そのまま北方町へ入り、12時過ぎ川水流から県道20号線にスイッチして五ヶ瀬川を眼下に見ながらヒルクライム。先日の台風14号で流出した第1五ヶ瀬川橋梁が痛々しい。

[External]高千穂鉄道は今もなお全面運休を余儀なくされており、復旧の目処は立っていない模様。

ひと山越えたらR388にスイッチ。今度は五十鈴川沿いのワインディングを流しモードで快走。延岡の迂回路として利用価値の高いルートは、まだ一部に幅狭区間が残るもののどんどん整備されて走る度に走り易くなっている。このルートでも台風14号により3ヶ所の路肩が流出していたのには驚いたが。

12時半門川からは先日開通した広域農道「日豊グリーンライン」にスイッチして南下開始。道なりに行けば日向からは広域農道「尾鈴サンロード」に繋がる。距離は長くなるものの信号も皆無でクルマも少ないので時間的には比較的早い。何より宮崎市までR10混雑とオサラバできるありがたいルートだ。

山間のワインディングは交通量極少だが、怪我の功名でテンションの低い今日はクルーズモードで快走。川南町から県道40号線県道19号線高鍋町へ。市街地に入ってさすがに迷ったものの、一旦高鍋駅前まで出た後R10から県道24号線に入って、13時38分に無事目的地[External]おおさかやに到着。

驚愕のチキン南蛮(大)
高鍋町高鍋おおさかやにて

ここまで320km&6時間の道程は、まさに「はるばるきたぜ!おおさかや」という感じだ。ひょっとしてこの時間だとランチタイム終わって休憩時間かな?と思ってたのだが、そんな心配は全くの杞憂。駐車場には駐まっているたくさんのクルマにがぜん期待は盛上がる。

朝メシ抜きの腹ぺこライダーは迷わずチキン南蛮定食(大)1,000円をオーダー。15分ほどでサーブされた現品を見てギョッとした。

デカい、デカすぎる。400gの迫力に圧倒されながらも、まず一切れを口の中へ....。わぉ、ウメ~

「おぐら」のチキン南蛮はわりとスジが残ってて切るのに難儀する事があるのだが、この肉はどこをとってもとてもやわらかでジューシー。ちょっと衣が厚いところもあるが、これだけデカいのに均一に火が通っているのもスゴいと思う。

さしもの腹ぺこライダーもてこずって残念ながら一切れを残してしまった。ご飯や小鉢とどっちを採るか悩んだのだが、さすがに400gの油モノは飽きがきて時間が経つと気持ち悪くなってきそうだったというのが正直なところ。完食できなかったのは波照間島「たましろ」以来だが、惜敗…というより完敗。もう若くないな~と思い知らされた一瞬は、ある意味アロンソにパッシングされたシューマッハと同じだ。

定食には御飯とみそ汁、お新香と小鉢が付いててコストパフォーマンス的にも「おぐら」を上まわる大満足の逸品だが、今度は身の程をわきまえて中にします。m(__)m

Cafe&Restaurants [External]おおさかや チキン南蛮定食 (大1,000円、中900円、小850円)
営業:11~22時半 不定休 TEL:0983-23-6821 宮崎県高鍋町大字高鍋1052-1

ベルトを緩めた満腹ライダーは14時20分にリスタート。もはやこの時間から福岡まで帰るにあたっては新しい道で迷ってる余裕は無いので大人しく来た道を戻る事に。

何はともあれ近くにあった[External]ENEOSのセルフで12.3L給油。宮崎でハイオク139/L円は安い方だろう。嬉しい誤算なり。

あるべきものが無くなった風景
北方町川水流にて

位置関係がわかったのでもはや県道19号線へ最短距離で出るのも造作もない事だ。小丸大橋を渡って左折。これまた台風14号で決壊した小丸川を横目にまったり流した後、県道40号線にスイッチしてそのまま「尾鈴サンロード」へ。

登坂車線がある程のアップダウンが入り交じるワインディングを、80km/hを上限に眠くならないようメリハリを付けて快走。

ところどころでつまらない写真撮影を名目に息抜きを入れつつR388県道20号線R218を快走。16時20分高千穂町へ。短いコーヒーブレイクの後、R325へ折れて陽が残るうちに高森へ。

この後も来た道だと真っ暗なファームロードを走らねばならなくなるが、バイクでのナイトランはあまりにリスキー。イノシシは言うまでもなくタヌキですら出て来て転倒でもしようものなら大変だ。夜では助けも期待できない

そういうわけで[External]MapFanが最短距離と挙げた菊池ルートをセレクト。旧長陽村まで来たところで「やっぱR57が混んでるとヤだな~」と思い、阿蘇登山道赤水線を経て二重の峠を越えて菊池阿蘇スカイラインで抜ける事に。

しかし「策士策に溺れる」とはまさにこの事。赤水線に入ってものの数分。ミツバチ牧場から下野の交差点まで3.5kmの渋滞にはまり混んでしまった。10分ほどのタイムロスで済んだのだが、U字溝が口を開けて待ち構える激狭の路肩の綱渡りなすり抜けは二度とゴメンだ。しっかり期待に応えてくれたCBとミシュランタイヤに心から感謝しつつ、17時40分に無事二重の峠へ。

ここまで来たところで小国・人吉林道が近い事を思い出して進路変更。陽はだいぶ傾いてしまってるが、西側が開けた小国・人吉林道なら路面の小石もしっかり見えるので60km/h以上の快適ペースをキープ。しかし刻々と下がる気温が夏ジャケを通して身に凍みてくる。

とっぷりと夜の帳に包まれてしまう前に林道をクリアし菊池市街へ。この先も先日おさらいしたルートとなる。逆コースでしかも夜という事で二度ほど迷うが、ロスタイムを最少に押さえて県道18号へ。県道18号が思ったより外灯があって夜でも走り易かったのは嬉しい誤算。

19時20分道の駅「鹿北」着。ここまで来れば帰ったも同然だが、ウチの駐車場にバイクを駐めるまでがツーリング。連休中日だが意外と福岡へ戻るクルマは多い。ヘルメットを脱いでしっかりクールダウンしたあと、気温18℃R3をラストスパート。

最後は新定番の南バイパスSSで給油([External]ENEOS [External]NEWヴィーゴ 11.5L×132/L円)した後、21時05分に帰着。OneDay史上最長14時間で654kmの修行ツーリングだった。

ウチに戻ってヘルメット脱いだら、パンチドランカー状態で頭フラフラ....。さすがに疲れた~f(^^;;

【参照】
●高千穂鉄道 http://www.t-railway.co.jp/
┗台風災害状況報告 http://www.t-railway.co.jp/saigai/saigai.htm
●がんばれ! 高千穂鉄道!と沿線の町! http://hinokage-ouen.fruitblog.net/
●国交省九州地方整備局 http://www.qsr.mlit.go.jp/ >> 宮崎河川国道事務所
┗台風14号 大淀川・小丸川の出水状況 http://www.qsr.mlit.go.jp/miyazaki/html/kasen/14gousokuhou/