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Last-modified: 2024-03-20 (水)


[一語一絵/ツーリング/2002]

秋と冬を走る / 2002-11-09 (土)

今日は午後から晴れの予報を信じて再び耶馬溪へ出動。気温は8℃とやっぱり寒く、迷う事なく真冬の装備で身を包み9時半にスタート。例の如く南バイパスを下って行くといきなり御笠川のスタンドから白バイが出てきてこんにちわ。平日と違って渋滞してないんで危なかったかも、今日は用心しとかないと。

裏耶馬溪の紅葉
裏耶馬溪にて

いつも同じコースと言うのも芸がないので、筑後川土手ロードからいつものR210ではなくR386に繋ぎ、夜明R211にスイッチ。大鶴から県道671号線日田市街地を避けてR212に繋ぐルートだ。R386以外はほとんど信号も無く1時間半のfun rideを堪能。

しかしバリ寒い、ブチ寒い、めっちゃ寒い、どえりゃー寒い、超寒い、なまら寒い。というくらいいまだかつて無い寒さ。なんと30分程で指先が痺れるような冷たさを感じ始めた。よく考えたら真冬ツーリングに出る時のボーダーラインである気温10℃を下回っているのだよ。それも福岡で。ちなみに10時の気温は甘木7℃日田6℃だったから、そら寒いハズだわ。

今シーズン最寒ツーリングってのはともかく、視覚的には盛秋なのに体感的には真冬っていうのもなかなかしんどいかも…。

まぁ雲は切れて陽が射してきたので、温かいコーヒーで気を取り直して耶馬溪へGo。本耶馬溪は6日に行ったので、今日は裏耶馬溪からアタックしてみたが、幽玄な岩山の頂上が真っ赤に色付き始めていてなかなかイイ感じだった。

の紅葉
県道27号線にて

伊福から広域農道メイプルファームロード耶馬深耶馬溪へ抜け、大人しく隊列に加わって13時に気温9℃一目八景へ。さすがに6日を上まわる人出に圧倒されるが、ちょこちょこ写真を撮ってまわる。

かじか茶屋だんご汁600円でお昼にした後、錦雲峡から脇道に入りロケハンがてら寺小野家籠岩屋などを適当にウロウロ。県道27号線も整備が進んで快適ロード。渓谷も紅葉が見頃でゴキゲンだ。

錦雲峡から県道28号線に復帰。また玖珠からR210で帰るというのも芸がないので、広域農道県道を駆使して日田まで信号に邪魔される事なくまたまたfun ride。

15時日田ローソンでコーヒーブレイク。さてこの後どう帰ろうかな?と思いながら、記憶の引出しを総ざらいすると嘉穂町石田プリンがヒットしたので、R211嘉麻峠を越える事に。

行きがけに通った県道671号線を戻ってR211にスイッチした後、気温6℃小石原を通過。R211も街路樹のカエデが真っ赤で非常にキレイだ。しかしいつの間にか整備が進んでずいぶん走り易くなったなぁ....。

石田プリンとアップルパイシュー
石田プリンとアップルパイシュー

嘉麻峠を越えて16時前嘉穂町菓子工房 石田へ。石田プリン150円が予想以上に小さかったので、ついつい出来心でアップルパイシュー200円も買って帰る....。

で、さっき食べたのだが、やっぱり石田プリンは噂通りミルクの濃厚なコクと滑らかな舌ざわりが絶妙な逸品であった。ちょっと小さいのが難だが、何個でも食べられそう。もう一個買っとけば良かったかも。アップルパイシューもウマかったぁ....。(^^)

菓子工房 石田 石田プリン150円
営業時間10〜19時 木曜定休
嘉穂郡嘉穂町牛隈1086-1 TEL:0958-20-7017

その後は飯塚から県道60号線通称しょうけ越え太宰府からは勝手知ったるR317時半に帰着。またしても274kmのゴキゲンツーリングだった。

参照
よかとこBY・写真満載九州観光
 -中津&耶馬溪
みちょくれWEB (耶馬渓町商工会)
いいまちおおいた (NTT西日本)
 -深耶馬溪ライブカメラ
九州ケーキコム
さかえ屋


[一語一絵/ツーリング/2002]

阿蘇Express 14th - Footsteps of Winter - / 2002-11-05 (火)

久々の青空に喜び勇んで目が覚める。それにしても先週から冷え込みが厳しく、今朝も外気温10℃前後と真冬並みの寒さ。革パンの下にはブレスサーモのインナータイツ、上着もサーマスタットのインナーと冬用のCTXジャケットを着込んでこちらも真冬並みの装備で万全。軽くブーツを磨いて9時前に出動。

紅葉
九酔渓にて

アイドリングを少し高めに調整した事によってピックアップもさらに向上。右手首をクイッと返すと人車含め総重量200kg以上が5秒ほどで巡航速度まで一気に加速。クランクケースからのオイル滲みも改修してエンジンはすこぶる快調だ。

およそ2週間ぶりのツーリングに心躍り、冷たい風に煽られながらも断固たる決意で久々の筑後川土手ロードを東へ。久々の澄んだ青空の下、見慣れた田んぼや耳納連山もちょっとシックな秋の装いが新鮮だ。

R210に繋いだ後は日田をパス。玖珠川沿いの渓谷も少しずつ秋の装いで、特に珍しくカエデ等の赤系の色付きが良くて今年は見応えがあるキレイな紅葉が期待できそうだ。あちこちで写真を撮りながら豊後中村から県道40号線へ。このあたりもイイ感じに色付いている木々が多く、ちょこちょこ止って写真を撮りながらクルマをやり過ごす。

12時過ぎ九酔渓へ。TV等でも見頃と言われている事もあって平日だと言うのに桂茶屋の駐車場もほぼ満杯。紅葉シーズンで年間売上の半分以上は稼いでるような気がするな〜。有名なぽん姫もレジで大忙しだ。食堂も大混雑だったのでトイレ休憩だけで逃げるように湯坪方面へ走って田野朝霧へ。先週喰い損ねた「唐揚げとそば定食」700円を食す。うん、うまい。

雪化粧の三俣、硫黄山
泉水グリーンロードにて

食事処 朝霧 TEL:09737-9-2063
大分県玖珠郡九重町大字田野683-82

リベンジに満足してゴキゲン気分で13時半にリスタート。泉水高原に入るとなんと雪化粧した三俣山がお出迎え。

まだ11月になったばかりだってのに…

しかし雪化粧したくじゅう山系をバックに紅葉が見られるなんてもう二度と無いかも。特に今年は夏が暑かったらしいし、先週来の真冬並みの冷え込みで近年に無く色が鮮やかで見応えがある。しかも、今日は雲ひとつないピーカンの青空とのコントラストが相まって実に見栄えがする。

いやいや、東北の紅葉にも負けてないかも。

長者原からは路肩に雪が残るやまなみハイウェイへ。やまなみハイウェイも除雪部隊が稼動した形跡があり、かなり降った事は疑う余地のないところだ。こわっ。雪の残る牧ノ戸峠を越え、ススキが広がる瀬の本へ下ると、靄に霞む阿蘇涅槃像がお出迎えだ。う〜、さすがに峠は寒かった。

定番の大観峰まで足を延ばそうかとも思ったが、今日は撮影などでゆっくりし過ぎているので、小国から杖立松原ダムを周って紅葉チェックしながら帰投。どこも進捗50%ほどのイイ感じで、先週からの冷え込みで一気に色付きが進んだ感じ。今週末〜来週が見頃かな。

筑後川土手ロードを倍速モードで駆け抜けた後は、R3を大人しく快走し、17時20分に自宅に帰着。冬の足音が聞えた270kmのfine touringだった。

参照
九酔渓温泉
 -桂茶屋


[一語一絵/ツーリング/2002]

阿蘇Express 13th - Happy birthday - / 2002-10-30 (水)

今日はまるちゃん紅葉狩りだ。が、やっぱり遅れて11時頃のスタートとなり、選択の余地無く福岡ICから九州道へ。残念ながら空は薄雲に覆われてしまったが、BGMの『RARITIES』が聞えないほどしゃべくりながらゴキゲンドライブ。

靄に浮かぶ阿蘇涅槃像
やまなみハイウェイにて

九重ICから四季彩ロードへ繋いで、秋色に染まったアップダウンを楽しむ。さすがに平日はクルマも少なくて快調。13時前に滅多に見ないほど多くのクルマが駐まっていたあいのせ茶屋に到着。側のあまがだに渓谷も紅葉が見頃を迎えていてイイ感じ。一息入れた後、朝霧唐揚定食を…と思いきや、またしても定休日(;_;)。やむなく産山村山水亭まで足を延ばす事にして、泉水グリーンロードへ。

泉水高原も紅葉が見頃でなかなか。薄曇りなのはちょっと残念だが、風も無い穏やかな天気の下でプカプカとタバコを吹かす様に噴煙を上げる硫黄山を眺める。久しぶりなのに久しぶりな感じがしないなぁと思ってたら「十勝岳みたい…」と言われて納得。言われてみれば望岳台から見上げた風景によく似ている。

長者原からやまなみハイウェイに入り牧ノ戸峠を越えると、阿蘇涅槃像が靄の海に横たわる幻想的な姿で迎えてくれた。やっぱりくじゅう阿蘇は北海道にも負けてないぞ。

14時頃山水亭到着。久々に定番のオムライスを堪能、やっぱりうまいやね。自慢の地玉子が最後だったらしく、もうちょっと遅かったら喰い逃したところで、ことごとくラッキー。(^^)

続いて15時前耕きちの湯でまったり温泉休憩を挿んだ後、快速快適ファームロードわいたを駆け抜けて日田ICから九州道都市高速18時に帰宅。たまにはおしゃべりしながらドライブってのもいいなぁと思った、お気楽な36歳初日であった。

参照
熊本レジャー情報
 -耕きちの湯


[一語一絵/ツーリング/2002]

ツールドにっぽん最終章 / 2002-10-23 (水)

21日は雨の中を8時過ぎにスタート。阪神高速を使ったもののウエットコンディションではペースを落とさざるをえず和歌山港到着は9時50分。待合室で悪戯に時を費やし11時20分南海フェリー徳島へ。

待望のドライコンディションに気分良くR11から県道10号線に繋いで高松市まで1時間半。15時に待望のあたりやに着いたが、店頭には「売り切れの為、本日は閉店しました」という立て札が!!。「やはり間に合わなかったか…」と肩を落して再びR11を西へ。さぬき麺業小山店ざるうどん370円に舌鼓を打つ。国道沿いの一般店と侮る事なかれ、期待を裏切らない正統派さぬきうどんに満足。余勢で国分寺ジャンボうどん豊も攻略した後は、さぬき市長尾町亀鶴公園に移動。屋根付きの広い休憩所にテントを設営し不意の雨にも万全の構え。吹く風の冷たさに秋の深まりを感じる雨上がりの夜は、また凛とした満月が魅惑的だった。

高松市街地を見下ろす
10/22 高松市峰山公園にて

翌22日はまず近くの入谷製麺所ざるうどんを所望。ここはダシの効いたツユもまた絶品で、珠玉の麺との絶妙なコンビネーションが全身を快感に包み込むのである。朝早くから至福のひとときを堪能しR11へ。高松市中心部の高松ぽかぽか温泉で温泉休憩。泉質や雰囲気は大した事無い単なる銭湯だが、朝8時から深夜2時までやってるなんてありがたい事だ。その後さらに峰山公園で時間を潰して、11時過ぎに待望のあたりやでリベンジを果たす。腰の強さとゲソ天のウマさはさすが宮武の血統だ。そのままR11坂出に流れて最後は彦江製麺所へ。前回よりちょっとダシが弱いかな?と感じたが、麺は相変らずのウマさ。店数は少なくとも選び抜いた珠玉の逸品ばかりで充実したさぬきうどんステージであった。

再びR11を西へとひた走り、来島海峡大橋を見上げる愛媛県波方町大角公園にテントを設営。こんなとこにもライダーの先客が…と思ったら、帯広大正カニの家で一緒になった人だった。こんなに離れた四国の穴場キャンプ場で再会するなんて偶然にも程があるっちゅうねん。思わぬところでご褒美を貰ったような、そんな楽しい最終夜となった。

最終日、9時20分中四国フェリー広島県竹原市に渡ってそのまま広島市へ。矢野なかちゃんで広島名物のお好み焼きを堪能した後、R2を西へと急ぐ。山口県に入ると次第に雲行きが怪しく空は暗くなってきて、快調に流れるR2を心なしかペースアップ。下関市小月に入ると、小雨が降り始めたと同時に1ヶ月ぶりに九州が姿を現した。少しずつそして確実に近づいてくるシルエットに万感迫り、フィナーレは空からのアプローチを選択し17時半関門橋で故郷北九州の街並みを見下ろして九州に上陸。小雨の中、家路へと急ぐクルマが連なるR199を注意深く抜けて戸畑の実家に到着。

しばしの休息の後、20時半に実家をリスタート。しかし時折シールドを濡らす小雨は断続的に強さを増して岡垣PAでレインスタイルに変身。最後の最後で雨に祟られる事がよくあるパターンなら、レインスタイルを整えると止んでしまうのもまたよくあるパターン。ドライコンディションのR3を速い流れに乗って22時福岡の自宅に無事帰着。メインスイッチを反時計方向に廻し、36日間6811kmの旅は静かに幕を閉じた。

参照
南海フェリー
さぬき麺業
ぽかぽか温泉


[一語一絵/ツーリング/2002]

大阪秋の陣 / 2002-10-20 (日)

18日は午前中に富士山を一周したが、半べそでデコボコ道を登ったにも関わらず紅葉台はダメダメだったし、朝霧高原から頂上がちらりと垣間見えた程度で、結局美しい全容を現してくれる事は無かった。

昼メシに富士宮名物ヤキソバを2軒ハシゴ。いやはやたかがヤキソバと侮る事なかれ、素朴だが力強く歯ごたえのある麺が実にウマいのだ。天晴なヤキソバで富士山の仇を取ったあと栄光の第1国道R1を西へ。さらにうっかり静岡丸子丁子屋でもとろろ飯を喰ってしまい体重3kg増。「もう晩飯いらね〜」と呟きながら根気強く走るが浜名湖を過ぎたあたりで日没を迎える。R42にスイッチしてからも走り通しで20時頃に目的地の伊良湖岬に到着。フェリーターミナル横の公園にテントを設営して爆睡。走行距離は333km。

電車
10/19 大阪阪堺電車にて

19日は朝8時伊勢湾フェリー鳥羽に渡り、取り敢えず伊勢へ。おかげ横町を散策して赤福を食べあと、雨の装いを整えてリスタート。ほどなく雨の洗礼を受け始めると、大和の山里を結ぶR166を淡々と西へと走る。

昼過ぎに奈良県桜井市を抜けて15時過ぎ大阪府堺市に到着。その足でスーパーホテルにチェックイン。ここでバイクを駐車場のスミに置いたと申告したら、駐車場代1,000円を追加請求され憤慨。なんでクルマと同額やねん!!と支払いを拒否して近くの遊歩道っぽい空き地に移動させる…。

シャワーを浴びて心身ともにスッキリしたあと、懐かしの阪堺電車天王寺方面へ。なにわのシンボル通天閣でも観ようと思ったのだが阪堺電車では予想以上に時間がかかり断念、新今宮でJRに乗換えて大正へ。18時から『おもろ』波照間たましろ系友人関西支部の呑み会なのだ。こいつに間に合わせるという事もあって、南下のペースが比較的早いペースにならざるをえなくなったのだ。はは…f(^^;; 7月の北海道で再会した女の子アキちゃんメグちゃんを含む計5人だったが、たましろ話あり〜の北海道話あり〜の楽しい夜でした。ホントいつかまたたましろで逢いたいね。

で今日20日。暫く雨が続くようならば今夜のフェリーで真っ直ぐ福岡に帰ろうと思っていたのだが、取り敢えず空は明るく路面も乾いているし「午後から少し降るが明日は曇りで回復基調」という予報を信じて大阪滞在を決める。が、大阪周辺は降水確率が比較的高くバイクで走り回るのはちょっとな〜というところなので、ちょうど昨年秋から大阪転勤になった同級生のキムタカ君を呼び出して大阪南港ATCで遊ぶ。LOGOSのアウトレットで25Lのデイバッグを半額で入手。15時近くにキムタカ君と別れ、雨がポツポツ降り出してきた中を大阪国際YHへ。なんとここは門限23時。呑み会を早めに抜ければここでも大丈夫だったな…