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Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵/ツーリング/2001]

22th阿蘇 天国に一番近い道 / 2001-12-02 (日)

先週に引き続き雲ひとつない青空に誘われ、またしても阿蘇へ。

ほぼ定刻の9時前にスタート。甘木のセブンイレブンで朝食を済ませた後はいつもの筑後川土手ルートへ。遠くまで澄みきった冬空の下を快走。内陸部で放射冷却も手伝ってかなり寒く、タイツを履いてきて大正解。

荘厳な阿蘇涅槃図を遠望
天国に一番近い道にて

日田からはbrand-newなルート。部分的にはこっそり利用していたのだが、某氏より全線開通したという報を聞いて久々のアタックである。出来て間もない幅広2車線の広域農道(もちろん交通量も極少)は当然舗装状態も良く、さらに豪快なアップダウンを繰り返しながら標高を上げてゆくので快適なライディングが楽しめる。

五馬高原の稜線に沿って造られた道路は、日田玖珠の山並を見渡す好展望に囲まれる。特に日田から来ると出口付近で、青い空に吸い込まれるようなヒルクライムをクリアすると、目の前がパッと開けて神々しいばかりの阿蘇五岳涅槃図が広がる。これこそ全く言葉にならない景色、絶景である。

まさしく天国に一番近い道ミルクロードを越えたかもしれない。

小国町西里付近でR387に抜け、岡本豆腐店を通過してファームロードわいたへとステアリングを切る。九州でも屈指のゴキゲンロードを続けて快走。凛とした冬の冷たい空気をスパッと切り裂くように走る快感と、乾いた空気に響き渡るエグゾーストノートに浸る。くぅ〜!!、文句無し。

R442瀬の本やまなみハイウェイを経て産山村山水亭に着いたのは11時半瀬の本最速ルートの完成である。「たかな飯定食」(800円)で早めのお昼を済ませた後は、これまた定番のミルクロード大観峰へ。温かい缶コーヒーを片手に、荒涼とした叙情的な阿蘇の風景をのんびりと眺める。これもまた冬ならではの醍醐味である。だんだんエンスーが入ってきたかな?

13時に早めの帰投。ちょっとミルクロードを往復してからR212小国町へ向かう。しっかしまぁ、今日もまたどこを走ってもゴキゲンな風景。ゴキゲン過ぎてわざわざ止って写真を撮る気もしない程。や〜、いいねぇ。

小国町宮原からはR387に入り、ちょっと遠回りになるが再び天国に一番近い道日田に向かう。良い道は逆に走ってもやっぱりゴキゲン。この道さえあれば、もう松原ダム大山町R212を通る事は無いかもしれないな....

ただし、かなり標高が高いところを通るので冬場はだいぶ寒い。しかも日陰では夜露に濡れた路面が昼過ぎでも乾いていなかったので、もし雪が降ったら暫く残っていそうでかなり危険。そういう意味でも天国に一番近いかも?

大観峰からノンストップで15時半に福岡市内へ。という事は、うまくR212と接続できれば大観峰最速ルート間違い無し。大収穫の300km Fantastic Rideであった。さて今年の阿蘇はあと何回?(^^)

今宵、[External]永井龍雲『道標ない旅』に耳を傾けつつ、澄んだ冬の夜空を見上げる。