先月の事業仕分けで事実上の「凍結」と判定された次世代スパコンの件。
9/19 8:00 瀬戸中央自動車道与島PAにて 本文と画像はたぶん関係ありません |
9日の総合科学技術会議が「改善を行いつつ推進」と評価したのを受けて、政府内の閣僚折衝において40億円の予算減額で事業継続が決まった模様。
開発総額1200憶円超と言われる巨費を投入する国策プロジェクトなら、スカラ系とベクトル系を無理矢理組み合わせた複合システムではなく、シンプルで適用範囲の広いシステムであるべきなんじゃなかろうかと思う。
今回はあからさまに3社連合ありきの構成なので、そのあたりの背景に微妙な胡散臭さを感じざるを得ず、その中途半端さから"地球シミュレータ"で名を馳せたNECが途中離脱するという結果を招く事になったんじゃないかと感じるし、8割の読者が議論の必要性を指摘という結果にも共感するところだ。
将来的にはTOP500での商売に繋がるような成果を残して頂きたいね。
【参照】
●ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
┣次世代スパコンの国家プロジェクトは必要か
┣次世代スパコン、事業仕分けで事実上の「凍結」と判定 2009年11月13日
┣次世代スパコンの凍結、関係者の猛反発を受け政府・与党が復活を示唆 2009年11月24日
┣あえてもう一言、国策スパコンを作る目的は何なのか 2009年11月27日
┣国策スパコン復活へ、総合科学技術会議が「改善を行いつつ推進」と評価 2009年12月10日
┣国策スパコンは予算227億円で続行、目標は「世界一」から「世界最速レベル」へ 2009年12月16日
┗国策スパコン開発、8割の読者が議論の必要性を指摘 2009年12月16日
●Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
┗地球シミュレータ
●理化学研究所 http://www.riken.go.jp/
●理化学研究所 次世代スーパーコンピュータ開発実施本部 http://www.nsc.riken.jp/