瀬戸内しまなみツーリング Page-1
98年4月29日〜5月3日
ゴールデンウィークの7連休を利用して、尾道経由で四国へ渡ってきました。
定時で逃げるように会社を出て、午後7時前に帰宅。そそくさと荷物をバイクのリアシートに縛りつけ、午後7時半には自宅を出発。北九州の実家を目指して国道3号線を快調に東へと走るが、途中ではたと気が付いた。 「筥崎宮にお参りするのを忘れた…」 毎回、ロングツーリングの前には必ず筥崎宮にお参りして必勝祈願…でなく、道中の安全と好天をお願いするのが常なのだが、久しぶりのロングツーリングなので忘れてしまった....今回は実家近くの八幡神社に寄ってお願いし、午後9時前に実家に到着した。 取り敢えず『なんでも鑑定団』が始まる前に着けてよかった。と思いつつも、先行きにいくばくかの不安を感じざるを得なかった。 |
旅立ちの前の興奮も手伝って、朝7時前には目を覚ました。一番に天気予報をチェックし、好天の予報に安心する。急く気持ちを押さえつつ、しっかり朝食を摂って8時頃に出発。
関門トンネルから国道2号線を下関、小郡と順調にひた走り、小郡バイパスを出てもうすぐ防府というところでトリップメータが400kmを越え、その時点で燃料コックをリザーブに切り替える事となった(要するにガス欠間近という事)。まだこのバイクでリザーブまで走った事がなかったが、リザーブ容量が1リットルだとしても25kmは走れるので、リザーブに入ってから給油を考えても大丈夫だとタカをくくっていた。
防府市内に入りスタンドを探し始める。が、なかなかどうして左側に出光のSSが現れない。防府バイパスに入るとさらにスタンドは少なくなり、中央分離帯がある為に右側のスタンドにも入れなくなり、トンネルの連続する区間を前にトリップメータも420km近くになっていよいよピンチ。トンネルの中で止まったらどうしよ?と考えると、まさにカラータイマーが点滅しはじめた感じ?(笑)
最後のトンネルを抜け「次の交差点でバイパスから市街地へ脱出」を決意した時に、交差点の少し前方に出光の看板を見つけてホッとひと安心。満タン&トイレ休憩をして再スタートを切った。ちなみにここではレギュラー\97/L。福岡近郊では\80/L、下関〜小郡では\83/L前後だった事を考えると、早く入れておけばよかったと少し後悔する。 その後は徳山〜熊毛〜玖珂と順調に抜けて、12時前に岩国市内に入った。北九州からここまで休憩を含めて4時間弱と期待通り。この先の宮島口と広島市内の混雑を避ける為、岩国ICから高速(山陽自動車道)に入って尾道へ向かってペースをあげる。 山陽道も予想以上にガラガラで、時折吹く強い風にビビりながらも順調に距離を稼ぐ。宮島SA、小谷SAで休憩を入れつつも、このままだと尾道到着が予想より1時間早くなりそうだったので、3つ手前の河内ICで山陽道から降り、竹原を経由して海沿いを尾道に向かう事にした。 |
河内ICから国道432号線を流して約20分ほどで、14時前に竹原に到着。目当ての街並み保存地区は国道185号線を三原方向に少し走り、本川を渡ったところ。竹原駅から徒歩でも10分くらいかな? ここは角川映画『時をかける少女』(監督:大林宣彦)で尾道とともにロケ地となったところでもあり、以前から一度訪れてみたいと思っていた街である。本来ならバイクを降りて、のんびり街並みを眺めながら散策と洒落込みたいところだが、尾道にも早く行きたいので、街並みをデジカメに数枚収めただけでバイクに跨った。 っとその時ガチャ!と、イヤ〜んな音がした。「ん?」と足元に目をやると、ポケットに入れたはずのデジカメが、電池も飛び出した無惨な姿で転がっていた。まだ買って3ヶ月しか経ってないのに〜....(;_;) ボディには多数の傷が入ったものの幸いレンズは無傷で済み、気を取り直して電池を挿入しスイッチを入れると元気に動いてくれたのでよかった。f(^^;; |
とまぁ、いろいろあったけれど、予定通り15時には無事尾道に到着。一昨日予約しておいた尾道駅近くのホテル「アルファ-ワン尾道」(TEL:0848-25-5600)にチェックインした。尾道では在住の友人、ひろさん(看護婦さん(^^))とFTABIの忘年会以来1年半振りに再会し、この後は車で案内してもらった。
まずは浄土寺山の山頂(179m)へ。7年ほど前に来た時は浄土寺の横から30分以上ひたすら歩き大汗をかいて登ったが、今回は地元民を味方にした利を活かして、新高山の尾道市民病院近くから裏道を9合目付近まで車でアプローチ。おかげで楽勝だった。浄土寺山からはすぐ下に尾道大橋が見え、さらにそのとなりに建設中の新尾道大橋の姿があった。尾道駅前でも大規模な再開発が行われていて、数年後どんな街に変わるのか、あるいは変わらないのか、期待と不安が交錯する。 その後、境ヶ浜マリンパークへ。ここも映画『ふたり』のロケ地であるが、尾道市街からは車で20分くらいと随分と離れているし、何といっても水族館というシチュエーションが高い壁(笑)になっていて足を向けられなかったところ。この施設は地元の常石造船がレジャー産業進出の一環として開発したものだそうで、少し離れたところに「みろくの里」という遊園地もまた同様だという事である。 |
境ヶ浜マリンパークの中心となっている白い建造物は、フローティングアイランドと呼ばれており、要するに浮き桟橋のように海に浮かんでいる。屋上というか甲板ではペンギンやイルカのショーが繰り広げられ、内部は水族館となっているが海中の魚を展示しているわけでなく、あくまでも魚は水槽の中であった。水族館としては特に珍しいものでもなく、まぁこんなもんかな?というところ。夜はライトアップされていてなかなかロマンチックだが、建造から数年の経過を経て白い建物全体も少し汚れや錆びが目立つようにあり、「みどりの日」の休日だというのにちょっと寂しい人出を考えると、バブルの遺産となりつつあるかな?という感じがする。 マリンパークの駐車場の少し上にはアンクル船長の館というのがある。ここはサントリー・トリスのイメージキャラクターの作者として有名な柳原良平に関するミュージアムとなっていて、原画やいろんな作品などを展示している。商船各社のカレンダーなど思わず欲しくなる逸品が沢山あって、意外な穴場だった。入館料も\300とお手ごろで、水族館(入館料\1100)よりもオススメ。 その後は、内海大橋を渡って内海町までドライブ。午後から少し雲が出はじめていたのだが、ちょうど水平線際の雲間から夕日が覗いて、素敵な日没が見られた。 |
関連リンク | しまなみ海道 | http://www.shimanami.or.jp/ |
竹原市 | http://www.hiroshima-cdas.or.jp/takehara/ | |
尾道市 | http://www.hiroshima-cdas.or.jp/onomichi/ | |
尾道ホームページ | http://www.urban.ne.jp/home/onomichi/ | |
うきうきパラダイス | http://www.ukiuki.co.jp/ | |
OBs CLUB 広島支部 | http://www.urban.ne.jp/home/norimaki/amovie1.html |
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撮影:Kodak DC210 Zoom
'98/4/29〜5/3 Rel 1.00 Effect:なし