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北海道で初めて顔の冷たさで目が覚めたと思ったら、今朝はこの冬一番の冷え込み。占冠では-30℃、札幌市でも-14℃を記録したそうだ。 ちなみに北海道フリーきっぷ最終日、今日の目的地は国内史上最寒の-41.2℃を記録した幌加内町は-28.2℃なんですと!!。まさに願ったり叶ったり…と思ってたらこの寒さも今朝がピークで、これから週末にかけて随分と暖かくなるらしい。ちぇっ。
今朝は平地の街路樹まで樹氷していてさすがにビックリ。夜行だとかなり寒かったかもなぁ… 岩見沢からデラックスなリゾート特急「オホーツク流氷号」で深川へ。グリーン車の接続は無いので普通車指定席だが、ハイデッカー&パノラマルーフで眺めは良好、ただ陽が射すと暑いかも。なおビデオも装備していてこの時は『虹をつかむ男』を上映していた。 22. 「オホーツク流氷号」 岩見沢08:32 → 深川09:16 |
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幌加内行きのバスまで時間があるんで何となく駅前をお散歩。ん?特急も止まる駅なのに駅前にコンビニすらないとは…。深川は北海道の中でも雪が多い地域にあたるが、街中の道路は除雪はされて(アイスバーンではあるものの)意外と雪深い印象はしない。 僅か3名の客を乗せて幌加内行きのバスは10時10分に出発。ちなみにこのバス路線は平成7年に廃止された深名線の代替バスなのだが、半端な時間帯と言われればそうだけど、これじゃ代替バスも早晩廃止になりかねないぞぉ....。 ちなみにバスは高速バスや観光バスタイプのかなり新しい車体で暖房はもちろんバッチリ。まともに乗ると運賃\1,080だが、ここは北海道フリーきっぷで乗れるのだ。
天気も当分崩れる気配は無い…というより「なんでこんなに天気いいの?」ってほどのピーカンで、空気も澄んでいて遠くの山並みまではっきり見える。 陽射しが篭る車内では暑いほどの陽光で、予想外の暖かさ。シバレル場所を目指してきたのになんか拍子抜け。除雪作業も順調で幌加内までの道路状況はすこぶる良好だそうな。深名線時代は自前でやってた除雪作業をバスなら自治体負担で済んでしまうという事を考えると、留萌本線など豪雪地帯のローカル路線維持というのはやはり厳しいのだろうなと思う。 深川あたりでも当たり前のように観られた樹氷が山奥に入るほど観られなくなるという期待外れはあったものの、快適なドライブで幌加内のバスターミナルに到着。見慣れた…と言うほど回数ではないが、やっぱり夏のそれとは全く趣を異にして非常に情緒的な風景で、ちょっと吹雪けば10m先も見えないというのがすんなり信じられない絶景だ。
JR北海道(深名線代替)バス 深川10:10 → 幌加内11:24 取り敢えず幌加内と言えば生産量日本一を誇る蕎麦を忘れるわけにはいかない、って言うか蕎麦を喰いに来たんですけどね。 夏は更に15kmほど奥に入った政和地区の道の駅「せいわ」に付設されたレストラン「そばの里」で食べた蕎麦はウマかったんだよなぁ〜と思いつつも、そこまで行く事もできないのでバスターミナルに付属する交流センターで幌加内蕎麦屋マップをゲット。手打ちと明記してある町役場前の「そば屋 八右ェ門」へ白羽の矢を立てる。 10分ほど歩いて行くと、不幸にも木曜は定休日だった(;_;)。 |
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しょうがないんで最寄りの松屋食堂で「もりそば」\550を頼んだのだが、これがねぇ〜思いのほか太い蕎麦で歯応えもぷよぷよしててガックシ。駅の立ち喰い蕎麦の方がうまいんじゃないか?って感じ。おばちゃん達ももちっと気合入れてやろうよ、って雰囲気でダメダメ。 というわけで散歩がてら雪景色の写真を撮って気を紛らわす。山はキレイなんだけど-7℃なのに樹氷は全然で、トホホな感じ....。 バスの時間が近くなったのでバスターミナルを兼ねた交流センターへ。ここにも「そば処 ほろほろ亭」という店があったので、最後の切り札と思って入ってみた。 |
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が、これが大当たり。極細で風味が豊かでウマいのなんのってね。道の駅「せいわ」にも負けて無いです。「50分のバスに乗るんで急ぎで…」と言ってトイレに行って帰ってきたらもうできてたし、おねえさんも好感度高くてイイ感じ。 たかが交流センターと言って(思いっきり侮ってたけど)侮る事なかれ。 そば処 ほろほろ亭 もりそば:\600 |
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午後からは朱鞠内を抜けて名寄まで行きたかったのだが、旭川着が17時半、今宵の宿を設定している美瑛着が18時20分と遅くなってしまう。宿まで自力で移動できるのならばあながち悪い時間とは言えないが、駅まで迎えに行く宿側の立場で考えると夕食支度のピークで迷惑な時間帯だ。ちなみに最寄りの駅とはいえ僻地の宿までは15.4kmの距離、taxisite.comによるとタクシーだと\5,050もかかり、1泊2食\5,000の宿に行くのは全く割りに合わない。 というわけで、大人しく来たルートを逆に深川まで戻る事に。同じルートを戻るとは言え、2時間前にハッキリ見えていた山並が見えなくなっていたりしてちょっとビックリ。「これだけキレイに見えるのは年に数回」と言われていたのも大げさな話しじゃなかったんだなぁ....。という事は、やっぱりツイテルのかな? JR北海道(深名線代替)バス 幌加内12:50 → 深川14:04
北海道初のL特急「ライラック」で旭川へ。走り始めてもう何年も経ってるからボロかと思ってたけど、リフォームの成果で全然キレイだった。グリーン車も無いので設備的には大した事無いけどそこそこ快適。ていうか、文句言ってたらバチ当たるってば。 23. 「ライラック 9号」 深川14:40 → 旭川15:00 富良野線 733D 旭川15:25 → 美瑛15:59 美瑛駅でフラネタルームのオーナーに出迎えてもらう。満面の笑みを浮かべて開口一番「アホが来たでぇ〜、ホンマに来よるとはアホやなぁ〜」。全て予想通り、相変わらず単純やなぁ。(笑) |
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参照
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昨夜は馴染みの女の子が来てるという話だったのでちょっぴり期待してたのだが、今日・明日はどうやら他に客は無く一人でオーナーの相手をしないとならないらしい。ちょっと辛いかも。下ネタ満載のオヤジギャグ連発なので、聞き流すとしてもそれなりの精神的余裕が必要だ。 宿に入ってTVを観ながら「メシは何かなぁ…」と思っていると「今夜はジンギスカンにしよう〜か、客はおらんしあとはあるもんで適当や。」って言われて、オレの立場は…? 取り敢えず「明日はどないする?」という話に。当然明確な予定を持ってたらこの宿に来るような事はないので「一切白紙、今回は足も無いのでオーナーにお任せ」と伝えると、どこで何をやってるかという話を起点に「層雲峡氷瀑まつり」と「旭川冬まつり」をどう周るかという話を経て「どっちもライトアップがキレイな夜いかんとなぁ」という結論に至り、今から宿での夕食を中止して層雲峡まで観に行く事になった。 「え、さっき米を洗ってなかったっけ?」と言うと「まぁええやん、帰りに旭川でラーメン喰って帰ろう」だって。明日も「旭川冬まつり」に出動なので、今日明日と素泊りになってしまった。 旅の宿 フラネタルーム \5,500/1泊2食(冬期+\500) というわけで18時にフラネタルーム@美瑛をスタート。またしてもオーナーとふたりで漆黒のR39をドライブする羽目に陥った....。なんでこうなるの? |
美瑛から旭川へ向かうR237は全く雪が無くバイクでもOKな真夏並みのドライコンディション。その一方で旭川市内環状線に入るとヘッドライトをキラキラ反射するガチガチのアイスバーンで未舗装路の様相を呈し、すこぶる乗り心地がよろしくない。 永山からR39に入り、もはや個人的には馴染みと化したセイコーマート@永山店で缶コーヒーを仕入れてリスタート。 永山から愛別あたりではかなり激しい雪が降っていて、ちょっと層雲峡までは無理か?撤退か?と思ったものの、上川に入るとまた雪は止んでしまった。圧雪路面もそれほど悪く無く60km/hちょいキープで快走し、111kmを最悪3時間の予想タイムよりずいぶん早い20時15分頃到着。 特設駐車場は無いようだったので温泉街入り口の公共駐車場(無料)へ。さすがにこの時間に居るのは宿泊客が大多数なので日帰り向けの駐車場はガラガラだった。そりゃそうだわな。 |
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第28回 氷瀑まつり
想像を絶するほど寒い…と覚悟していた事もあってか思ったほど寒くない…ような気がする。でも、腰からぶら下げていたPETボトルのお茶が30分程で凍ってしまったんで、やっぱ-15℃くらいは余裕で下がってたと思う。
たま〜に風が吹くと鼻がちぎれるほど寒いが、それ以上にカラフルなカクテルライトを受けて氷がキラキラ輝くのはこれまたキレイ。やっぱ雪像よりも氷のライトアップの方がいいね。特に「さっぽろ雪まつり」の雪像は汚れ易いけど層雲峡なら寒いから溶ける心配も少なく汚れにくいし。 また風が入らない氷のトンネルも意外と温かかった。かまくらと同じ原理だね。 さすがに30分を過ぎると寒さが身にしみてくるのでプレハブの売店・休憩所へ避難。コーヒーやスープが\200、氷瀑ラーメン\350となかなか良心的。YANOさんは地元上川町産のホットドッグサイズの巨大フランクフルト\350をチョイス。もうちょっとこんがり焼いて欲しかったところだが、なかなかジューシーでウマかった。 |
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ま、画にならないおっさんふたりで長居してもしょうがないので、最後にもう一度ちょろっと周ったあと21時10分に帰投。 残念ながら層雲峡温泉の日帰り湯である黒岳の湯はこの時期受付20時までなので時既に遅し。 R39の路面は更に締って逆に走り易くなってる?ような感じで22時半に旭川到着。 さすがにこの時間になるとラーメン屋も限られてくるが、深夜0時までやってるすがわらへ。食いしん坊なオーナーが「塩ラーメンがウマい」と太鼓判を押す店だ。 \450という値段なりの至ってシンプルな具と、「味するんか?」と思うほど透き通ったスープで見た目は▲だったのだが、あっさりしているのにしっかりしたコクと旨味があって実にウマいスープで何杯もいけそう。ちょっと胃がもたれてる時にはたまらんなぁ。麺は五丈原と同じく旭川の佐藤製麺だそうで、これも◎だ。 駅から歩くと10分ちょっとかかるが、ラーメン以外のメニューも豊富だし押さえておくべし。 ラーメン すがわら 塩ラーメン:\450+ミニ豚丼:\300 夜遊びを満喫して0時過ぎに宿に戻り、風呂にも入らずそのまま寝床へ。なんか今日もハードだったような… |
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参照
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