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2/3 13:25 標茶駅にて |
自由人という身分に甘んじて3度、延べ2ヶ月以上に渡って北海道を旅した2002年。行きたいところは殆ど足を踏み入れたしもう暫く北の大地に足を踏み入れる事もないだろう…と思っていたのだが、こうしてホームページでも北海道情報を数多く取り上げていた事が評価されたのか?北海道人という北海道情報を提供するサイトを運営する北海道庁の総合企画部IT推進室情報政策課から「ぜひ真冬の北海道も体験してみませんか?」というご招待を頂く幸運に恵まれた。
『私をスキーに連れてって』から始まったスキーブームももはやはるか昔、頼りにしていた『北の国から』も終って冬の「さっぽろ雪まつり」もまたマンネリ化が叫ばれている昨今、長引く景気低迷に加えて観光面でもこれといった光明を見出せていない北海道の厳しい現状を踏まえると何とか人気回復に繋がるヒントにでもなればという考えはわからないでもなく、何より幸か不幸か断る理由は何も無いので即答でご招待を受ける事に。クリスマスを迎える頃には話はとんとん拍子に進み、往復の航空路を昨秋にスタートした日本航空システムいわゆる新JALグループから、道内の交通路をJR北海道から支援して貰える事になり、敢えて厳冬期の北の大地へ旅立つ事になったわけだ。
というわけで、願わくばこのページが北海道のみならず国内個人旅行の再浮揚、ひいては消費マインドの刺激による経済の活性化に繋がれば幸いである。
Special Thanks to
●北海道
-北海道イメージアップキャンペーン
●北海道人
●観光まるごと北海道
●日本航空システム
●JR北海道
などと仰々しい御託を並べて自分を正当化してみようと思ったのだがいかがなもんでしょう? 少しはまことしやかになったかな?
ま、現実ではそんな棚ボタな話はなかなか転がって来ないわけで、実のところは1月29日の深夜にKBCテレビの人気番組『DUOMO』でたまたま「2泊3日で行く北海道」なる放送を見てたら居ても立ってもいられなくなり、要は突発性放浪癖(俗に言う現実逃避)が発症した…というだけの事だ。ちゃんちゃん。
参照
●九州朝日放送(KBC)
-DUOMO
今朝の福岡は水溜まりに氷が張る氷点下の冷え込み。肌着代わりに保温性のTシャツ、厚手のシャツ、フリースを着込んだ上にライディングジャケット。下半身は革のストレートパンツ。どこからどう見てもバイクに乗るのと同じ恰好で8時半に家を出た。 まずは筥崎宮で道中の安全を祈ったあと、筥崎宮前駅から地下鉄に乗ること20分ほどで福岡空港へ。氷点下の冷え込みとは言え当然地下鉄や屋内は暖かく、北海道対応の服装をしているので歩くと暑い。チェックインを済ませた頃には早くも汗が吹き出していたので、そうそうとフリースを脱ぎ捨て受託手荷物へ強引に詰め込む。 騒々しい修学旅行生と共にJAL 583便は何事もなく2時間ちょっとで新千歳空港へ。残念ながら搭乗機のB777-300は新塗装ではなかったのだが、新千歳で駐機中の新塗装ジャンボを見つけたので取り敢えず一枚。 JAL 583便 福岡10:05 → 札幌12:15 B777-300 まずは札幌市豊平区月寒へ行く為、今回はバスで札幌へ向かう。ターミナルビルの外へ出ると冷たい風の出迎えを受ける。が福岡もここ数日は冷え込んでたのが効いたのか、寒いと覚悟していたのが効いたのか、思ったほど寒く感じないのは不思議。 |
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参照
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千歳周辺は雪も少なく路面も完全にドライコンディションだが道央道では札幌南〜小樽が吹雪で通行止という情報。どうなってんの?と思いつつ12時53分のバスに乗る。北広島ICで道央道を降りたあと、R36で札幌市内へ。 雪は降っておらず車道も除雪されて概ねアスファルトが見えるものの、気付いたら歩道や建物のまわりには腰から肩の高さまで雪が積み上げられていて、千歳からわずか40km程とは思えない風景に変わっていた。14時前に地下鉄福住駅で降車。 空港連絡バス 新千歳空港〜福住駅 50分 \820(札幌市内) さて今回最初のターゲットは北海道ウォーカーの2002ラーメングランプリでも1位に輝いたというらーめん五丈原。しかしススキノの本店は夕方からで前回苦汁を味わったので、今回は昼間もやっている月寒店へ。「確かイトーヨーカドーの近くだと聞いたような…」と思ったのだが、福住駅とイトーヨーカドーは同居しているがイトーヨーカドーのテナントには入っていないようだ。
その代わりに書店を見つけたので、空港で買い忘れた道内時刻表\500を入手する。路線バスまで含めて大型時刻表並みに豊富な情報量を誇る一方で北海道内に限っているので圧倒的に小さく、道内の鉄道旅行では必須のアイテムなのだ。 イトーヨーカドーを出てすぐのガソリンスタンドで聞いてみたら場所は「カウボーイの向かい側」という事であっさり解決。雪道を注意深く1kmほど歩いて15分ほどでらーめん五丈原@月寒店に到着。 迷う事なくとんこつベースの塩ラーメン「とんしお」\650を注文。塩ラーメンのサッパリという先入観を根本から覆すコクのある豚骨スープがウマい。旭川佐藤製麺製という九州のそれとは全く異なるモチモチとしたやや縮れた太い麺もなかなかに○。なるほどススキノの本店では行列覚悟というのも納得だ。 スープまで残さず飲み干して完食。幸先良いスタートに満足して店を後にした。 らーめん五丈原 とんしお:\650 火曜定休 |
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参照
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お腹を満たした後は地下鉄かバスか迷ったあげく風景を眺められる路線バスで札幌中心部へ。しかしバスにありがちな「待っている時に限っていつまで経っても来ない」というマーフィーの法則に依り15分ほど待ちぼうけを喰らう。道路もやはりそれなりに混雑していたので時計台前に着いたのは15時40分。 時計台の写真をちょっと撮った後、歩いて札幌駅へ。早速ヨドバシカメラに飛び込んで小型のカメラバックとフィルムを購入したドトールに腰を下ろし、時刻表を拡げて明日と明後日のスケジュールを検討する。「まず昼は帯広で豚丼、夜は根室でエスカロップが喰いたい。となると夜行で折り返せば明後日のお昼は函館のラッキーピエロに行けるなぁ…」というわけで15分で取り敢えず2日間のスケジュールを決定。早速札幌駅の旅行センター「ツインクルプラザ」で明日から7日間有効の『北海道フリーきっぷ』\34,860を購入。同時に2日分の指定券も発行して貰い、デイバックをコインロッカーへ預けてカメラだけ持って街へ出る。 ちなみに道外で事前にこの『北海道フリーきっぷ』を購入するにはJR各駅(JR東海・JR西日本を除く)の「みどりの窓口」や東京・大阪・仙台にあるJR北海道の「ツインクルプラザ」に行けば良い。詳しくはJR北海道のWebサイトを参照。 ホントは大倉山とか北大とか行こうと思ったんだけど、とっぷりと日が暮れてもはや夕闇の気配なので「雪まつり」を控えて雪像作りが着々と進む大通り公園とか散策するに留まる。でも大通り公園よりも駅前通りのイルミネーションの方がキレイだった。 ちなみに17時半現在で気温-4.5℃。耐寒装備を着込んでいるもののじっとしているとやっぱり足元から寒さが凍みてくる。が、歩くと汗ばむほど暑いので、こりゃ歩くペースを考えないといけないかもかも....。逆に福岡空港で手荷物に入れたフリースは結局この後も一度も着ること無く終わってしまったし。 18時に札幌駅で江別市在住の友人と合流。またまたお世話になります。f(^^;; |
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参照
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