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北アルプス 2001

2001年4月30日(月)

どこでもいいから一直線

今年のゴールデンウィークは有休を挿んで9連休。恒例のロングツーリングは前年に引き続き四国(正確に言うと讃岐)を目論んでいたのだが、生憎の空模様でスタートから2日間の足止め。週間予報では九州はこの後も暫く雨が降ったり止んだりだが四国は明日以降回復傾向という事なので、一時的な小康状態となっている今日の午後のうちに別府まで行き、明日は早々に四国に渡ってしまおうと思い荷作りを始める。

が、しとしと降り続く雨にテンションは下がりっぱなしで、気が付いたらインターネットで全国の天気予報を見ている自分に気付く。

11時半、そういえば山陰に向かうと言っていたじゅんくんはどの辺走っているかな?と思って携帯に電話してみると、2コールで速攻応答。彼も同じくテンションが上がらず家で天気待ちしていると言う。なんだ、テンションを分けてもらおうと思ってたのに…
じゅん 「どうするんですか?」
YANO 「今日は別府まで行って明日四国に渡るか、それともフェリー
関西まで渡って信州に行っちゃおうかな?と思ってるんだけどね....。」
じゅん 信州いいですね。フェリー何時ですか?
YANOさんと合流する時間を考えたらもうこっちを出ないとマズイですよね?」
YANO 「…」
一緒に行こうというつもりはさらさら無かったんだが、ひょんな展開から珍しく二人旅となった。電話をかけるまでソロのつもりだったので邪魔臭さ半分、道連れがいる心強さ半分。微妙な心境である。

日頃の行い

13時15分JR箱崎駅前にて合流。取り敢えず雨は上がったが、いつ降り出してもおかしくない空模様。新門司港まで約80km、1時間半の道程。じゅんくんは降らない方に掛けてドライスタイルだが、YANOは万全なレインスタイル。このあたりの考え方の違いが如実に現れる。

どんより雨雲(dscn0002.jpg)
15時36分 北九州市門司区、新門司港にて

揃って筥崎宮で道中の安全と好転を祈願したあとスタート。福岡ICから九州自動車道へ。走り出してしまえばこっちのもの。『イージュー★ライダー』by奥田民生を口ずさみながら、ところどころウエットの残る高速道路をクルージングし、直方PAで休憩。
YANO 「天気もちこたえたねぇ」
じゅん 「日頃の行いでしょう」
と自慢げなじゅんくん。お約束の肉まんで軽く腹ごしらえをして新門司ICに向かう。

福知山トンネルを抜けるとポツポツと雨がシールドを濡らし始めた。小倉南ICを過ぎると本格的に降ってきたが、高速の路肩でカッパを着るわけにもいかないしあと数kmで新門司ICなのでそのまま強行する。

九州自動車道 福岡〜新門司 軽自動車等 \1500

14時45分、雨の降る新門司港阪九フェリーターミナルに無事到着。じゅんくんはしっとり濡れてちょっと口惜しそう。「やっぱり、日頃の行いやね。」

乗船手続きを済ませた後はターミナルで写真を撮ったりしながら暇潰し。霧雨状態になった15時50分に乗船し、定刻の16時30分『宇宙戦艦ヤマト』をBGMに(ウソ)出港。

阪九フェリー TEL:093-481-6581
2等自由\5,580(燃料油価格変動調整金\200を加えてJAF割引10%)/二輪車(750cc未満)\3,900 

速攻で風呂(残念ながら展望浴場では無い)に入ったあと、夕刻の瀬戸内海を眺めながらレストランで夕食。夕焼けが見られなかったのは残念だが、野郎ふたりでロマンチックに浸ってもしょうがないし、何より食事の時は連れがいて良かった。

明日に向かって…

あとは船室に戻って明日のコースを検討。まず名阪道路名古屋まで抜けて、下呂温泉などR41沿いに点在する温泉に入りつつ飛騨路を北上する事を決め、明日の宿を飛騨古川YHに設定した。取り敢えずやるべき事はすべてやったので、あとは明日の天気を祈りながら20時前に早めに横になった。何しろ泉大津には早朝の5時半到着である。しっかり寝ておかないと最初からガンガン走れないもんね。

という目論見をあざ笑うように、21時の消灯の船内放送で目が覚めてしまう。22時過ぎまで何とかして寝ようとウダウダするが結局旅立ち特有のハイ状態から寝付けずロビーへ。じゅんくんも寝付かれずという事で、しばしTVを観たあと寝つけにビールを軽くひっかけてまた横になった。その後もエンジンの振動が気になってなかなか熟睡できず、寝たのか寝てないのかわからないまま朝4時半の起床時間を迎えた。

本日の走行距離 76km

撮影:NIKON COOLPIX 800

明日への扉


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