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日向の国へ 2000年11月23日(木)

まずは阿蘇

20世紀最後の…という枕詞にももう飽きて来たが、ともかく一日有休を摂れば4連休という事で、晩秋にロングツーリングと洒落る。目標は九州の見残し、佐多岬である。

筥崎宮参道(dscn0003.jpg)
8時30分 福岡市東区、筥崎宮にて

7時半に眩しい朝日に優しく起こされる。最高のお天気に否応なしに気分が高まる。いつものようにパンとヨーグルトで軽い朝食を摂りながら、慌ただしく荷物をデイバッグに詰め込む。車庫で眠るCBを起こして、8時半筥崎宮で安全を祈願してスタート。

いつものようにR3を南下。少し車が多い気がするが流れに任せて快適に駆ける。甘木を経てゴキゲンな筑後川の土手を快走。10時過ぎ日田に到着し、第1セクションを1時間30分強でクリア。

R212を少し南下したポプラでコーヒーブレイク。天気がいいだけに放射冷却でさすがに寒いが、青空の下で飲む温かいコーヒーで全てが報われる。この天気に誘われてかバイクも多く、夜明大橋のところや日田・高瀬交差点側のコンビニでは数十台のバイクがたむろっていた。きっと小国〜大観峰ルートかな....。

日田からさらにR212を南下。松原ダムからは小国〜大観峰ルートを避けて、県道12号線オートポリスへ。山間部に入ると紅葉ももう終わり。ミラー越しに見える落ち葉のダンスが冬の訪れを感じさせる。

ミルクロードに抜けると冬の凛とした空気に歓迎された。さむっ....。さらに気合を入れてミルクロードを東へ。もちろん大観峰なんぞには寄らない。今回の目的はまだまだ先なのである。やまなみハイウェイから一の宮を経てR265高森に向かう。R265に入ってほどなく、ちょっと遅いMark-IIに前を塞がれて「ど〜したもんか」と思案していたところ、車の陰から黒い陰が現れて前輪に「ドン」と軽いショックが....。

根子岳(dscn0006.jpg)
12時35分 高森町、月廻り公園にて

「どひゃ〜、ネコ轢いちゃった…?」とブレーキをかけながらミラーで確認すると、驚いたように走り去るネコの影が見えた。念の為に止って前輪を確認したが、特に血が付いたり変ったところは無く、路上にも横たわるネコの姿は見当たらない。よく考えると、何かを踏んだような下から突き上げるショックでは無かったので、うまい具合に横からタイヤにぶつかった感じになったのかな? しかもリアには全くショックが無かったから、リアにも踏まれずに幸い軽傷で済んだようだ。と判断し(半分、自分に言い聞かせながら)気を取り直して再スタート。ふぇ〜、勘弁してくり〜。

あっという間にMark-IIに追い付いたので、やはり前はクリアじゃないとね…というわけで今度はサクッとパス。さらに箱石峠の手前で大阪ナンバーのZepherをパスし、12時前月廻り公園に到着。第2セクションも1時間30分強でクリア。

すきっ腹にうどんを入れて、コーヒーを片手にちょっとだけリラックス。ホントに空が透き通るように青く高い。しばらくぼ〜っと見上げていると、コーヒーをこぼしてしまった....。いけね。

12時40分にリスタート。R325高森峠を越え、豪快に高千穂へ。やっと前回の違反から5年経って今から大型取ればゴールド免許なんで無意味に飛ばすのは危険。豪快とはいえ、あくまでも基本は大人の走りに徹する。改良工事もだいぶ進んで、田原のトンネルもできたしね。R218に入り、天岩戸神社の案内板を横目に日之影バイパスへ。13時40分道の駅「青雲橋」に到着。第3セクションは1時間

続いて馬ヶ背

日向岬と馬ヶ背(dscn0016.jpg)
15時13分 宮崎県日向市、日向岬にて

トイレ休憩の後、さっさとリスタート。時折五ヶ瀬川と交差しながらR218日之影バイパス)を豪快に東に向かう。川水流で名物の鮎やなを見ると鮎の塩焼きを食べたくなったのだが、ここはぐっと我慢して県道20号を経てR388に抜けてなおも東へ。延岡市内をバイパスし門川町R10に入る。

日向市に入ったところで脇道に外れ、15時ジャスト馬ヶ背(MAP)に到着。第4セクションは1時間15分。いつかどこかで日向市出身の人に「馬ヶ背はいいよ〜」と聞いていたところである。駐車場にバイクを駐め、遊歩道を10分ほどてくてく歩いて岬へ。ちなみに馬ヶ背も日向岬も要は同じ場所で、厳密に言うと柱状節理のある近辺を指して馬ヶ背と言うのかな?

さて、太平洋に突き出た岬からの眺めはまさに雄大としか言い様が無く、岬フリークなYANOには堪えられない絶景である。東に向いて水平線まで開けている事から、日の出はまた壮観であろう。ということは、初日の出の見どころとしては文句無しだなぁ。当然のように、大混雑するだろうけど。

駐車場まで戻って、今宵の宿を検討する。ターゲットとなるユースは宮崎市内と青島の2ヶ所。どちらにするか思案の結果、やはり近い宮崎市内を選び電話で難なく確保。市街地のど真ん中なので便利そうだし。

米ノ山の展望台にも立寄ったあと、陽も傾いて来た16時前にリスタート。小倉ヶ浜有料道路を抜け、R10に入ると後は宮崎市に向かって一直線に南下。

小倉ヶ浜有料道路 軽自動車等 \50

17時45分宮崎市内に入ったところで、取り敢えず給油(13.8L \107/L)。5年経っても宮崎のガソリンはまだ高かった。まぁ福岡でも中心部だと思えばそう変らないか....。

婦人会館YH(dscn0031.jpg)
宮崎市、婦人会館YH

県庁を過ぎて市役所前の交差点を基点にYHを探すが、最後の最後で場所がわからず派出所に飛び込んで尋ねる。派出所には巡査一人であったが非常に親切丁寧に教えて頂いた。なんと県庁のまんまえだという事で、またしてもガイドブックの地図にしてやられたという事であった。で、無事18時宮崎婦人会館YHに到着。

夕食の提供は無いという事で、ペアレントさんお薦めの鳥の里(YHから徒歩5分程)で「地鶏のモモ焼き定食」(\1000)を所望。最後には噛み疲れるほどのボリュームと歯応えに大満足の逸品であった。でも一人で居酒屋に行くのはちょっと寂しかったねぇ....。

宮崎婦人会館YH 素泊り\2500 TEL:0985-24-5785(MAP)
居酒屋 鳥の里 宮崎市川原4-18 TEL:0985-28-5550(MAP)

酔い覚ましを兼ねて繁華街を少しブラブラし、コンビニで仕入れた飲み物なんぞぶら下げてYHに帰投。ちょうどライダー2人が着いたところだった。長旅の途中だがもう終盤でこれから姫路まで戻るところだという。

部屋に戻りDynaBookを立ち上げて、メールを送ったりホームページを更新....してたらいつの間にか横になってウトウトしてしまったので、さっさと片付けて22時過ぎには眠る。f(^^;;

本日の走行距離 360km

撮影:NIKON COOLPIX 800

明日への扉



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