先日予告された第8世代Coreプロセッサ。
PC Watch記事より |
TDP 15Wのままで薄型ノートPCや2in1に搭載可能なクアッドコアCPU「第8世代Core U」プロセッサを発表。CPUアーキテクチャ自体は第7世代のKaby Lakeと同じ、いわゆるKaby Lake Refreshだが、コアを2基増やしたことで25%、高クロック化など設計と製造の最適化で15%、計40%性能を伸ばしたそうだ。
コアを2倍に増やしても25~40%しか性能が伸びないというのはちょっと意外だったのだが、TDPを前世代と同じ15Wに押さえる為にベースクロックを落しているのが影響しているらしい。とは言え「ターボブースト時の最大動作クロック」自体は上がっているので、熱設計に余裕があれば40%アップどころではなくHシリーズ並の性能が出ちゃうかも。そういう意味でもCore i5-8250/8350Uのコスパに期待したいところ。
現行のKaby Lake U(i7-7500U,i5-7200U,i3-7100U)と同じくCore i5でもHyper-Threadingが有効で4コア/8スレッドで動作する為、各モデルの基本的な違いは、クロックとキャッシュ容量となる。
一方で、第8世代CoreプロセッサはKaby Lake Refresh、Coffee Lake、Cannonlakeの3つが同じ製品ブランドで同時展開という事情もあって、なんだかついて行けなくなりそうな予感。
【参照】
●PC Watch http://pc.watch.impress.co.jp/
┣Intel、第8世代Coreプロセッサを8月21日に発表 2017年8月10日
┣第8世代CPUの正式発表前にIntelがその後継製品のページを公開。10nm+プロセスの「Ice Lake」 2017年8月16日
┣Intel、薄型ノートでクアッドコアを可能にする第8世代Core Uプロセッサ ~TDP 15Wのままで第7世代から性能を4割向上 2017年8月21日
┣【笠原一輝のユビキタス情報局】第8世代Coreプロセッサの本当のコードネームはどれ? ~Kaby Lake Refresh、Coffee Lake、Cannonlakeの3つが同じ製品ブランドで同時展開 2017年8月21日
┗【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】Intel「第8世代Core」に見る、微細化準備が整っても、製品を移行させない/させたくない理由 2017年8月21日
●GIGAZINE http://gigazine.net/
┗Intelが「第8世代Coreプロセッサー」を発表、同一世代で3バージョンあり混乱は必至 2017年8月22日
●ITmedia PC USER http://www.itmedia.co.jp/pcuser/
┗第8世代Coreプロセッサーを発表 最大40%の性能アップ 2017年8月21日
●インテル 製品の情報源 http://ark.intel.com/ja
┣製品 (開発コード名 Penryn)
┣製品 (開発コード名 Sandy Bridge)
┣製品 (開発コード名 Ivy Bridge)
┣製品 (開発コード名 Bay Trail)
┣製品 (開発コード名 Haswell)
┣製品 (開発コード名 Broadwell)
┣製品 (開発コード名 Skylake)
┗製品 (開発コード名 Kaby Lake)
●Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/
┣Intel Core
┣LGA 1156
┣Nehalemマイクロアーキテクチャ
┣LGA1155
┣Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャ
┣Ivy Bridgeマイクロアーキテクチャ
┣LGA1150
┣Haswellマイクロアーキテクチャ
┣Broadwellマイクロアーキテクチャ
┣LGA1151
┣Skylakeマイクロアーキテクチャ
┣Kaby Lakeマイクロアーキテクチャ
┗Kaby Lake Refreshマイクロアーキテクチャ