NVEnc対応で好結果だったTMPGEnc Video Mastering Works 6を、Ivy BridgeなXeon E3-1225 v2(8M Cache, 3.20 GHz)で追試。
TMPGEnc Video Mastering Works 6より |
『題名のない音楽会』(30分)のフルHDなTSを1280x720のmp4に「x264」エンコードしたところ、TVMW5の「x264」時間33分32秒よりも速い、28分10秒で終了。Xeon E3-1225 v2@3.20 GHzの4コアを100%近くでぶん回しているのは同じだが、TVMW5では70W前後だった消費電力が70Wを下回らなくなったので、効率良く処理できるようになったようだ。
「QSV」エンコードしたところ、CPU使用率は50~60%に下がり、消費電力も50~60W台になったが、時間が「x264」のほぼ半分13分57秒で終了したので、電力量でいうとx264の半分の0.02KWhとなった。
ちなみにQSV対応が確認できたGA-J1900N-D3Vでも比較の為TVMW5で「QSV」エンコードを実施したところ、消費電力は28~30W程度だったものの、時間は43分もかかってしまった。電力量測定では0.02KWhに留まったが、消費電力は半分でも時間は3倍程かかっているので、BayTrail-DなCeleron J1900でのエンコードは分が悪いという事になりそうだ。
「MPEG2のQSVエンコード」もインテル® HD グラフィックス・ドライバーの最新版(15.33.39.4276)をインストールして試してみたところ、15分ほどで終了。充分使えそうな予感。
【参照】
●インテル® ダウンロード・センター https://downloadcenter.intel.com/ja/
┗Windows7* 用インテル® HD グラフィックス・ドライバー、 8.1* 、 10(第 3 世代と byt)
●株式会社ぺガシス:TMPGEnc http://tmpgenc.pegasys-inc.com/ja/
┗TMPGEnc Video Mastering Works 6
●Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
┗TMPGEnc