最近、何かと話題の格安SIM戦線に異常あり。
おかわりSIM |
注目しているのは、MVNOの草分けでもある古参の日本通信が6月5日に発表したおかわりSIM 5段階定額プランで、使用量(1GB単位)に応じて請求額が500円@1GB、750円@2GB、1,000円@3GB、1,250円@4GB、1,500円@5GBの5段階に変わるという、格安SIMはおろかMNOを含めてこれまでのデータ通信契約になかっただけに大変興味深い。
これまでOCN モバイル エントリー d LTE 980、改めOCN モバイル ONEを皮切りに、BB.exciteモバイルLTE、BIC SIMプリペイドパック、BB.exciteモバイルLTE(SMS対応版)…と使ってきて、現在もhi-ho LTE typeDの3GBを3台で分け合っているのだが、実際のところ3台で1GB使うかどうかで残りの2GB前後は毎月繰り越している状況なので、普通に考えれば1GB使わない人の方が多いんじゃないかと思う。
500円@1GBというのはhi-ho LTE typeDのアソート(3GB/月額1,409円)と比べても割高感が無い料金単価設定だし、2GB以下に限っては「全プラン業界最安値」を謳う「DMM mobile」よりもおかわりSIMの方が安いくらい。
一方、新進気鋭のFREETELも6月22日に発表したFREETEL SIMで追随。499円@1GB、900円@3GB、1,520円@5GB…とほぼ同じだが、全く使わなかった場合は~100MBの299円で済む一方で、通信量上限が10GBとなる為に天井が月額2,470円と高くなるのがポイントだ。
とは言え、一般的には高速通信量5GBもあれば充分すぎると思うので、月額1,500円天井というシンプルなおかわりSIMの特徴は、万人向きでいいんじゃ無いかと思う。
【参照】
●ITmedia Mobile http://www.itmedia.co.jp/mobile/
┣格安SIM定点観測:7Gバイトプランで最安値競争が勃発 DMM mobileが最安値“死守”――2015年5月データ通信編 2015年6月1日
┣上限は5Gバイト1500円:日本通信、1Gバイト500円から利用できる5段階定額の「おかわりSIM」発売 2015年6月5日
┣Windows 10 Mobileスマホも登場:freetelが新MVNOサービスを発表、データ通信は100Mバイトで月額299円から 2015年6月22日
┣"原則縛りなし”のSIMも:日本メーカーとしてワクワクするものを作る――生まれ変わった「FREETEL」で目指すもの 2015年6月22日
┣格安SIM定点観測:NifMoの“プロモーションプラン”にも対抗するDMM mobile――2015年6月データ通信編 2015年7月2日
┣石野純也のMobile Eye(6月22日~7月3日):“フルラインアップ戦略”を掲げる新生「FREETEL」への期待と不安 2015年7月5日
┣SIM通:格安SIM契約の新機軸!「b-mobile おかわりSIM」って、どんな内容? 2015年7月7日
┣月299円で100Mバイト~の格安SIMサービス「FREETEL」、主要家電量販店で販売開始 2015年7月15日
┣格安SIM定点観測:au系MVNOの動きが活発に DMM mobileは“対抗”値下げとプラン新設――2015年7月データ通信編 2015年8月4日
┣「FREETEL SIM」がヨドバシカメラで格安SIMシェア1位を獲得 2015年8月14日
┣MVNOに聞く:FREETEL SIMは「ブッチギリだと思う」/端末は「全部自社で開発」――増田社長が語る新戦略 2015年8月17日
┣FREETEL SIM、毎月回線を増速する「回線増速マラソン」をスタート 2015年8月19日
┗通信速度定点観測:FREETEL SIMが安定して速い――「格安SIM」13サービスの実効速度を比較(ドコモ回線8月編) 2015年8月28日
┣日本通信の「おかわりSIM」にSMS付きプラン 月額630円から 2015年9月1日
┗格安SIM Q&A:SMSが使えて一番安いデータ通信SIMは? 2015年9月8日
●b-mobile http://www.bmobile.ne.jp/
┗b-mobile おかわりSIM 5段階定額
●FREETEL(フリーテル) https://www.freetel.jp/
┗FREETEL SIM
●Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/
┣日本通信
┗FREETEL