昨年5月に導入したGALAXYのGeForce GTX750 Ti OC Slim。
TMPGEnc Video Mastering Works 5より |
昨年6月にTMPGEnc Video Mastering Works 5による「mp4変換が芳しくない」と書いた話の続報。
Windows 10にも正式対応したのかな~と思い、更新履歴をチェックしたところ、7月30日にWindows 10対応のVer.5.5.3.108アップデータが公開されていたのだが、昨年7月15日のVer.5.5.1.106の"不具合修正"に
高精度ノイズ除去フィルターを CUDA で実行した場合、Ver.5.4.2.103 以前のバージョンと比較して処理速度が大幅に低下する問題を修正しました。と書いてあったのに気がついた。
「高精度ノイズ除去フィルター」に心当りは無いのだが、取り敢えず早速Ver.5.5.3.108を試してみたところ、やっぱりエンコードは遅かった…ていうか、そもそもエンコーダの選択肢で「CUDA」が出てこなくなった気がする。
いろいろググってみたところ、TMPGEnc Video Mastering Works 5に
※NVIDIA グラフィックドライバー「340.52 WHQL」「340.43 BETA」以降のバージョンでは、CUDA エンコーダーを使用できません。あらかじめご了承願います。と書いてあったのを目の当りにして唖然。
昨年6月にはGeForce GT 220搭載GV-N220OC-1GIでは期待通り30分ほどでエンコードできたと書いてあるので、昨年7月の「GeForce 340.52 Driver」リリース以降、ドライバをアップデートすると「CUDAエンコード」自体が不可能になってしまうらしい。
なんてこったい。
どうしたもんかなぁ…と調べていたところ、Bandicam:NVIDIA® CUDA™の使用方法にも同じように
1. NVIDIAの最新グラフィックカードドライバではCUDAエンコーダに対応しません。と書いてあったので、記載されたとおりに対処するとCUDAエンコーダが使用できるようになった。
NVIDIAのCUDAエンコーダを使用するには、cuda_enc_windows7_8_64bit.zipファイルをC:\Windows\System32\nvcuvenc.dllとC:\Windows\SysWOW64\nvcuvenc.dllフォルダにコピーしておけばCUDAエンコーダを使用できます。
ただ、エンコード時間は昨年5月の計測結果と同じで、GV-N220OC-1GIの方がよっぽど速いというのは変わらないようだ。
【参照】
●NVIDIA http://www.nvidia.co.jp/
┣GeForce GTX 750 Ti グラフィックスカード
┗NVIDIA DRIVERS GeForce 340.52 ドライバ
●Bandicam http://www.bandicam.com/
┗NVIDIA® CUDA™の使用方法
●4Gamer.net http://www.bandicam.com/
┗Release 340世代初のWHQL通過版となる「GeForce 340.52 Driver」登場 2014年7月3日
●株式会社ぺガシス:TMPGEnc http://tmpgenc.pegasys-inc.com/ja/
┗TMPGEnc Video Mastering Works 5 >> 更新履歴
●TMPGEnc Net http://bbs.pegasys-inc.com/bbs/list/lang/ja