YANO's digital garage

Copyright ©YANO All rights reserved. https://www.bravotouring.com/~yano/

Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵/IT系]

BayTrailとQSV / 2015-08-01 (土)

昨日のSkylakeの記事で気付いたのが[External]昨年4月にBay Trail-M/DがC0ステッピングに刷新された事。

CPU-Z:Celeron J1900
[External]CPU-Z

昨年10月に調達したGA-J1900N-D3Vは、まさにBayTrail-Dな[External]Intel® Celeron® Processor J1900(2M Cache, up to 2.42 GHz)を搭載しているのだが、[External]PC Watchの記事によると、

Bay Trail-DもC0ステッピングに移行するが、SKUはPentium J2900とCeleron J1900/J1800を継続する。ただし、新たにQuick Sync Videoをサポートする。
という事だ。

裏返すとC0以前のステッピングはQuick Sync Videoをサポートしていないという事になりそうなので、慌てて[External]CPU-ZGA-J1900N-D3Vのステッピングを確認したら、残念な事に"B3"だった。あうぅ…

しかし、よく見たらB3なのは"Revision"で、肝心の"Stepping"は3。ABCで換算すると"Stepping:C"に相当する可能性もある事から、ダメ元で[External]TMPGEnc Video Mastering Works 5(5.5.3.108)を試してみたところ、期待通りに[External]Intel Quick Sync Videoのハードウェアエンコーダを認識していて、FULL-HDなTSファイル(37秒)のMP4エンコードを35秒で終えた。

ちなみに[External]Ivy Bridge[External]Intel® Xeon® Processor E3-1225 v2(8M Cache, 3.20 GHz)では14秒で終っているので倍以上の時間が掛かっている事になるが、FULL-HDのMP4エンコードが実時間程度というのは充分実用に値するし、TDP的にはわずか1/8しかないので、効率的には4倍という事がいえるのかもしれない。

思わぬ展開からGA-J1900N-D3VでWindows 10対応版の[External]TMPGEnc Video Mastering Works 5(5.5.3.108)の動作確認もできて、良かったな。

【参照】
●PC Watch http://pc.watch.impress.co.jp/
【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】IDFで登場した「Bay Trail」に見えるIntelの戦略変更 2013年9月12日
【イベントレポート】Intel、Bay Trail EntryやBraswellでIAタブレット4倍増を目指す 2014年4月4日
Intel、Bay Trail-M/DをC0ステッピングに刷新 ~クロック微増、QSVと乱数ジェネレータ対応に 2014年4月4日
【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】2015年CPU「Skylake」の進化を促すIntelの14nmプロセス 2014年8月25日
【イベントレポート】【詳報】Skylakeは第6世代Coreプロセッサとして2015年後半に投入 ~BraswellはPentium/Celeronブランドで発表 2015年4月8日
【イベントレポート】【基調講演レポート】Skylake搭載2-in-1や一体型PCが紹介される 2015年4月10日
【イベントレポート】DFI、第6世代CoreことSkylake-Uを“搭載した”マザーを早くも展示 ~会場の新マザーボードを総ざらい 2015年6月5日
【笠原一輝のユビキタス情報局】次世代Coreこと「Skylake」は8月7日と9月上旬の2段階で発表 ~7月29日のWindows 10投入から目白押しとなるPC系の発表日程 2015年6月25日
●Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/
Coreマイクロアーキテクチャ
Nehalemマイクロアーキテクチャ
Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャ
Ivy Bridgeマイクロアーキテクチャ
Haswellマイクロアーキテクチャ
Broadwellマイクロアーキテクチャ
Skylakeマイクロアーキテクチャ