昨年の確定申告で活用したfreeeに代表されるクラウド型会計システム。
マネーフォワードより |
セゾンカードのセゾンNetアンサーが3ヶ月以上の明細を管理する為に、無料プランでも1年分管理可能な個人向けオンライン家計簿マネーフォワードの併用を推奨していたので使ってみた。
連携可能な銀行口座やクレジットカードが1700社以上と多く、後発であるだけに確かにfreeeよりも使いやすい…かと思ったが、freeeも7月には「個人・法人合わせて1600以上の銀行に対応」していた。昨年春は同期できなかった福岡銀行の個人向けインターネットバンキングにも対応できていたので、そのあたりは同等と思われる。
ちなみに会計ソフトトップシェアの弥生シリーズも10月に「やよいの青色申告 オンライン」で参入。銀行口座連携はYAYOI SMART CONNECTという別ソフトを介する枠組みなので、アクセス情報の管理は弥生では無く介在するソフト次第という事になり、freeeやマネーフォワードと違って「Webに置かない」構成も選択できるのは長所かな。2015年3月16日までセルフプラン(年額8,000円)が初年度無料になるキャンペーンを謳っているので試してみようかとも思ったが、銀行口座連携と自動仕訳を利用するには「あんしん保守サポート」の契約が不可欠な印象。単純なCSVファイルのインポートも未対応な雰囲気だし、元々良い印象が無いベンダーなので今回も見送る事にしよう。
取り敢えず、マネーフォワードで「福岡銀行」「楽天銀行(個人口座)」「楽天銀行(ビジネス口座)」「楽天カード」「J-WESTカード(JCB)」「JQカード(セゾン)」「福岡銀行VISAカード」「ねんきんネット」と同期と、「福岡銀行」のCSVアップロードができる事を確認。数字自体は桁違いで合わないが、恐らくfreeeと同じく口座間の振替処理をうまく仕訳できるようにルールを設定する必要があるだろう。
しかし、いろいろ触ってみたところ最終的に青色申告可能な帳簿を整理するには個人向けの「マネーフォワード」から「MFクラウド確定申告」に移行する必要がある。「マネーフォワード」と同じアカウントで取込済みのデータを含めてサクッと移行できるのだが、更にその「MFクラウド確定申告」も無料プランだと「仕訳件数月間15件」「仕訳ルール学習が5件」という縛りがあって使い物にならないので、月額800円の「プレミアム月額プラン」を契約。
【参照】
●INTERNET Watch http://internet.watch.impress.co.jp/
┣簿記を知らなくても使える会計ソフト「freee」、グーグル卒業生が開発 2013年3月19日
┣経理知識ゼロからの青色申告でも大丈夫!~クラウド会計サービス「freee」を使ってみた 2013年12月27日
┣クラウド会計「freee」が10万ユーザー突破、経営者の時間を60年削減 2014年7月16日
┣クラウド型会計ソフト「マネーフォワード」、パッケージ販売を開始 2014年9月5日
┣当たり前の簡単さを追究した「やよいの青色申告 オンライン」 2014年10月17日
┣初年度無料、話題のクラウドサービス「やよいの青色申告オンライン」を使ってみる 2014年12月26日
┗マネーフォワードの「MFクラウド会計・確定申告」、開始1年で利用者12万人 2015年1月23日
●ライフハッカー[日本版] http://www.lifehacker.jp/
┗個人事業主向けの会計ソフトは「劇速サポート」で選べば、確定申告がもっと速く終わる! 2015年1月19日
●マネーフォワード https://moneyforward.com/
●会計ソフト「MFクラウド会計」 https://biz.moneyforward.com/
┗確定申告ソフト「MFクラウド確定申告」
●freee http://www.freee.co.jp/
●freee公式ブログ http://www.freee.co.jp/blog
┗会計ソフトシェア調査レポート - クラウド会計では freee が No.1に 2014年12月22日