先月ドローンでの配送サービスPrime Air構想を発表したAmazon.com。
Engadgetによると、今度は
客が実際に注文する前から商品を発送する「投機的出荷」Anticipatory shipping 手法の米国特許を取得していたそうな。
地域や季節性で偏りがありそうな商品や、新発売の人気製品などを国内数カ所の物流拠点(FC:フルフィルメントセンター)から各市内の拠点程度まで移動させておいて「即日~数時間」で手元に届けてしまおうという魂胆と思われる。つまり「売れ筋は多めに仕入れる」から始まった「国内数カ所の倉庫でバランスした在庫管理を行う」現状の物流戦略が更に高度かつ緻密に一歩進んだ印象。
PrimeAirではFCの近隣でないとメリットがないのではないかと思っていたが、ちゃんとサービスエリアが16km圏内という足枷とリンクする戦略が練られていた事になる。
取り敢えず
「どうせ買うから発送済み」や「保存、布教コミで3個ポチっといてやったぜ」とか未来のアマゾンは注文してないのに商品が届くようになるかも等という話では"今のところ"無さそうだ。
【参照】
●Engadget 日本版 http://japanese.engadget.com/
┗アマゾン、客が買う前から商品を発送する「投機的出荷」の特許を取得 2014年1月20日
●TechCrunch Japan http://jp.techcrunch.com/
┗Amazon、「予測出荷」の特許を取得 ― 注文される前に商品を出荷 2014年1月20日
●ギズモード・ジャパン http://www.gizmodo.jp/
┣注文から30分以内にお届け! 米アマゾン、ドローン宅配サービスを5年以内に実現か?(動画あり) 2013年12月4日
┗未来のアマゾンは注文してないのに商品が届くようになるかも 2014年1月21日