早いものでオーディオカセット、ビデオカセットを含めて最盛期は300本以上あった磁気テープが手元から絶滅してからもう20年ほどになるだろうか。
ITpro記事より |
コンピュータの世界でもシャープのMZシリーズやX1シリーズが隆盛を極めた1970~80年代にかけてはパソコン用の記録媒体としても無くてはならない存在だった磁気テープ。
90年代には高速アクセスを謳うフロッピーディスク、光磁気ディスクに圧倒されてしまい、ビジネス用途でこそDDS/DATを利用する事はあったものの、2000年代には容量的にもハードディスクに追いつかれていよいよ影の薄い存在になってしまい、もはや衰退は時間の問題かと思っていた。
しかし、ITproの記事によると
情報システム分野で使用される「データ記録用磁気テープ」の生産量が、2010年以降、「V字回復」を遂げているのだ。ですって。
言われてみれば昨年カセットテープが将来的に大容量ストレージの主流に返り咲く可能性という記事もあったが、先の事はなかなか解らないものですな。
【参照】
●ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
┗磁気テープ、まさかの復権 2013年12月12日
●GIGAZINE http://gigazine.net/
┣2TBモデルのHDD、すでに9000円を割り込む価格で販売中 2010年7月18日
┣HDDの容量を飛躍的に向上させる新技術、実用化への道筋が示される 2010年8月3日
┣決して主流になることは無く、歴史の表舞台から姿を消した非常に個性的な記録媒体いろいろ 2011年4月5日
┗カセットテープが将来的に大容量ストレージの主流に返り咲く可能性 2012年10月22日
●Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
┣磁気テープ
┣デジタル・データ・ストレージ
┣磁気ディスク
┣ハードディスクドライブ
┣MZ (コンピュータ)
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