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2005年10月に入手した小型軽量マルチパーパスローダーXLR125R。
翌2006年には8000km程度走ってたものの、2007年には3000km、2008,2009年は1000km程度しか走っておらず、今年に至っては100km程しか走れていない体たらくだ。
念願のオフ車であるXLR125Rを手に入れたはいいもののちょっと乗らないと始動性が悪くて手を焼いていたのだが、結婚直後の2008年のGWにメンテしてからは快調で、"怪しい"と言われたバッテリーも2年半を過ぎてもすこぶる元気。 1~2ヶ月乗ってなくても暖気が安定するまで少し時間がかかるくらいで2006~7年頃のように暖気中に何度も止るという程の不調はすっかり影を潜めたのだが、良くなった調子と反比例して実走距離が伸び悩んでいるという現実を考えるとこのまま置いておくのも忍びない。
走れてないのはF800STも同じなので、我ながら「もうバイク2台は無理だな」と思いながら、自賠責が9月末で切れたXLR125Rの処遇を考えていたのだが、東京在住の幼なじみが通勤で使うXLR250の代替を探していたので、「それならば」と譲る事にした。
いろいろ調べてみたところ、東京まで原付を輸送するのに一番安上がりなのがオーシャン東九フェリーによる無人航送。片道料金は特殊手荷物運賃の6,150円で、東京港での荷下ろし1,100円を合わせても7,250円。ほぼ毎日運航しているのも便利だ。
18時に新門司港に行けばいい事から、別れを惜しんで平尾台で遊んでいこうかと思っていたのだが、天気予報によると午後からの降水確率50%。昼頃から降り出して早いとこだと夕方には上がるという事だったので、「早いとこ」である事を祈って15時過ぎまで自宅で様子見。結局、福岡市内ではちょろっとお湿り程度が降っただけだったので、まぁ大丈夫かなとフェリーを予約して15時半に出発。
XLR125R@新門司港 |
クルマが多いR3を機動力を活用して快走。千鳥を過ぎたところでシールドに水滴がつき始めたが、「どうせ降っても小雨」という判断でレインスーツを持ってこなかったので、そのまま強行して16時45分にエネルギーモール東田に到着。
読み通りすぐに雨は上がり宗像から先も殆ど降らなかったが、路面は予想以上のヘビーウェットでサイバーテックスの防水ライディングシューズでも靴下がしっとりする有様だった。特に黒埼からこっちの雲行きが怪しさ炸裂で、路面も水溜まりができている状態という事は、どうも北九州は雨が上がったばかりのようだ。
まだ到着目標の18時まで時間はあるので、長めのインターバルで雨雲との距離を置く事に。給油と空気圧の補充と、コーヒーブレイクを含めて20分以上の休憩を設けてリスタート。久々の北九州はどこがどう混むのかよくわからないので、戸畑バイパスから到津トンネル~菜園場~紺屋町~砂津と抜けるルートをチョイスし、門司駅を過ぎたところで右折して県道71号新門司港大里線に入り、鹿喰(かじき)峠を越えて新門司港フェリーターミナルへ18時ちょうどに到着。
本日の走行81km、メーター積算距離23,220km、5年間の実走14,240kmでXLR125Rとの付き合いが終る事になった。
…とフェリーの前でしんみりばかりもしていられない。さっそく2Fの窓口で航送手続きを行い、10分ほどしたらXLR125Rでスロープを駆け上がりフェリーへ。今度は東京のコンクリートジャングルで幼なじみの足として活躍してくれよな、と別れを告げた。
バイクを船に乗せた後、困るのが帰りの足。予約の電話で聞いたところタクシーだと門司駅まで2,500円ほどかかるとい話だったので、ちょっと離れてはいるものの県道71号新門司港大里線沿いの畑のバス停まで歩く事に。徒歩ナビでは迂回して2.2km(27分)と出ていたが、思惑通りにショートカットできたので1.6km、20分ほどで畑のバス停へ到着し、してやったり。
ここから15分後の門司駅方面のバスに乗るつもりだったが、ちょうど都市高速経由小倉行きの急行バスがやってきたのでそのまま小倉駅へ行って19時34分のソニック52号に乗り継いで帰投。革パン+ライダージャケットで特急電車に乗るのも最初で最後だろうなぁ。(笑)
【参照】
●オーシャントランス株式会社のオーシャン東九フェリー http://www.otf.jp/