19日に書いたDTIの仮想サーバーサービスServersMan@VPSの続き。
Host | CPU | ApachBench 2.x | UnixBench 4.1.0 | UnixBench 5.1.2 |
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nx9030 | Celeron M 1.3GHz | 4.58 | 389.6 | 431.0 |
ServersMan@VPS | Xeon L5520 2.27GHz | 5.59 | 329.5 | 328.9 |
gt110b | Celeron G1101 2.27GHz | 31.18 | 1015.9 | 2086.1 |
nezさんとこで、さくらのVPSがUnixBenchで物理サーバの3倍以上の1500を出しているという話を知り、取り敢えずウチでも試してみたのが右の結果。
ApachBenchの値は19日に試した同時接続数10でリクエスト数100の条件を指定した
ab -n 100 -c 10 http://localhost/~yano/の"Requests per second"で、UnixBenchのは"System Benchmarks Index Score"。
UnixBenchのbuildには場合によって修正が必要。ここから入手する4.1.0ではubuntu 10.4環境でmakeすると"-fforce-mem"オプションがエラーになる。これはgccの4.2.3で廃止された最適化オプションらしいので、Makefileを修正して削除すれば良い。ここから入手する5.1.2はマルチコア対応のみならずX-Window環境の項目も含まれるので、Makefileの"GRAPHIC_TESTS"と"GL_LIBS"をコメントアウトしておけば大丈夫だ。"-fforce-mem"オプションは既に無い。
1500以上を出したという「さくらのVPS」を使ってみるによると、動かしたUnixBenchは5.1.2。各VPSにも2 CPU提供されているそうなので、まさしくgt110bの3割引のパフォーマンスと言ったところかな。
今のところ対応OSはCentOSの64bit版のみという事だが、32bit版やUbuntuも選べるようにする他、VNCにも対応予定との事。これで980円/月というのはServersMan@VPSよりスゴいかも。
【参照】
●Linux Benchmarking http://www.hermit.org/Linux/Benchmarking/
●byte-unixbench http://code.google.com/p/byte-unixbench/
●unixbench 4.x http://www.tux.org/pub/tux/niemi/unixbench/
●ServersMan@VPS仮想専用サーバーサービス http://dream.jp/vps/
┗ServersMan@VPS仮想専用サーバーサービス キャンペーン
●さくらのVPS http://vps.sakura.ad.jp/
●@IT http://www.atmarkit.co.jp/
┗@IT Special PR:なぜ今さくらがVPS参入? 田中社長に聞いた
●INTERNET Watch http://internet.watch.impress.co.jp/
┣さくらインターネットがVPSに参入、月額980円の「さくらのVPS」開始 2010年9月1日
┗月額980円で高速快適! 「さくらのVPS」を試用してみた 2010年9月7日