酔狂旅人の韓国行きとウォン安に触発されて決めた釜山行き。格安パックツアーをいろいろあたってみたが、平日ならいざ知らず週末はどこも殆ど正規往復料金に格安ホテルが1泊オマケで付く程度。
近い国とは言え慣れぬ海外の妙な安ホテルで不便を強いられるのもイヤなので、ビートル正規往復乗船券とお馴染み東横インを個別に手配した方が安心だ。というわけで、それぞれネットで予約。
続いて携行用に『るるぶ韓国 ソウル・釜山・済州島’09』\950と、『韓国語 (かんたん旅会話) 』\945を調達し、これで準備万端。
というわけで20日、7時半にいざ出発。クルマで走る事10分ほどで\600/24HのNPC24H石城町パーキングへ。1泊2日で\1,200はタクシー片道分で済む。
そこから5分ほど歩いて博多港国際ターミナル着。早速渡航手続きに従ってビートルカウンターでチェックイン。正規運賃はネットでカード決済済みだが、「燃油サーチャージ」\2,000×2を徴収される。「ターミナル利用料」\500×2は別途券売機で購入。
続いて両替。博多港国際ターミナルの中にある新韓銀行の窓口で替えておくとウォン→円に戻すレートをサービスしてくれるそうだ。
参考まで12/20現在の交替レートで2万円が272,000ウォンだったので10,000ウォンが\735に相当する。
財布に入りきれない&日本円とウォンがごっちゃになって間違えるとマズいので、いわゆる文房具なビニールケースへ収めて胸ポケットへ。釜山では使わないであろう日本円やカード類の入った財布とクルマや自宅の鍵類はデイバッグの奥底へ。
手続きが一段落したところで待合所に落ち着いて軽い朝食を済ませ、8時15分出国手続き開始。日本の出国手続きは所持品検査も無く、パスポートチェックだけで簡単だ。妻はさっそくテンションアゲアゲで免税店を冷やかしに。
【参照】
●JR九州高速船 BEETLE ビートル http://www.jrbeetle.co.jp/
┗渡航手続き
●博多港 http://www.port-of-hakata.or.jp/
┗博多港国際ターミナル
8時45分乗船開始。ビートル、JF105便は少し遅れて9時過ぎに出港し、少し遅れたまま12時17分釜山港に到着。
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Home Plusで買った乾電池と地下鉄1日乗車券 |
韓国入国手続きでは空港でお馴染みのX線検査。先客を見ていると漏れなくピーピー鳴っているので「????」のまま通過。日頃の行いが良いのか、特にお咎め無し。
ターミナルでガイドマップなどをもらい、歩いて地下鉄中央洞(チュンアンドン)駅へ。下調べしておいた3500ウォンの「1日乗車券」を買おうとして10000ウォン札を投入したものの、驚いた事に10000ウォン札には対応していなかった。orz
初乗り1100ウォンなのに、10000ウォン札が使えない券売機ってどうよ?
反対側の改札へ迂回して両替機と思われる機械を見つけ、10000ウォン札を投入するものの何度やってもすぐに吐き出される始末。新券がお気に召さないわけが無さそうので、こいつは両替機じゃないのかな?と二人して悩んでいると、日本語に堪能な親切な現地の人が助けに入り駅員さんを呼んでくれ、無事両替果たして「1日乗車券」3500ウォン(≒\257)を買えた。
次の日も根気強く何度も投入しなおして両替している現地の人を見掛けたので、やはり慢性的に両替機が不調なようだ。中央洞駅で1台しかないのになぁ…
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釜山カルビにて |
チャガルチ駅で降りて、国際市場界隈に所狭しと立ち並ぶ露店を冷やかしながら『るるぶ韓国 ソウル・釜山・済州島’09』に載ってた釜山カルビへ。
13時20分ごろ、ようやくランチにありつく。牛カルビ20,000ウォンと豚バラ7,000ウォン、それぞれ2人前にご飯を一つ。〆て二人で55,500ウォン(≒\4,080)也。
キムチやサンチュは頼まずとも所狭しと並ぶのがお約束だ。キムチは案の定ちょっと酸っぱかったかな。肝心のお肉はビックリするほどでは無く、それなり。\1,500程度のカルビとしてはボリュームあってお得だと思うが、やはり石垣の焼肉金城あたりの和牛の方が良かったね。個人的にはリーズナブルな豚バラの方をオススメしたい。
腹ごなしに国際市場ゾーンで革のコートを中心に物色。「偽物あるよ!」と声をかけてくるのも含めて9年前とあまり変わりはない雰囲気だ。
試しに入った店で羊革のコートを試着。\17,000となかなかお手頃なところまで下げてくれたが、最初の言い値が\23,000だっただけにもう少し頑張れそうな…。しかもウォンでなく円で買わせようとするのが妙に引っかかる。
日本人には「慣れ」から円の方が安く感じるところを狙ってるんだと思うが、今日はまだまだ歩くので基本的に見るだけだ!と言い切って店を後に。
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釜山タワーから国際市場を見下ろす |
龍頭山公園&釜山タワー界隈まで歩いて、地下鉄南浦洞(ナンポドン)駅から四面(ソミョン)へ。
まずは市場調査という事でファッションショッピングモール「ミリオレ西面」に行ってみたが、値札が付いてないのが多い。韓国語で声をかけてくる店員も多いので、価格交渉中心の店が多いのだろう。残念ながら市場調査にならず収穫無し。
1FのHome Plus ミレオレ店に「1000ウォン均一」の売り場があり、ハングルのシールが貼られたダイソー製品がたくさん並んでいた。というわけで、ストックを使い果たしていた乾電池を査収。1,000ウォン(≒\74)也。
続いてロッテ百貨店釜山本店へ移動。ずらりと並ぶ100万ウォンを超える皮ジャケットに「さすがにデパートは桁が違う…」と思いながら遠目に物色していると99,000ウォンでディスカウントコーナーを発見。革ジャンを手にとって袖を通してみたがやわらかで軽くていい感じ。さっき国際市場で見たのと同じメーカーGIONARDで、ちょうど合うサイズも残り1着だったので迷わず査収。
定価タグでは56万ウォンの品物がディスカウントとは言えあまりに安かったので羊革じゃ無いかなと思ったが、タグの"양가죽"という文字が羊皮であることが判明。\7,350程度で羊皮のジャンパーが買えたのは嬉しい大誤算である。
取り敢えず最大の目的は達したので、後は消化試合。18時半地下鉄2号線で海雲台(ヘウンデ)へ移動し、SfunZ(スポンジ)の雑貨屋をブラブラ。
釜山随一のリゾートビーチはすでに真っ暗になってしまったが、夜景もいい感じだという事にして取り敢えず海辺を散策。意外と波が高かったが、雨も降らずさほど寒くなかったのは助かった。
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慶州朴家テジクッパにて |
20時近くになったので、夕食は四面(ソミョン)に戻ってテジクッパを食べる事に。
「るるぶ」に載ってた釜田食堂を目指していたのだが、最終的に店がわからず適当に入ったのが慶州朴家テジクッパ。
基本的に薄味になってて自分で塩やアミの塩辛を入れ調節するのだそうだが、さっぱりしてて美味しかった。思った以上に豚バラ肉がガッツリ入っててボリュームたっぷりなテジクッパ2つで9,000ウォン(≒\661)也とリーズナブル。
21時過ぎに中央洞駅に戻って東横イン 釜山中央洞へチェックイン。近隣の東横イン 釜山駅1オープン記念のキャンペーンディスカウントで40,000ウォン(≒\2,941)也。
設備は思った通り日本の東横インと同じ。この値段で必要最小限の広さがあれば悪くない。なにより清潔感と日本語が不自由なく通じるのが安心だね。多少不便な事と言えば、CATVボックスが付いていたTVはNHK-BSの1チャンネルを除いて全て韓国語だったというくらいかな。
【参照】
●Dynamic Busan http://japanese.busan.go.kr/ (日本語版)
●韓国 釜山 旅行情報ガイド「プサンナビ」 http://www.pusannavi.com/
┣地域:南浦洞(ナンポドン)
┣プサンスップルカルビ(釜山カルビ)
┣国際市場ゾーン
┣龍頭山公園&釜山タワー
┣地域:西面(ソミョン)
┣ミリオレ西面
┣Home Plus ミレオレ店
┣ロッテ百貨店釜山本店
┣慶州朴家テジクッパッ
┣地域:海雲台(ヘウンデ)
┣SfunZ(スポンジ)
┗釜山の地下鉄/タクシー/バス
●ホテル 東横イン http://www.toyoko-inn.com/
┗東横イン 釜山中央洞