2006年9月以来これまでハンディGPSGARMIN eTrexの航跡ログをGoogle マップで表示させる為に、GPSへの扉のtrk2googlemaps & kmlを使っていたのだが、轍-Wadachiに乗り換えてみた。
轍-Wadachi 3.04 |
なお、今回はWindows Vista 32bits版に乗り換えた事とは関係無い。
trk2googlemaps & kmlより轍-Wadachiの方が「ポイントの間引き」が賢くてきれいなトレースラインが描けるのと、ログの欠けた部分も勝手に繋がらず正しく「欠けた部分」となる。つまり基本的な部分をしっかり押さえてあると言える。
さらに、デジカメ撮影時刻とGPSログに基づく「ウェイポイント自動作成機能」も眼から鱗。ウェイポイントの名称のみならず、緯度経度や日時も轍-Wadachiから修正できるので、写真さえ撮っておけばカシミール3Dでウェイポイントを編集する必要が無いかもしれない。
また速度で判断する「ノイズフィルタ」も秀逸。これでビルや高架の陰による誤計測がほとんど排除できるので、カシミール3Dでノイズ補正する手間が省ける。
トラックのプロパティで設定できる「プライバシー保護機能」もありがたい。始点や終点から一定距離を隠す事ができ、自宅がバレないように手作業でトラックログファイルからいちいち削除する必要が無くなるのはうれしい。
そして、タブブラウザ機能を内蔵しているのでプレビュー表示を確認しながら何度もやり直せる操作性も◎。
trk2googlemaps & kmlの「緯度経度から住所を推定する機能」もなかなか便利だったのだが、やはりところどころで手直しが発生してしまうケースもあったし、自治体合併による住所表記変更を考えると痛し痒し。最終的にはGoogle マップで拡大すればわかる事だし、無きゃ無いで構わない。
いずれにせよ、こうして健全な競争と向上が繰り広げられる環境が成り立っているのは喜ばしい事だ。
なお、当サイトではGoogle マップ向けのJavaScriptをrNoteのskinに実装しているので、trk2googlemaps & kmlで作成した過去の記事も含めて影響を受けます。
つきましてはこんな感じでウェイポイントが表示されず、航跡トレースだけの表示になりますので悪しからず。
のつもりでしたが、skinファイルを工夫してtrk2googlemaps & kml版と轍-Wadachiを共存させる事ができたので、過去の記事は過去の記事でこれまでどおり表示されるようになりました。
【参照】
●轍-Wadachi http://wadachi.cyclekikou.net/
●GPSへの扉 http://etoh.minidns.net/gps/
┗トラックログ(trk)等からGoogle Maps使ったHPやGoogle Earth用kmlファイルを自動で作成 trk2googlemaps & kml
●カシミール3D http://www.kashmir3d.com/