家庭やオフィスなどの屋内に設置するアクセスポイントを介して、3G携帯電話をブロードバンド回線に接続するフェムトセルという新しい技術の実証実験が始まっている。
この技術によって携帯電話がIP電話の子機や無線LAN付きのPDAのように使えるようになり、家では使い放題になるのでは?と言われているが、現行の電気通信事業法では全く想定されていないインフラだけに法制度を含めた見直しが必要不可欠で、実験がうまくいけばそれですんなり使えるようになるわけではない。
しかし、Yahoo! BBでモデムを無料配布したソフトバンクが「まずはAPを無料配布したい」と言っているから、面白くなりそうだ。
対抗馬となるWi-Fi対応デュアル携帯電話の動きも含めて注目しておきたい。
【参照】
●日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
┣【デスク河井保博が透かし見る】「フェムトセル」が携帯電話を一変させると面白い 2006年11月20日
┣フェムトセルで携帯の通話料が安くなる? 2007年5月7日
┣英ピコチップがフェムトセルを国内初デモ,「日本でもフェムトセルの実現を」 2007年6月27日
┣ソフトバンクがフェムトセルの実験を開始,日米英の主要ベンダーと共同で実施 2007年6月29日
┗ソフトバンクがフェムトセル実験を公開,「まずはAPを無料配布したい」 2007年7月3日