5/13 2007J2 第15節 福岡vs京都にて 本文と画像は関係ありません |
普通に7時過ぎには起きたのだが、爽やかなお天気とは裏腹に何となく気分が乗らず、雑用を片付けながら「屏風の虎退治」続行。しかし、結局妙案は浮かばず、これと言った成果ナシ。なかなかトンチが効かないからなぁ…てな感じで、だめだめな1日だった。
J2第16節の鳥栖戦も見逃してしまうだめだめっぷりを発揮してしまったが、結果的にアビスパも前節と同じくだめだめな展開だったので観なくて良かったかも。
それにしてもこうも続けて逆転負けを喰らうとはガッカリにも程がある。エースのリンコンにマークが厳しくなってるとは言え、中盤が慌てて不用意なパスを出さないようにしないと。
話は変わって、愛南町の個人情報流出事件。Sankei WEBによると、住民基本4情報のほか口座情報や住民票コードも含めた14万3000件もの情報流出という、大規模な事件だ。
日経ITProの記事を抜粋すると
最も情報漏洩規模の大きかった愛南町では、5万4850人分、14万2843件のデータが流出した。約3年前のデータだが、当時の全住民の情報を含む。漏洩した情報は、住所、氏名、生年月日、性別、転入転出の履歴、住民票コード、選挙資格(資格の有無、登録日、抹消日)、一部の公営住宅入居者の口座情報、国民年金(基礎年金番号、加入種別、取得日、喪失日、納付記録など)、老人保健(受給者番号、取得日、喪失日、被保険者保険情報など)である。
流出元は山口電子計算センターの元職員宅の私用パソコンがAnntinyに感染したものという経緯が判明済みだが、そもそも受注したのは山口電子計算センターではなく愛媛県宇和島市の株式会社デンケン。
Sankei WEBによると
デンケンは宇和島自動車の子会社で、情報処理やパソコンなどの関連機器を販売。平成15年4月、5町村の合併に向けた住民基本台帳の1本化など、約10万件にわたるシステム構築やデータ処理事業を総額7339万円で受注していた。という経緯も明らかになっていて、株式会社デンケンとしては山口電子計算センターに契約違反の再委託をしていた事までバレてしまい、踏んだり蹴ったり。ていうか、ハッキリ言ってお粗末でこちらもだめだめ。
16年8月にはデンケンから12、13人の社員が、さらに山口市の山口電子計算センターから3、4人の派遣社員の応援を受けていた。
本件に限らず地場の中小ベンダーは再委託や外注、派遣に対するリスク認識がお粗末なところが多々見受けられるのだが、かと言って大企業ならば盤石かとも言えば大日本印刷の個人情報863万件流出などやっぱり悪意を持った内部の人間から完全に防ぐ事は困難な実情があり、結局のところはデータは流出するものという前提に立たざるを得ない。
という事で、万が一に流出しても内容だけは読まれないような施策が必要なんじゃないかと思う今日この頃。
【参照】
●Sankei WEB http://www.sankei.co.jp/
┣愛南町の全情報10万件流失か 2007年5月17日
┗愛媛・愛南町、全町民含む個人情報14万件が流出 2007年5月18日
●日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
┗再委託業者の私用パソコンから、2市1町合計21万件以上の個人情報が流出 2007年5月18日
●愛南町公式ホームページ http://www.town.ainan.ehime.jp/
┗愛南町の住民の個人情報の流出に関するお詫びとお知らせ 2007年5月18日
●内閣官房情報セキュリティセンター http://www.nisc.go.jp/
●株式会社デンケン http://www.k-denken.co.jp/
●山口電子計算センター http://www.i-ycc.co.jp/