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Last-modified: 2024-03-20 (水)


[一語一絵]

民営化の旗の下 / 2007-05-18 (金)

新東京郵便局の消印
小笠原の切手に
新東京郵便局って…

東京の遥か南、およそ1000kmの距離にある小笠原から10日間もかかって届いた絵はがき。文面の一言一句からほとばしる熱い想いをヒシヒシと感じながら、キレイな風景切手に目を移して驚いたのが[External]新東京郵便局の消印だ。

調べてみると[External]平成19年10月の民営化・分社化に伴う再編により、2007年3月5日より郵便物の集配業務が新東京郵便局に移管された結果らしい。

だからと言って新東京郵便局の局員さんが週に一回おが丸に乗って集配に来るかというとそんなワケはなく、島内の誰かに委託しているのだろう。

つまり、集配する人が高給取りの国家公務員ではなく副業可能な民間人になるのでコストを下げる余地ができる。「民営化万歳」という事なんだろうが、だからと言って新東京郵便局の消印が押されてしまうというのはちょっとどうよ?、と言いたい。

そもそも経済性や合理性を突き詰めるとメールや電話の圧勝なわけだし、「郵政民営化」という錦の旗の下で情緒という文化的な側面を損なった「手紙」にどれほどの存在価値があるのだろうかと疑問に思う今日この頃である。

取り敢えずは、郵便局の窓口へ持参すればこれまで通り鯨の風景印を押して貰えるそうなので、覚えておこう。

ちなみに南大東島、北大東島は那覇中央局に、波照間も八重山局にそれぞれ移管されている。つまりポストへの投函だと那覇や八重山の消印になってしまい、遥か絶海の孤島で投函したんだよ~というありがたみの欠片も無くなってしまうので、これからは是が非でも郵便局に持参して風景印を押して貰わなくては。

【参照】
●郵便局ホームページ http://www.yuubinkyoku.com/
新東京郵便局
●ゆうびんホームページ http://www.post.japanpost.jp/
集配拠点、郵便貯金・簡易生命保険の外務営業拠点の再編について
●小笠原ブログ http://www.eco-ogasawara.com/blog/
小笠原郵便局の消印 2007年5月2日

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1: ポジャーリ (05/20 12:57)
まあ、一昨年の解散総選挙で国民の皆様がお決めになった民営化ですからね~。YANOさんもその国民のお一人なんでしょ?
こいずみという一個人の私怨と、それを支持して止まなかった賢明な国民の皆様がお決めになったことですから、消印一つに疑問をおもちになるのも「ちょっとどうよ」?かと・・・(苦笑)
YANOさんご自身も 「 「手紙」にどれほどの存在価値があるのだろうかと疑問に思う今日この頃 」とおっしゃっている事ですしね。

あ、それと国家公務員もピンキリですから、郵政関連の方々のお手当てはさほどでもないようですよ。
2: 石井 (05/20 13:20)
GWに行った時、北大東から葉書を出したのですが、休日だったので「風景印を押して下さい、お願いします」と書いたメモを
挟んでポストに投函したら、押印された葉書が送られてきました(自分にも出してみたのですな)。

まあこの方法が全てにおいて通じるとは思えませんがね…。

どんな印かは僕の処にアップしておきますー。
3: YANO (05/20 21:08)
初めまして>ポジャーリさん
別に民営化や元首相に問うているわけではなく、手紙の「文化的な側面」について(自分も含めて)問いかけているわけですが何か?
組織統合=慣例通り消印も統合っていかにもお役所的ですし、ふるさと切手や消印の地域色が秘める情感をもっと見直してもいいのでは?
安易な市町村合併によって消えてしまう地名もまた同じで、旅先で見覚えのあった地名が見当たらないとやっぱり寂しいです。

お帰り>石井ちゃん
さすが~、旅のエキスパートは違うねぇ。
まだ収集しているのはどうせ現地の局員だし、やってみるもんですな。
オレもラリージャパンの風景印欲しくて自分宛に出したよ。(笑)
大東の風景印、みにいく~!!
4: ポジャーリ (05/20 22:59)
ん? 手紙等の存在価値に疑問がおありにもかかわらず、たかが消印一つの情緒的側面の目が行ってしまうYANOさんの心情に余計に、矛盾を含めた疑問が湧いてしまうんですよ。
それと不定期にバカンスを楽しまれているご様子のYANOさんの方が、そこいらの国家公務員さんよりもよっぽど高給取りor生活資金が潤沢かと思われますが何か?

あ、そんなことより「はじめまして」が先でしたね、常識ゼロですみません(笑)