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[一語一絵]

先島空路情報 / 2007-03-30 (金)

RWY17ENDからフェアリンク機を迎える
2002/05/13 下地島空港RWY17ENDにて

4月から[External]那覇~下地島にチャーター便が飛ぶと言うニュース。表向きは「チャーター便」という表現なのだが、ダイヤは決まっているが予約が無ければ飛ばない乗り合い便で、[External]運賃も一人18,000円と現実的なところに設定されており、利便性は事実上の定期便と大差ない。

既存の那覇宮古島が正規運賃でも16,700円なので若干の割高感は否めないが、ほぼ全席に窓がある機体で[External]下地島空港のRUNWAY17へ下りられるとしたら、頭ごなしに否定される金額ではないだろう。

ちなみに同路線を運航するのは2005年3月に北海道内へ就航した新規航空会社[External]エアトランセ。沖縄で貸切・遊覧飛行を営んでいる[External]エアードルフィンと提携し、同社が午前・午後の1日2往復運航していた那覇~沖永良部路線を引き継いで、その合間に下地島との往復が入るダイヤになるそうだ。

[External]エアトランセは不定期運航への路線変更という事でネガティブに語られる事も多いが、リスクを避けて手堅い経営を行う中小企業としては現実的で健全な判断ではないかと思う。体力に見合わない運航を行う事が多かったこれまでの新規航空会社とはひと味違ったお手並みを期待したい。

既に[External]18人乗りのBeech 1900D Airliner[External]下地島へのテストフライトを済ませていて、あとは免許待ちとの事。

さらに[External]エアードルフィン[External]波照間、与那国乗り入れへという話もあり、今年11月末で運休する見込みだった波照間空路も存続の可能性が出てきた。これまでのRAC便と同じ9人乗りだがセスナC208型機の導入を計画しているとの事。

石垣基点のピストン輸送ではなく波照間~与那国を巡るというルートも魅力的だし、こちらもぜひ実現を期待したい。

【参照】
●エアードルフィン http://www.air-dolphin.com/
●エアトランセ http://airtransse.com/
●琉球新報 http://ryukyushimpo.jp/
下地島にチャーター便 那覇空港間 2007年3月21日
来月にも貨物事業開始 エアードルフィン 2007年3月23日
●八重山毎日オンライン http://www.y-mainichi.co.jp/
エアードルフィン波照間、与那国乗り入れへ 9人乗り、12月から運航 2007年3月23日
島の課題は滑走路延長 2007年3月28日
2月過去最多乗客23万人余 JTA 2007年3月30日