HARDOFFにて |
今日は陽射しもなく一段と寒かった福岡。午前中は4℃前後で推移し、久しぶりに雪が舞った。
民法の300日規定の見直し訴えて無戸籍児の親が旅券申請というニュースに、去年の今頃大きな流れとなったPSE騒動を思い出した。
結果、「一定期間のレンタル後に所有権譲渡」という抜け穴を監督官庁が追認するというドンデン返しにより、壊滅的な打撃は免れなかった中古市場が数ヶ月の短期間で一転ほぼそのまま生き残ったのは、未だに信じられない感がある。
この夏から始まった「飲酒運転撲滅」しかり、テレビをはじめとするメディア誘導によるムーブメントの効果が絶大である事は改めて言うまでもないだろう。
確かに「300日規定」も現代にはそぐわない前世紀的な規定であり、時代錯誤の法制度に強いられる不条理は一刻も早く改めるべきだろう。また些細な法改正と言えどもお役所任せでは前例やらなにやらで相当に時間がかかるのは避けられず、通達等による運用面での柔軟な対応や議員立法に向けて世論で後押しするのは大変民主主義的で歓迎すべき事だ。
しかし、「絶大な力」はそれそのものが両刃の剣。
一方で「あるある大辞典騒動」のように素直な市民を誤った方向へ導いたり、悪意に基づいたプロパガンダに利用される懸念がある。
マスメディアやネット情報に限らず、思いこみや根も葉もない噂による風説の流布から大きな騒ぎになる事は珍しくない。
ゆめゆめ情報を鵜呑みにする事の無いよう注意したい。