先月22日に壊れたJBL CONTROL1のその後。年末に慌ててBOSE AM-5IIIを買ったものの、どことなく拭えない違和感を確かめるために復活作戦を発動。
JBL CONTROL1 Xtreme |
まずはサウンドデンにセーム革エッジへの張替を見積りを依頼したところ、金額は15,800円×2に送料1,600円を加えて33,200円也という事であった。10cmだから「10cm未満」で2万ちょっとで済むかな?と思っていたのだが、世の中それほど甘くなかった。
というわけで後継機の「JBL Control1 Xtreme」を20,700円で買った方が圧倒的に安上がりなのは言うまでもないが、大掃除で手元の資料を整理した結果元祖CONTROL1は1988年の2月2日にオーディオユニオン セカンドハンズ新宿店にて32,800円で買っていた事がわかったので、ピュアオーディオマニアの端くれとしてはエコノミーな後継機への安易に乗り換えを激しく躊躇するところとなった。
で、結局「現行機はいつでも買える」が「元祖CONTROL1はもう買えない」という観点で修理を決意したのだが、せっせとユニットを外していたところ両方のツイーターコーンにもひび割れが発生している事に気付いて、The End。という経緯を経て、結局「JBL Control1 Xtreme」をポチッとしたわけである。
というわけで本日早速設置。『輝けるディーヴァ~ベスト・オブ・サラ・ブライトマン』を鳴らしてみたところ、サラのボーカルがド~ンと前に出てくる感じ。透明感はAM-5IIIに分があるように思うが、CONTROL1 Xtremeの音には深みがある。
『A QUESTION OF HONOUR』ではさすがにAM-5IIIのアクースティマス効果による重厚感が際立つ。ただオーケストラサウンドならいざ知らず、ポップスやボーカル系だとこの重厚感はちょっと不自然に聴こえるかもしれない。
BOSEの厚みと、JBLの深み。それぞれイーストコーストサウンド、ウェストコーストサウンドとして対極に並べられたブランドだけあって「音」としては甲乙付け難いが、ようやく違いがわかる年になったと言うことかなぁ。
個人的には完成されていると感じるのはBOSEのAM-5III。でも『いい日旅立ち』のサビで泣けるのは、やっぱりJBLのCONTROL1 Xtremeなんだなぁ、これが。
【参照】
●サウンドデン http://www.soundden.com/
┗スピーカー修理|スピーカーエッジ張替
●ハーマンインターナショナル株式会社 http://www.harman-japan.co.jp/
┗CONTROL1 Xtreme
●Bose http://www.bose.co.jp/
┗AM-5III
●ヨドバシ・ドット・コム http://www.yodobashi.com/
┣ボーズ AM-5III アクースティマス・スピーカーシステム 62,790円 53,300円
┣ボーズ CW-20B 壁掛けブラケット(ブラック) 2,625円 2,205円×2
┗「JBL Control1 Xtreme」 20,700円