地場大手行でも両替有料化の流れ、福岡銀など来月から実施というニュースを見て思い出した。来年1月4日からATMから10万円を超える現金の振込みができなくなる事をご存知だろうか。
これは平成18年9月22日に公布された、マネー・ロンダリング、テロ資金対策のため、現金送金を行う際に送金人の本人確認等を義務付ける本人確認法施行令、本人確認法施行規則の改正によるものだ。
ちなみに窓口では本人確認の上で現金による振込が可能だし、ATMでも口座からであれば10万円を超える振込が可能だ。個人的には10万円を越える振込ってそんなに多くは無いが、人によっては家賃や大きめの買物などで思い当たる人も結構いそうな気がする。
特に他行への振込む場合などで、一旦現金にしてから振込先銀行のATMから振込んで手数料を安く上げる賢い消費者の知恵が使えなくなるので注意されたい。もちろん10万円以下に分けて振り込む事はできるが、その都度手数料を払うなら窓口で高めの手数料を払った方が安上がり。よ~く考えなくてはならない。
テロ資金対策と言われると止むを得ないなぁと思うのだが、過去最高の利益を上げた銀行をまた手数料で儲けさせるのかと思うと何となく腹立たしい。
【参照】
●金融庁 http://www.fsa.go.jp/
┗本人確認法について
◆本人確認にご協力ください!(配布用ポスター) (PDF:217KB)
◆はやわかり本人確認法 (PDF:1455KB)
●All About http://allabout.co.jp/
┗窓口振込、ATM振込、ネット振込 振込手数料 徹底比較 2004/09/10