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Last-modified: 2024-04-10 (水)


[一語一絵/IT系]

お買い物 / 2006-11-25 (土)

朝の曇り空に騙されて今日は不発。

ELECOM DTSM-DVM4
ディスプレイ切替器

こないだ買ったDVI対応の[External]ディスプレイ切替器 DTSM-DVM4。安くなっていたとは言え[External]amazon.co.jp20,630円もしたのに、頻繁に同期がハズレる感じでどうにも具合が悪くて放置していた。

ちなみにDVIケーブルには1600×1200までの解像度に対応する18ピン接続のシングルリンクと、それ以上の解像度にも対応する23ピン接続のデュアルリンクの2種類がある。現実には1600×1200でしか使わないので実用上シングルで構わないし、そもそも[External]DTSM-DVM4はシングルリンクにしか対応していない。だからと言ってデュアルリンクではダメだという事も無いはずだ。

しかし、結果的にはどうやらその2種類が混在していたのが不味かったのかもしれない。具体的に言うとPC側がシングルでモニター側がデュアルという組み合わせでダメだったのだが、逆にPC側がデュアルでモニター側をシングルにしたところ安定するようになったという事だ。取り敢えずPC側をデュアルで増やす分には問題無さそうだ、という事がわかってひと安心。DVIデュアルケーブルを買い増す事に。

吉塚だるま「天ぷら定食」をやっつけた後、歩いて[External]ドスパラ博多店へ。

[External]カモン[External]DVIデュアルリンクケーブル(DVI24-18)1,280円を2本と、キーボード[External]dPRO-MKB90J1(W)2,980円を査収。

あと、2GBの[External]Mini SD Card (TS2GSDM)3,380円と激安だったのでついでに。速度は多少見劣りするとは言え永久保証の[External]トランセンドモノがこの値段で手に入るとは。W-ZERO3[es]でも問題無く認識されたので、充分お買い得だ。

帰りも寄道しながら45分歩いて帰宅。いい運動になった。

夕食は再び温泉湯豆腐にしたのだが、煮過ぎてしまい豆腐が50%近く融解。豆乳鍋のようになってしまった。f(^^;;


[一語一絵]

シェ・クァノのバトン・ド・ジャコブ / 2006-11-24 (金)

シェ・クァノのバトン・ド・ジャコブ
シェ・クァノのバトン・ド・ジャコブ
クリックで店舗外観

昨日の冷たい雨がウソのような青空が拡がった1日。

せっかくなのでひでやのランチついでに、ドラッグコスモスまで買出しがてらお散歩へ。

帰り道、筥松2丁目交差点側の[External]シェ・クァノへ。この場所にオープンしてかれこれ1年ほどの新しいお店だが、実は[External]天神大丸にもテナントを構えている人気の洋菓子店で、これまで20年以上南区の野間大池や寺塚でにあった本店が移転してきたんだそうだ。

ショーケースの中にはデザートブッフェにあるような一口サイズの可愛らしいケーキがぎっしり。概ね200~300円台なので、少しずついろいろ食べたい女性向きかな。

「取り敢えず最初はシュークリームかプリンなんだけどな~」と思いながら思いっきり目移りさせていると、見透かされたかのように「試食どうぞ」とシュークリームの薄切りを出してくれた。一口喰ってみると「ウマいがな」。というわけで、バトン・ド・ジャコブを2個テイクアウト。

中のクリームはカスタードと生クリームの2層構造だが、生クリームが特にうまし。甘みはしっかりしているのに軽やかな後味が良い。ご贔屓オペラ濱田シューと食べ比べてみなければ。

せっかくパウダーシュガーを贅沢に降りかけてあるのだが、咳をして思いっきり部屋中にぶちまけてしまった。シューが堅い事もあって少し食べ辛いのでパウダーシュガーは要らないかな~。と思うが、これで168円ならば充分お買得と言える逸品だろう。

店内にはコーヒーサーバーが置いてあったので、店舗前のテラスでオープンカフェと洒落るのも良さそう。

フランス菓子 [External]シェ・クァノ(Chez Quano) バトン・ド・ジャコブ168円
TEL:092-205-0550 福岡市東区筥松2-19-21 ロリエマンション筥松1F ([External]MapFanWebで地図表示)


[一語一絵/IT系]

Firefoxにパスワード流出の問題 / 2006-11-23 (木)

[External]Firefoxパスワードを盗まれる問題が発見されている。

パスワードマネージャを無効に
Firefoxのパスワードマネージャを無効に

「リバースクロスサイトリクエスト(RCSR)」と呼ばれる新しい脆弱性で、ユーザーが[External]Firefoxにパスワードを保存している場合、画像等のリンクをクリックした時に別のサイトにパスワードを転送してしまう危険があるらしい。

なお、こういう邪悪なページにはユーザーが気付かないように隠しリンクが埋め込まれている可能性が高く、画像をクリックしなければ大丈夫などと油断してるとよからぬサイトに行っていると痛い目に遭うので、くれぐれも自戒されたい。

[External]日経ITProの記事によると、これはドメイン名が同じであれば異なるページに対しても記憶したユーザー名/パスワードを適用しようとする[External]Firefoxのパスワード・マネージャの振舞いにも問題があるそうだ。

修正プログラムについてはまだ作成中という事。取り敢えずの対策としては[External]Firefoxパスワード・マネージャを禁止するしかない。

[External]ITmediaの記事ではすでにMySpaceでこの問題を悪用した仕掛けが行われたらしいが、[External]日経ITProの記事で指摘しているパスワード・マネージャの振舞いとは異なる気がするので、関連性の真偽の程は不明。

取り敢えずパスワード・マネージャを禁止するか、それができない場合は管理者以外が書き込みできるSNSや掲示板にはアクセスしない事だ。

【参照】
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
Firefoxにパスワード流出の脆弱性――MySpaceで悪用の報告も 2006年11月23日
●日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
Firefoxにセキュリティ・ホール,記憶させたパスワードを盗まれる恐れ 2006年11月22日
●Bugzilla https://bugzilla.mozilla.org/
Bug 360493 - Cross-Site Forms + Password Manager = Security Failure
●Mozilla Japan http://www.mozilla-japan.org/
┗Firefox http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/


[一語一絵/IT系]

Linuxカーネル2.6解読室 / 2006-11-23 (木)

朝から冷たい雨の1日。こういう日は引篭りモード全開で、コーヒーでも淹れながら本でも読むに限る。

というわけで、今日は[External]『Linuxカーネル2.6解読室』一世代前の洋書を和訳したものでは無い画期的な「日本人の日本人による日本人の為の最新カーネル解析本」。今年5月に出版される予定だったものが11月18日にようやく発売となり、火曜日に届いたばかりだ。

そもそもは[External]VA LINUXの高橋浩和氏を中心に[External]オープンソースマガジン(旧UNIX USER)で2004年6月から今年3月まで連載されていた記事をLinuxカーネル2.6.15をベースに見直し、新しい章を追加して単行本化されたもの。

仕事上[External]オープンソースマガジンの記事を良く参考にさせてもらったが、TCP/IPプロトコルスタックについてここまで深く掘り下げてある記事は他に無い。RFCベースの理論を踏まえつつ、実装面ではプロトコルに関する動きだけでなく割込みに対する排他処理などまでしっかり押さえられてあり、大変助かっている。

この手の書籍にしては表よりも解説図が多いのも印象的かな。最初は「なんじゃこりゃ?」と思う図も多々あるのだが、内容がある程度理解できると「なるほど~」となる深さはカーネルという特殊な世界ならではかもしれない。

1000頁超の[External]『詳解TCP/IP〈Vol.2〉実装』に比べると約半分の500頁超だが、厚手の高級紙を使っている為に20%程しか違わない分厚さは確かなる存在感がある。

5,670円という価格も頁あたりにすれば僅か10円。月刊[External]オープンソースマガジン1冊が1,580円もする事を考えれば、超お買得。

Linuxカーネルハッキングを嗜む貴兄ならば、ぜひディスプレイの左隣に置いておきたい逸品だ。


[一語一絵]

失敗学のすすめ / 2006-11-22 (水)

9月に失敗知識データベースの件で取上げた[External]「失敗学のすすめ」(畑村洋太郎著)。

買ったはいいがなかなか落ち着いて読む機会を作れなくて置き去りにしていたのだが、ようやく五島から帰りのフェリーで読み切った。

相変わらず収まる気配の無い「いじめ」や「自殺」の背景にも小さなシグナルに気付かない鈍感さや、取り敢えず事件を隠そうとする組織の隠蔽体質が垣間見えるが、これも観点を変えれば小さな失敗に気付かなかったりごまかそうとする失敗の連鎖構造によく似ている。

寄ってたかって必要以上にヒステリックに糾弾するマスメディアはあまりに極端で例外だと思うが、多かれ少なかれ日本には失敗を短絡的に忌み嫌う風潮と言うか文化が根底にある為ではないだろうか。

失敗は歓迎すべきものではないが、そこに固執して個人の責任を追及するばかりでは生産的で無い。多くの場合失敗を招くに至ったバックグラウンドがあるはずであり、それを冷静かつ科学的に分析して改善する事で防げるものが多いはずだ。

局所的な飲酒運転追放キャンペーンも良いが、高齢・認知症ドライバーの問題はどうよ? 運転能力の欠如と言う観点で見るとどちらも同じ問題因子だ。これから間違いなく増加の一途をたどる高齢・認知症ドライバーには悪気が無いだけに質が悪い。そういう意味からも飲酒運転以上の深刻さをもたらす可能性がある。

[External]京都市バスの事故[External]西鉄バスの事故などは運転手が急に意識を失ったのではないかと言われている。そうならば失敗やミスではなく睡眠時無呼吸症候群や心筋梗塞などの病気が考えられるが、だからと言って「病気ならしょうがないねぇ」で済まされる問題でも無い。運転が乱れた時に自動的にブレーキを掛けるような仕組みがあれば事故を防げた可能性がないだろうか?特に多くの人命を預かるバスには何らかの施策があってしかるべき。

音も無く近づいてくるハイブリッド車の脅威に晒されるのも視覚障害者だけでは無い。健常者の背後は視覚障害者以上に注意散漫だし、その上高齢者は耳が遠くなる一方で若者は携帯やiPodで耳を塞いで歩いているも同然。電気自動車は言うまでもなくガソリン車自体も間違いなく年々静かになっているので、今から対策を立てていかないとドライバーに注意を促すだけでは破綻は目に見えている。

ドライバーや担当者など個人の責任追求にばかりに囚われている事は、あとあとで更に大きな問題を産み出す要因となる。100年前のダイムラー・ベンツからは想像も出来ないほど高い性能と頭脳を身に付けた現在、いま一度クルマとヒトの関係を見直す時期に来ているのではないかと思う。

大所高所から広い視野で物事を見るべき、組織の管理職たるポジションの人には読んでおいて欲しい1冊だ。

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1: ふくつのおじさん (11/23 07:41)
奇遇ですな,入院中にまさにこの特集がNHK総合で再放送されていて文庫本でしたが同じ本を買って来てもらって読みました。
特に製造業の管理職には私からもお勧めの本です。
↓放送は終わってしまいましたが,ご参考までに。
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200608/monday.html
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200609/monday.html
2: みちみち! (11/23 16:35)
やーのやーの、難しくも立派な事を言ってますな。
「たんつぼ小僧」聞いてる場合じゃないね・・・。