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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵]

自転車にも乗るなよ / 2006-09-21 (木)

連日飲酒運転による事故・検挙のニュースがヘッドラインを賑わせているが、そんな中でも[External]12~18日の一斉取り締まりで4383件も摘発されていたというのは驚くべき数字だ。

取り締まる側の[External]岡山県警巡査部長による飲酒運転や、[External]身延町教育長の酒気帯び運転、それを記事にした[External]朝日新聞記者が酒気帯び運転してしまうなど、いかに「自分だけは大丈夫」と思っている甘い連中が相変わらず多い事を痛感させられた。

放生会名物?、ハンバーグくじ
9/17 [External]筥崎宮、放生会にて

でもって、更に[External]泥酔自転車が現行犯逮捕されたというニュースを目にして、「クルマはダメ」でも「自転車なら大丈夫」なんて甘えた考えを持っている人ってばまだまだ相当多いんじゃないかという気がしてきた。

ちなみに自転車は[External]道路交通法で軽車輌と定義されているので、[External]道路交通法第65条(酒気帯び運転等の禁止)に抵触し、[External]第117条の2項「3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」か、[External]第117条の4項「1年以下の懲役又は30万円以下の罰金」が適用される可能性がある。

もちろん[External]道路交通法クルマやバイクと同じ法律なのだが、自動車のように免許制度に基づく行政処分の点数・反則金制度が無い自転車は、検挙された後は通常の刑事裁判手続きに従って送検→起訴→裁判という流れになる。言うまでもなく現実的にはそれほど簡単に検挙されるわけではないが、もし検挙されたら「反則金を払って反省しなさい」では済まされない事を知っておくべきだ。

飲酒に限らず、全国で自転車が絡む交通事故が増加傾向にあると言われている昨今、警察の対応のみならず社会の目も厳しくなってきている事を忘れない方が良い。

現に[External]8月にも岩手県宮古市でも36才の女性が逮捕されているし、[External]2004年5月には自転車同士の衝突事故で重過失致死容疑で書類送検された例もある。後者に至っては被害者側も「酒に酔った状態で自転車の乗りながら携帯電話でメールの閲覧をしていた可能性がある」という事で、どっちもどっちなのだが。

そういう意味では、「ケイタイしながら」「無灯火」もよく見かけるが、自殺行為であると共に犯罪行為なのだけどなぁ....。わかってない人多すぎ。やっぱ、地震と一緒で「自分は大丈夫」と思っているのかな。人災も忘れた頃にやってくるのだ。

なお、[External]福岡県警では明日22日に[External]県下一斉交通取締りが実施される。詳細は[External]「交通取締り計画のお知らせ」(9月22日分)で公開されているので、くれぐれも安全運転でそこんとこヨロシク。

【参照】
●読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/
「暴走チャリ」撲滅大作戦 2006年9月20日
泥酔自転車がヨロヨロ、57歳会社員を現行犯逮捕 2006年9月20日
飲酒運転、4383件摘発…取り締まり強化週間 2006年9月21日
●福岡県警 http://www.police.pref.fukuoka.jp/
県下一斉交通取締り9月の予定
「交通取締り計画のお知らせ」(9月22日分)


[一語一絵]

ETCレーンの事故対策 / 2006-09-21 (木)

[External]ETCレーン死亡事故で旧首都高幹部らを書類送検というニュース。滅多に高速を使わない性格が災いしたか、迂闊にして事故そのものを知らなかったのだが、以前にも数件の死亡事故が起っているらしい。

道路管理側は事故対策として「料金収受員の安全教育の徹底」を挙げているが、ちょっと待て。

[External]ETC利用上の注意点にも書いてあるように、そもそも「開閉バーが開かないことがあるので20km/h以下で進入する」というのがお約束だと思っていたのだが、50km/h近くで進入するドライバーが多いというのが本質的な原因ではないかと思うのだが。

ゲートのトラブルのみならずカードの差し忘れ進入ミスなど料金所での立ち往生は結構多いと思うし、通過前後の分離・合流に伴う流れの混沌を考えると50km/h近くで進入するのは危ないと言わざるを得ない。また[External]「ETC事故激発 阪神だけで1万2000件」という驚くべき数字が表わすように多発している追突事故は、「料金収受員の安全教育」や「係員用の連絡橋」では決して防げない。

「6月1日に同高速神戸線尼崎料金所で中学生9人が軽傷を負った観光バス同士の事故は、カードの期限切れでバーが開かず停車した前のバスに後続バスの運転手が気付くのが遅れて追突した」という事故例を考えると、進入速度を落として車間距離を取るのが一番合理的な対策だろう。かといって「ノンストップが売り」のETCだけに馴れた人ほど「前方車両も止まらないはず」という思い込みを排除するのは難しい事から、進入速度を強制的に低く誘導するのが現実的で合理的な対策では無いだろうか。

というわけで、峠でお馴染みの一部減速帯(凸凹舗装)をこういう場所にこそ導入すべきだと思うのだけどねぇ。

【参照】
●読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/
旧首都高幹部らを書類送検…ETCレーン死亡事故で 2006年9月21日
●国土交通省 http://www.mlit.go.jp/
料金収受業務における安全確保に係る指示について 2003年12月22日
●首都高速道路株式会社 http://www.shutoko.jp/
ETCレーンでの死亡事故に伴う料金所緊急安全点検の実施について 2005年9月22日
●中日本高速道路株式会社 http://www.c-nexco.co.jp/
ETCレーン事故緊急対策本部を設置しました 2006年6月8日
●ETC総合情報ポータルサイト http://www.go-etc.jp/
ETC利用上の注意点

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1: Koji (09/22 09:49)
昨日、八幡から高速を使いました。ゲートを通過する車のスピードは、やはり20km/hには
見えません。中にはかなりのスピードで入ってくる車もいましたね。
 二輪もETCが11/1から利用出来るようになるようです。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/06/060921_3_.html
2: YANO (09/23 20:22)
自分のコメントまで消してしまいました。f(^^;;
バイク用ETC情報のフォローありがとうございます。ということは、バイク用もう売ってるんですかねぇ?
でもやっぱ防水が不安ですねぇ。乗換えはETC標準装備を待ってからにしようかな…