昨日繋がり難いトラブルがあったNTT東日本の「ひかり電話」。
9/17 筥崎宮、放生会にて |
昨日19時59分に復旧したのも束の間、今日もまた10時02分頃から再発。16時を過ぎてもなおも障害は継続中との事だ。
昨日は「連休明けによる通話トラヒックの集中」を原因として挙げていたものの、今日は範囲内のトラヒックだったのにも関わらず発信規制が発生したらしく、本格的な原因究明にあたる事を明らかにした。この事から昨日のトラブルも切掛けはホントに輻輳だったとしても、障害が11時間に及んだ原因としては苦し紛れの言い訳だった可能性がある。
電話網のインフラが伝統的な交換ネットワークからモダンなIPネットワークに変った事で、構成コンポーネントがより多くかつ複雑になっている事は否めないが、丸一日を経てNTT東日本自体も事態の把握ができていない事を露呈した形だ。
多分、政治的な政策のみならず技術的・経済的な事情からも電話網インフラが再び交換機網に戻る事は無いだろうと思うが、この体たらくを真摯に受け止めて、将来のNGN(Next Generation Network)導入に活かして欲しいものだ。
【参照】
●NTT東日本 http://www.ntt-east.co.jp/
┣「ひかり電話」のつながりにくい状況について 2006年9月19日
┗「ひかり電話」のつながりにくい状況について 2006年9月20日
●日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
┣NTT東日本のひかり電話,連休明けの通話量増でつながりにくい状態 2006年9月19日
┣NTT東のひかり電話がまたつながりにくく,システム再起動のため 2006年9月20日
┗【続報】NTT東がひかり電話の障害状況を緊急報告,「原因は全力で究明中」 2006年9月20日