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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵/IT系]

apache-2.0.59とOpenSSL-0.9.7j / 2006-08-16 (水)

7月末に[External]apache[External]2.0.59がリリースされていたのでアップデートしたのだが、何気にserver-infoで[External]OpenSSLのバージョンを見たら0.9.7aと出ている。「えらい古いやん」というわけで、[External]OpenSSLの0.9.7jを落してアップデートしたのだが、server-infoでのバージョン表示は相変わらず0.9.7aだ。

元々[External]apache[External]OpenSSL[External]Fedora Core 3のパッケージとして入っていたので、RPMのファイルレイアウト(ディレクトリ構成)がデフォルトとは異なるのがありがちな問題だと思われる。

現状に合わせて指定しなおす事でクリアできると思ったのだが、それだけで終わらず。[External]Fedora Core 3[External]OpenSSLのRPMはShared-Libraryとして構成されていた為に、libssl.aではなくlibssl.soを作らなくてはならなかったというのは盲点だ。

で、最終手順は以下の通り。[External]OpenSSLのビルド手順は

[yano@server openssl-0.9.7j]$ ./config --prefix=/usr --openssldir=/usr/share/ssl shared
[yano@server openssl-0.9.7j]$ make
[yano@server openssl-0.9.7j]$ make test
[yano@server openssl-0.9.7j]$ sudo make install
となる。 [External]OpenSSLを再インストールしてから[External]apacheもconfigretionからやり直し。
[yano@server httpd-2.0.59]$ ./configure --enable-mods-shared=all \
 --enable-ssl=shared --enable-suexec=shared --with-suexec-bin=/usr/local/apache2/bin/suexec \
 --with-suexec-caller=apache --enable-cache=shared --enable-disk-cache=shared \
 --enable-file-cache=shared --enable-mem-cache=shared
[yano@server httpd-2.0.59]$ make
[yano@server httpd-2.0.59]$ sudo make install
[yano@server httpd-2.0.59]$ sudo /sbin/service httpd restart

結局2日間を費やしたのだが、終わってみればいつも「こんなもの」だなぁ。

【参照】
●The Apache HTTP Server Project http://httpd.apache.org/
●OpenSSL http://www.openssl.org/


[一語一絵]

太陽系の惑星はいくつ? / 2006-08-16 (水)

提案された定義に則した太陽系のイラスト
提供:[External]The International Astronomical Union / Martin Kornmesser

冥王星よりも大きい直径3000kmの天体(2003 UB313)が発見され「第10惑星」か?と騒がれた事を憶えているだろうか?

1930年に発見された当初は地球ほどの大きさだと思われていた冥王星が月よりも小さい直径2300km足らずの小惑星程度に過ぎなかった事実と、火星と木星との間で周回軌道を周る直径910kmの小惑星セレスの存在とも相まって「惑星の定義」の見直しが避けられないと言われていたが、今回の[External]国際天文学連合(IAU)総会[External]原案が提示された。

今回の原案では現在一般的な9つの太陽系惑星から冥王星を除いた「8つのClassical Planets」と「Ceres,冥王星,Charon,2003 UB313」の4つをカテゴリー分けした上で12個を惑星と定義しているが、冥王星を除いた8個だけが惑星となる可能性もあるらしい。

最終案は24日に再度提示され、同日中に決議される予定。個人的には「8個案」が解り易いように思うが、常識の転換点とも言えるだけにワクワクする話だ。

しかし[External]アストロアーツの記事を読んで、冥王星の衛星だと思ってたCharonの共通重心が冥王星の外にある事からいわゆる『二重惑星』になるという事実には驚いたなぁ。宇宙は奥深いぜ。

【参照】
●MSN-Mainichi INTERACTIVE http://www.mainichi-msn.co.jp/
国際天文学連合:惑星とは? 「定義」総会で議決へ 2006年7月29日
太陽系惑星:新たに3個 国際天文学連合が定義案公表 2006年8月16日
●アストロアーツ http://www.astroarts.co.jp/
太陽系の第十惑星、発見か? 2005年8月1日
冥王星より大きな天体「2003 UB313」の直径の推定 2006年2月8日
「惑星」の定義の原案、公開へ 2006年8月16日
●IAU - INTERNATIONAL ASTRONOMICAL UNION http://www.iau.org/
◆XXVIth General Assembly http://www.iau2006.org/
The IAU draft definition of "planet" and "plutons" 2006年8月16日

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1: みちみち (08/17 17:32)
雷王星は、どこに?!
2: YANO (08/17 21:45)
トップかぁ…よく覚えてるなぁ。(笑)
http://www2j.biglobe.ne.jp/~maberick/top/ziten3.html