こないだ買った工学社出版の『Linuxカーネル解析入門』、2,625円。
gccを駆使したカーネルコードのテクニック解説や、同期と排他、割り込み、PCIバスの制御などカーネルプログラミングの勘所などが満載。実際に「Ethernet」のデバイスドライバを題材にしたソースコード解析がされており、なかなか情報が乏しい「作法」的な部分もわかりやすく解説されている。
著者は『TeraTerm』の開発者(原作は寺西高さん)として知られる平田豊さん。つまりだいぶ前に書かれた英語本の翻訳版ではないという事で、これだけでも貴重な存在だ。2005年11月の執筆なので、対象kernel版数も 2.6.12 と比較的新しいのがこれまた嬉しい。
去年あったらもっと楽だったんだけどなぁ…と思いつつ、もう一度勉強し直しだぁ。
【参照】
●工学社 http://www.kohgakusha.co.jp/
┗Linuxカーネル解析入門 ISBN4-7775-1189-8