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Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵/ツーリング/2006]

九重Explorer 1th - アクシデント - / 2006-06-19 (月)

今日も梅雨の中休み、とくれば行っとかない手はない。何はともあれ朝霧の再開を確認するのが最優先の任務なのだが、CBで一気に行ってしまうのも味気ないので、XLR選手で探索モード。

本日の航跡図
Today's tracking by eTrex and カシミール3D
龍門の滝上空2495mよりくじゅう連山を望む

洗濯を済ませて9時14分にスタート。いつものルートで日田に向かうと、日田市石井にて道路舗装工事の大渋滞に巻き込まれる。もちろん慎重にすり抜けでクリアしたのは言うまでも無いが、この暑さの中1km近くのすり抜けは非常に疲れた。

もはやR210の暑さにウンザリしてしまったので、ファームロードから亀石大原野林道に繋ぐマウンテンルートをチョイス。最高800mの標高と木陰が相まって非常に涼しく、砂利道を爽快に走り抜ける。基本的には荒れも無く走り易いダートなんだが、一部に砂利がフカフカしたとこがあり、ハンドルは取られるしリアも踏ん張りが効かないしでヒヤヒヤ。こないだ上った時はそうでもなかったのだが、下りの方がだいぶ辛い事がわかった。

大原野の牧草地を抜けてR387へ。右側にチラッと見えた怪しげな林道宮ノ原線に進入。轍がしっかりしているのでそれなりに往来はありそうだが、「果たしてどこへ抜けるのやら」と太陽の位置から推測する方向感覚だけを頼りに走る。牧場の脇を通り九重町菅原の集落に抜けると、正午を告げる『坊がツル賛歌』が迎えてくれた。

その後も、右往左往しながら県道680号線に抜けた。なるほど~、そういう位置関係だったのか。と地図を持ってこなかった探訪者は少し後悔。もはや腹ぺこライダー全開なので速攻で四季彩ロードへバイパスし、最後の厳しい上りをクリアすると…

クロスロード
クロスロードにて

残念ながら朝霧はまだ休業中であった。

というわけで4日に続きクロスロードへ。12時45分着。今日の日替ランチはなんとハンバーグを浸したスープ。こいつが肉の旨味と野菜の甘みが絶妙ですげ~ウマい。ご飯は五穀米で、大根サラダと小鉢。食後のデザートにプリンとコーヒーまで付いて平日\650は大変良心的だ。

Dessert and Lunch クロスロード 日替ランチ平日\650/土日\850
営業時間 9時〜 不定休
大分県九重町田野1666-1 (N33.092179/E131.134952) TEL:0973-79-3277

13時28分にリスタートし、やまなみハイウェイへ。これだけ暑くなったら岡嶋牧場ジェラート\300を外すわけにはいかない。週末に相当捌けたのであろう、5種類くらいしか無いショーケースの中から「ミルク」と「コーヒーミルク」をチョイス。口当たりの軽さはランチの直後でも全然平気。後味の良さからお代りしたくなるのはちょっと困ったものだが。f(^^;;

林間セクションに入ったところでやまなみハイウェイに別れを告げて林道鹿伏線へ。豊後中村方面へのショートカットとしても有用だが後半の牧場風景もまた素晴らしい。北海道に行けば掃いて捨てるほど観られるのだが、なかなかどうして負けてないよ。

R210を西へ向かい始めるものの、やっぱり暑さに目眩いがするので今度は北側の山間部へ逃げ込む。と、青野山林道を発見。平成4~9年に整備された林道みたいだが、概ねイイ感じに締った総延長7265mの80%程が砂利道でビギナーの練習走行にはお手頃だ。標高差も300mほどあって景色も良い。

林道鹿伏線
林道鹿伏線にて

反対側にも抜けられそうだったが、山頂ルート探索に時間を浪費した事もあって、来た道を戻る。広域農道に復帰し、15時34分竜門の滝通過。

続いて大岩扇山の山頂へ向かう。山頂周辺はなだらかな牧草地になっていて、「どこが山頂だ?」とキョロキョロしている隙に、草に隠れた轍にハンドルを取られてついにXLR初転倒。まるで足払いを喰らったかのように前輪を持っていかれて、行き場を失った身体が宙を持ったものの、足の長い牧草地であった事が幸いしYANOXLRも軽傷で、実走行には何ら影響無し。

まぁ誰かに見られたわけでもないし、水溜まりや岩場でコケる事を思えば全然平気。ツイているとすら言える。でも左にコケたのになんで右手が痛いんだろう?

気を取り直して頂上を極め、下り始めたところで今度は10頭ほどの豊後牛に行く手を阻まれる。つか、全員揃ってこっちをじっと見ている…「もしかして敵対視してる?戦闘モード?」。豊後牛でも200gにカットされたサーロインなら軽く料理してくれるが、どう見積もっても数百kgはある巨体には勝ち目が無い。取り敢えず平らなところまで10mほど戻り、エンジンを切って待つ事にする。が、5分待っても道を譲る気配は無い。

いつまでも待ってられないのでエンジンを切ったまま押して詰め寄ると、飛ぶようにして後退りして避けていった。しめしめ、と思いつつ刺激しないようエンジンを切ったままXLRに跨がって20mほど下ったところで後ろを振り返ると、なんとヤツらがラグビーのフォワードのように並んで追い掛けてくるではないか!!

速攻で波動エンジン点火。ひぇ~(>_<)、と叫びつつダート史上最速モードで500mを一目散に駆け下って先ほど通過したゲートを飛び出し、スタンドを立てるのももどかしくXLRを止た。恐る恐る振り返ると彼らが追ってくる気配は無かったので、ひと安心してゲートを閉めて「やれやれ~」と胸をなで下ろしつつ県道に復帰。

もはや温泉とか寄道をする余力も無くなったので、暑さを避ける裏街道を大人しく流して16時44分日田着。

帰路はR211嘉麻峠越えをチョイス。嘉穂の街を過ぎたところで県道90号線に繋いで大野越えから篠栗に下ると福岡東バイパスは一直線。18時30分に帰着。右手の痛みもなんのその、281kmの充実ツーリングだった。