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Last-modified: 2024-03-20 (水)


[一語一絵/IT系]

P2402動作検証 / 2006-05-13 (土)

今週はFOMAカードの動作検証をLinux(Fedora Core 3)でやってたので、その結果発表。

ガタガタ道を行く
5/3 愛媛県内子町県道340号線にて

まず、[External]F2402PCMCIAカードサービスによる認識、ttyS1への割り当てまでは問題無くできたものの、標準カードモデムとしての認識に到らず。普通端末同様に音声通信機能を持ち、またWindows XPでも標準カードモデムとして認識しなかった事からLinuxでも同様に専用ドライバが必要と思われる為、これにて検証断念。

続いて、[External]P2402。PCMCIAカードサービスによる認識、ttyS3への割り当て、標準カードモデムとしての認識、PPP接続までほぼデフォルトでできた。PING導通まで確認して「なんだ楽勝じゃん」と思ったところに落とし穴が潜んでいるのはよくある話だ。

どういうわけか、Webアクセスができない…(?_?)。netstatでみたところセッションは確立しているので、次はtcpdumpでパケットモニタリング。するとHTTPリクエストは出ているものの、Webサーバーから応答が返ってこない状況だ。

よくわからんなぁ、と取り敢えずifconfigを叩くとppp0でエラーパケットがカウントされていた。…どうやらコイツ臭い…というのはわかったが、ここでハタと頭を抱えた。ethernetのエラーならば100/10Mbpsや全/半二重のオートネゴシエーションがうまくいっていない可能性が高いので、ケーブルを変えたり手動で設定したりしてみるのがセオリーなのだが、pppだとどうすればいいのかな?

TCPパラメーターを弄ったりpppdを最新版(2.4.3)にしたりしてもダメ。藁をも掴む思いでパソコンを変えてもダメだったので、最後の手段でディストリビューションを変えてみる事に。

[External]KNOPPIX 4.0.2でもダメだったので「もはやこれまでか…」と思いつつ、別のPCに[External]Fedora Core 5を導入してやってみたところ、あっさりOK。何だも~って感じで、2日間の苦労は報われた。

なお11日に[External]NTTドコモが下り方向で最大3.6Mbpsの通信が可能なHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)端末を発表したが、カード型の[External]M2501にも音声通話機能が装備されているようなので、標準カードモデムとしては認識できないような気配がぷんぷん…

【参照】
●NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/
┣FOMA F2402 http://www.nttdocomo.co.jp/product/relate/f2402/
┣FOMA P2402 http://www.nttdocomo.co.jp/product/relate/p2402/
┗FOMA M2501 HIGH-SPEED http://www.nttdocomo.co.jp/product/relate/m2501/
●ITmedia +D http://plusd.itmedia.co.jp/
HSDPA、GPRSにも対応したデータカード「M2501 HIGH-SPEED」 2006年5月11日
●ppp http://ppp.samba.org/
●Fedora JP Project http://fedora.jp/
●KNOPPIX Japanese edition http://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/