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Last-modified: 2024-04-10 (水)


[一語一絵]

新北九州空港開港告知CM / 2006-03-13 (月)

朝9時の気温がなんと1.9℃、最高気温もわずか5.3℃と真冬以上に寒く、XLRの通勤快速は泣きそうだった。

告知CM(0321)
新北九州空港、開港告知TVCM

[External]新北九州空港開港まであと3日。

「わたせせいぞう」のイラストをバックに「渡辺美里」『トマト』を合わせた「新北九州空港の開港告知TVCM」

8日「めっきり見かけなくなった」と書いたのだが、翌9日から見かけるようになりあっさり捕捉に成功した。

『サンデープロジェクト』で流れてたって事は、全国ネットだったのかなぁ?

開港を祝して3日間限定で動画を公開しちゃおう。画像を右クリックして[External]firefoxなら「名前を付けてリンク先を保存」[External]Internet Explorerなら「対象をファイルに保存」を選び、ダウンロードすべし。(WMV形式:1,139KB)

【参照】
●新北九州空港 http://www.kitakyu-air.jp/
●スターフライヤー http://www.starflyer.jp/
●ギャラクシーエアラインズ http://www.galaxy-airlines.com/
●読売新聞(九州発) http://kyushu.yomiuri.co.jp/
★特集『テークオフ 新北九州空港』 http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/airport/


[一語一絵]

スカイマークでも機材トラブル / 2006-03-13 (月)

一時は[External]新北九州空港への就航を計画していた[External]スカイマークエアラインズの機材トラブルが報道されている。

[External]YOMIURI ONLINEの記事によると

台湾の整備会社では、ボーイング社の指示を受け、くぼみに簡単な補強板をつける暫定修理を行ったが、ボーイング社は修理から1年以内に、さらに補強板を追加する恒久修理を指示。機体は同年11月にスカイ社に引き渡されていた。

 スカイ社の整備担当者が、書類にあったボーイング社の指示を十分理解しておらず、今月9日になって気づいたという。くぼみを精密検査したところ、亀裂は入っていなかったという。同社では指示通りの恒久修理を済ませ、近く運航を再開するとしている。

ところが、[External]日本経済新聞の記事によると、

スカイマークエアラインズがメーカーの米ボーイング社から指示された点検を忘れたまま9カ月間、B767-300型機を運航していたことが13日、分かった。今月9日にスカイマークの担当者が気付き、急きょ検査したところ亀裂の兆候が見つかった。
とも書いている。ボーイングの指示が「修理」だったのか「点検」だったのか、「亀裂は入っていなかった」のか「亀裂のようなものが入っていた」のか、論調によってニュアンスはずいぶん変ってくるのだが、真実はどっちだ?

ちなみに事の原因は[External]日本経済新聞の記事にあるように

ブルネイ航空は04年11月に同機をスカイマークに譲る際、ボーイング社の指示を文書で伝えたが、スカイマークは修理期限を管理する電算システムに「後日ボーイングから指示が出る」と誤った内容を入力。同年12月から同機の運航を開始し、期限の05年6月を過ぎても修理を忘れていたという。
という事なので、社内での伝達・引継漏れの類だと思われるが、日本語訳した人が航空機整備とは疎遠な人だったりすると、誤訳という可能性もあるかもしれない。慣れない人にとっては英語の技術文書って意外と難しい。

スカイマーク B767-328(JA767E)
問題の[External]スカイマーク B767-328(JA767E)
courtesy of http://www.airliners.net/

なお、該当機体は写真のBoeing767-328型機(JA767E)という事だ。

もし入力ミスの類だったら部品の取り違えや脱落などの整備不良とは一線を画すものだが、だとしても亀裂を見つけきれないような定期点検ならば問題だろう。電算システムはクラッシュしたりハッキングを受けたりする可能性があるので、必要以上に偏重するのは危険だ。

直接は関係しないと思うが、[External]asahi.comの記事によると、基幹要員の流出が続いているらしい。1996年に新規参入してはや10年。一昨年は経営トップも交替したし、また今年は[External]スターフライヤー[External]ギャラクシーエアラインズという新規航空会社が参入するだけに、人材が出入りするのは致し方ないと思う。

旧態依然たる体質や派閥争いに愛想を尽かして飛び出す人も居れば高給やポストに釣られて移る人も居るだろうし、愛着や義理人情で移らない人も居れば、寄らば大樹でしがみついてる人やヘッドハンターに見向きもされない人もいるだろう。新規には新規の、既存には既存の良さ悪さがある。

いずれにせよ、改めるべくは改めて確固たる安全運航体制を確立して欲しい。「競争が無い」「選択肢が無い」という不幸な時代にはもう戻りたくない。

【参照】
●YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/
機体にくぼみ、修理指示気づかず運航…スカイマーク 2006年3月13日
●日本経済新聞 http://www.nikkei.co.jp/
スカイマーク、点検忘れ9カ月運航・国交省、厳重注意へ 2006年3月13日
●asahi.com http://www.asahi.com/
JALだけじゃない スカイマーク、IT流経営の危機 2006年3月9日
●スカイマークエアラインズ http://www.skymark.co.jp/
欠航及び運休便のお知らせ 2006年3月10日
┗機体構造部材の修理期限超過について http://www.skymark.co.jp/company/inverstor/060314.pdf 2006年3月14日