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Last-modified: 2024-03-20 (水)


[一語一絵/IT系]

憂い / 2006-02-03 (金)

昨日の最低気温が5.7℃だった福岡。今日も頑張ってXLRで通勤快速。最近はアイドリングも低回転で安定するようになってゴキゲンも右肩上がりである。麗らかな陽射しに誘われて昼ご飯を買いに出た正午の気温は6.6℃で、思わず「朝と同じやん」と呟きつつ震えた。月火は18℃まで上がった今週。3~4日で10℃以上の温度差はキツいネ。

何気に気になった[External]日経ITProの記事がいくつか。

[External]携帯電話向けウイルスに関する記事。今のところは「ケータイ・ウィルス作れますよ」みたいな見世物的な意味合いのものばかりなので心配は無用だが、PCのウィルスよりも急増しているらしくそのうち深刻なウィルスが出てくる可能性があるという事だ。もちろん携帯キャリアも傍観しているワケではなく、NTT docomoではFOMA 901i以降の機種などアンチウィルス機能を搭載しているものもあるという。いずれにしろお互いにPCで辿った道という経過からしても目まぐるしい速度で攻防が繰り広げられるようになるのかもしれない。

もちろんアンチウィルスソフトと言えども完璧ではないし万能でも無い。面倒でも添付ファイルは直接開かず一旦ハードディスクに保存してから表示する事をオススメする。ワンクッション入れる事によってウィルス対策ソフトが確実にスキャンするし、表示されるアイコンで拡張子の偽装も見抜ける可能性が出てくる。メールアドレスや送信元なんて簡単に詐称できるし、知り合いのパソコンがウィルスに感染したのかもしれない。見知らぬ人からの小包を安易に開かないのと同様、送信元が誰であってもメールの添付ファイルは安易に開かない事が肝心だ。

そういう観点から注意しなければならないのが、[External]ボット・メールの記事。もはやウィルスメールでもゲームやエロ画像などを装ってダブルクリックさせるという古典的な手法では誰も引っかからないので、「宛先間違いメール」や「宛先不明によるエラーメール」など"たまにありそうな"メールを巧妙に偽装するのが一般的。そういう意味では「Webサイトの指摘をするメール」というのも一つのバリエーションなのだが、「見知らぬ人からでも、ありがちで意義がある」というのが似て非なる部分だ。

日ごろから指先を酸っぱくして添付ファイルを開くな!!と繰り返し書いているYANOですらこの記事を読んでなければ罠にはまっていた可能性が少なくない。特にワープロ感覚でブログを作っている無知なユーザーだったら一撃なのは言うまでも無いだろう。ターゲットとしやすい人々が急増しているカテゴリーに着目したマーケティングセンスは「敵ながら天晴」と言わざるを得ない。

まったく「油断ならない」とはこの事だ。

【参照】
●日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
「ウイルスにだまされるな!ファイルを開く前には拡張子の確認を」---IPA 2005年12月2日
【NET&COM2006速報】“プロ以下が半数”のIT業界,暗い話題と明るい話題 2006年2月1日
「あなたのWebサイト,Mozillaでは表示が崩れますよ」と忠告,実はボット・メール 2006年2月2日
「『携帯電話を狙うウイルス』,備えは大切だが騒ぐ必要はない」---マカフィー 2006年2月2日
「毎月3日にファイルを破壊するウイルス」に注意,ベンダー各社が警告 2006年2月3日
「『セキュリティの警告』が表示されたら要注意,無視すると被害に」---IPA 2006年2月3日