モーツアルト生誕250周年を迎えた今日。MSN毎日インタラクティブの記事をまとめてみる。
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昨年が事故後20年の節目だった日航123便墜落事故に関連する、残存機体を社外公開へという記事。トラブル続きで評判右肩下がりのJALが、これまでの航空事故を説明する「安全啓発センター」を羽田空港整備地区に設置し、後部圧力隔壁などの123便の残存機体を公開展示する事を決めたそうだ。
ボイスレコーダーの内容まで世に出たこの期に及んで「遅過ぎ」という印象は拭えないが、取り敢えずうやむやのうちに廃棄される心配が無くなった事は何より歓迎すべき事だ。これまでのJALの対応からすると画期的な判断であり、ここは素直に評価しないといけないだろう。オープンは4月下旬との事。
続いて公園への転居届を認める判決もまた画期的な判決だ。曰く「住所とは生活の本拠を指し、客観的に生活の本拠たる実体を具備しているか否かによって決めるべきもの」であり「占有権限があるかどうかは生活の本拠たる実体の具備とは本来無関係」なのだそうだ。一見、杓子定規な法解釈とも言えるのだが、大岡裁き的な庶民性と痛快さが気持ち良い。
という事は「長期滞在者がキャンプ場に住民登録をする事も法的に問題無い」という事でもあるのか。まぁ、そもそもキャンプ場は郵便も届くそうなので驚くに値しないが、公園やガード下にも郵便は届くようになるのだろうか?民営化した郵便が届くとなったら宅急便が届かないというわけにもいかないだろうし、クロネコさんやペリカンさん、飛脚さんも大変だ....と話が脱線したので元に戻そう。
問題の本質は「ホームレスの多くは住民登録をあきらめ、基本的な行政サービスから排除されている。」という点だ。住民登録が為されなければ生活保護うんぬん以前に社会保険の加入や選挙権の行使すら難しいのは想像に難くないところであり、行政は住民登録を認めない事でホームレスの権利を制限している事になりはしないだろうか。
もちろん、住民登録が認めれたからと言って公共の場である公園を不法占拠している事は変わりないので、「一刻も早く退去すべき」というのは確かに正論だが、止む無く公園やガード下を住処とせざるを得ない人が多勢いるという現状をまずは受け入れないと。
「出てけ!!」と言うだけでは何も始まらないのはパレスチナ紛争を見ていればわかるはずだ。
最後に笑っちゃったのが格安ビジネスホテルの草分けとして成功を収めている東横インの無断改築問題。何度も利用して贔屓にしているホテルでもあるので、TVで放送された社長の記者会見をじっくり見たのだが、全国に流れる記者会見とはとても思えぬぶっちゃけトークが痛快であった。
確かに駅前や繁華街という立地条件を踏まえると利用価値の少ない駐車場よりゆったりしたロビーの方が顧客の為だとか、たった一つだけでいざという時に役に立たない障害者用客室を作るより洗浄トイレやバリアフリーの部屋を多く作った方が使う方も使いやすいのではないか?と思わないではない。でも社長がそれをそのまま言っちゃお終いじゃん。条例を知ってるのだったら建前はちゃんと押さえとかないと。(笑)
【参照】
●日航ジャンボ機墜落事故 ボイスレコーダー音声 http://popcorn-t.hp.infoseek.co.jp/
●MSN毎日インタラクティブ http://www.mainichi-msn.co.jp/
┣JAL:墜落事故の残存機体を社外公開へ 2006年1月27日
┣東横イン:身障者用駐車場を勝手に撤去 横浜の2ホテルで 2006年1月27日
┣東横イン:横浜の2ホテル、完了検査後に無断改築--市条例違反の疑い 2006年1月27日
┣東横イン:横浜市が立ち入り調査 無断改築 2006年1月27日
┣ホームレス:公園への住所転居届認める 大阪地裁 2006年1月27日
┗住民登録判決:ホームレス9人、さらに転居届 大阪市 2006年1月27日