来年早々に自動車保険の更新時期を迎える事もあり、かなり増えてきたオンライン損保で見積りを行ったところ思いの外リーズナブルな結果が出てちょっとビックリ。他のとこでも見積りして比較しようと「保存ボタン」を押したところ「ユーザー登録が必要」だと言われてガッカリ。
またちまちま入力するのも面倒だし、何より見積りごときで個人情報漏洩のリスクに晒されるのも癪に障るので、不用意なユーザー登録は却下して印刷する事に。
11/19 スカイファームロードひたにて |
でもちょっと待て。わざわざ紙に出すのも勿体ないし、紙はすぐ捨てたり紛失したりしていざという時に見つからないものと相場が決まっている。改めて振り返ると、Webサイトを徘徊してたりして製品の紹介記事など「ちょっと保存しときたいな」と思うページが多々ある。メーカー製品だとカタログをPDF形式で提供されてる場合もあるが、そうでない場合の方がまだまだ多い。
取り敢えずは手っ取り早くHTML形式で保存する事もできるが、フォームやスクリプト等のアクティブコンテンツを含むページの場合はうまく保存できない場合も多いし、また今度はスクリプトがローカルで実行される危険性もありセキュリティ面からもあまりオススメできない。
さらに通販サイトの購入商品リストやオンラインバンキングの明細などのセキュリティ保護下ではファイルによる保存そのものをブロックしているWebサイトも多い。そういうシチュエーションでもプリントアウトして髪を無駄にする事無く、印刷イメージを電子ファイルに出力できるのがAdobe Acrobatに代表されるPDFソフトウェアである。
さすがに本家Adobe Acrobatは印刷機能だけのElementsでも4,980円と敷居が高い。そこで株式会社クセロのれっきとした製品でありながら、無償で利用できるフリーソフトウェア「クセロPDF」を導入する。
インストール時にシリアル番号が必要だが、Webサイトから氏名やメールアドレスなどを登録すれば無料で入手できる。メールアドレス以外の個人情報(性別、年齢、都道府県)を要求される事に合理的な理由が見出せないのだが、損保会社に提供するよりはまだマシだ。
インストールした後の「クセロPDF」は仮想プリンタとして働くので、WordやExcelからでも、難しい事抜きに印刷時に出力先を変更するだけで利用できる。暗号化したりパスワード設定機能まであるというのも素晴らしい事だ。
WordやExcel等のファイルのままだとお互いに後からいくらでも書換えられてしまうので、請求書や借用書などを電子ファイルでやり取りする場合にもPDFが重宝する。
あと、インターネットに接続可能な状態でなければ使えない(出力動作時に製品のWebサイトが自動的に表示される為)という環境制限があるので、モバイル端末などで使う場合には若干注意が必要だが、基本的には筋の良いソフトだと思うのでオススメしたい。
【参照】
●クセロ http://xelo.jp/
┗クセロPDF http://xelo.jp/xelopdf/