昨日の『報道特集』、今夜の『クローズアップ現代』と立て続けに放送されたフィッシング詐欺への注意を促す番組を後押しするわけではなかろうが、国内でもUFJカードの利用者が犠牲になっていた模様。
UFJカードのサイトによると
昨年9月から10月にかけて、ルーマニアなどにおきまして当社のクレジットカードを偽造したカードの使用が発覚いたしました。調査しましたところ、33名のお客さまのクレジットカードが偽造され、そのうち8名のクレジットカードにより現金を借り入れる「キャッシング」が不正に利用されていることが判明いたしました。被害総額は約150万円です。という事らしい。
当社がお客さまの「カード番号」、「有効期限」、「暗証番号」などを入力するようにお願いすることはありません。万一、このようなメールを受信されても「決してメールへの返信、ホームページへのログインなどなさらないよう十分お気をつけください」と書いてあるとおり、個人情報を要求するメールは疑ってかかる事。
またオンラインバンキングなどへのアクセスもメールのリンクを安易に信用する事無く、お気に入りや公式サイトのトップページから、URLを確認しながら辿るクセをつけておいた方が良い。アドレスバーを隠してしまう無作法なオンラインバンキングサイトは言語道断。即刻解約すべし。
「覆水盆に還らず」と言うように、一度流出した個人情報を回収する術は無い。
【参照】
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
┣フィッシング詐欺の被害を防げ、経産省が対策協議会を設立へ 2005年2月4日
┣悪質なスパイウェア、3カ月で激増 2005年2月5日
┣セキュリティ上当然のことを、日本SELinuxユーザー会中村雄一氏コラム 2005年2月7日
┗UFJカード会員がフィッシング詐欺被害か 2005年2月7日
特集:フィッシング詐欺にご用心 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/special/0411/phishing/
●UFJカード http://ufjcard.com/
┗このような手口にご注意ください!