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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵/ツーリング/2004]

長崎Express - I Saw Her Standing There - / 2004-10-15 (金)

今日は久々の西方見聞録。福岡から佐賀へ抜けるルートは数あれど、R385坂本峠を越える最短コースをチョイス。改良工事はどこまで進んでいるのだろうか?

今朝はきっちり8時スタート。妙見通りから住吉を通って美野島から道なりに塩原までは朝の通勤ラッシュに見舞われる。こればっかりは我慢するしか仕方がないのだが、信号に引っかかるたびにすり抜け炸裂。旧芸工大周辺は言うまでもなく裏道を抜けて大橋までおよそ15分。ラッシュ時にしては意外といいペースで来れた。そのまま久々のR385へ。ガンセンター入口の交差点には都市高速野多目ランプができていた。なかなか捗らなかった拡幅工事も終わったようで何よりだ。

道善の交差点を過ぎると一転してのどかな風景になるとともにすり抜けの必要もなくなり、The Beatles『I Saw Her Standing There』のリズムに乗ってゴキゲンRide。8時半筑紫耶馬溪を通過。坂本峠は相変わらずの酷道だが、佐賀側の東脊振バイパス建設はだいぶ進んでいる模様。2006年4月供用開始が待ち遠しい。さすがに南畑ダムから先はクルマに押さえられてペースダウンしたが、それでも東脊振インターまで1時間弱というタイムは立派だ。

有明海と青空
小浜町仁田峠循環道にて

中副の交差点を右折し県道31号線を西へ。R263嘉瀬川を過ぎたところで左折。佐賀中心部の混雑を避けて県道348号線佐賀医大の脇をパス。今度はR34を西へ向かう。

江北町からはR207にスイッチしてまだまだ西へ。ツーリングマップルには「空いているので距離を稼げる」と書かれたR207だが、思い出したように現れる妖怪とうせんぼジジイ大型トレーラーで意外とストレスが貯る。

11時過ぎ諫早市長田に到着。ローソンで一息いれたあと、干拓地をショートカットする県道124号線を経てR57にスイッチし、やっと目的地の島原半島だ。

愛野町から広域農道「雲仙グリーンロード」を快走。雲仙の山麓を一周するように走る道路だが、思いの外アップダウンがある。高速コーナーとも相まってなかなか愉しいルートだが、R57も含めて白バイがいるので要注意だ。

国見町からは県道131号線にスイッチ。雲仙まで高低差800m近くの豪快なヒルクライムを堪能し、そのまま仁田峠循環自動車道へ。二輪車250円の有料道路だが、歩行者や自転車はもちろん対向車の心配もいらないタイトなワインディングは理屈抜きに愉しい。久々にステップを擦るまで倒しこんでしまった。天気が良ければ料金以上の満足感は保証する。

紅葉の名所として知られる仁田峠だが、この秋の進捗状況はまだまだ。ていうか、台風の影響ですでに葉を落している木も多く、あまり期待できそうに無い気がする。

腹ぺこライダーは雲仙温泉を無視。一気に1075mのダウンヒルを敢行して海抜0mの小浜市街地へ。春陽館の脇から裏通りに入り、「和洋茶屋 花春」へ。

トルコライス
小浜町花春にて

B級グルメを語るにおいて、長崎で忘れちゃならないのがトルコライス。全国的には知る人ぞ知る地域限定のローカルメニューだが、長崎県民で知らぬ者はいない…どころか長崎ローカルなメニューだなんて夢にも思ってない人が殆どという。ホントは長崎市内まで足を延ばしてアストリアのを食べたいと思ってたのだが、13時を過ぎた時点でもう1時間待つという選択肢は消滅していた模様。

さて途中諫早のローソンでGetした情報誌「リブながさき」の9月号に掲載されていた「和洋茶屋 花春」トルコライス。カツは薄く広いので食べ易くデミソースもウマいのだが、フライライスが油っぽくてイマイチ。個人的にはナポリタンではなくパスタにケチャップかけただけなのが最も×。やっぱナポリタンは安っぽいハムやタマネギが混ざって少しとろみがないといけません。

残念ながらトルコライスは好みからハズレていたが、ボリュームはそこそこあるし、お茶も温かいのと冷たいの両方出してくれたりサービスは良い。683円の日替り定食もあり、観光地の食事処にしてはかなり良心的なお店だと思う。次は小浜ちゃんぽんを喰うかな。

和洋茶屋 花春(かしゅん) トルコライス788円
営業時間 11〜21時半 火曜休
長崎県南高来郡小浜町北本町866-1 TEL:0957-74-5113

さぁ、あとはどう周って帰るかなぁ…と考えたところ「同じ道を2度通るなど言語道断」の鉄則にしたがって一筆書きに挑戦。まずはR57R251県道55号線諫早へ。R34にスイッチしたら今度は北上。大村を過ぎると西日を受けて輝く大村湾を眺めながら快走。15時嬉野で一息入れたあと武雄から県道25号線にスイッチして多久へ。県道322号線R203と繋いで、小城から県道48号線にスイッチ。大和からは県道212号線R263と繋いでこれまた豪快に駆け登る。

17時過ぎ、何とか暗くなる前に三瀬峠越えを果たすと内野からは県道558号線、知る人ぞ知る室見川西岸のエスケープロードへ。橋本を過ぎて小田部大橋からR202へ入ると思ったほど混んでなくて拍子抜け。中村大前から筑肥新道梅光園へ抜けるとストリートファイターモード全開。小笹平尾をすり抜けして百年橋通りにスイッチ。美野島の交差点を左折したとこで一筆書きは終了。

朝来た道をキャナルシティ方面へ向かうが、交差点の右折が混んでいるのはわかっているので手前から裏道へエスケープ。もう一度通ってみ?と言われても通れないルートで元の道に復帰。堅粕から妙見通りに入ればウチはもうすぐだ。

嬉野からノンストップで3時間、18時過ぎに無事帰着。最後の福岡市内で距離以上に疲れた375kmのFineツーリングだった。

【参照】
●ザ・ながさき http://www.the-nagasaki.co.jp/
┗リブながさき9月号 http://www.the-nagasaki.co.jp/therib20012/rib040925/rib0925.htm
●長崎ガイド http://www.nagasaki.web-saito.net/
┗トルコライスの謎 http://www.nagasaki.web-saito.net/toruko.html
●viva la トルコライス http://www.geocities.co.jp/Foodpia/3439/
●トルコライス共和国 http://www.nanet.co.jp/turkey/