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Last-modified: 2024-03-20 (水)


[一語一絵/ツーリング/2004]

名前の無い星空を見上げて / 2004-08-25 (水)

快晴の青空の下、7時過ぎにスタート。R242は対向車を見るのも希なマイナールートで、今まで6回ほど北海道に来ているが一度も通った事の無いのも無理からぬ事だ。日産自動車寒冷地試験場の案内板を過ぎ、池北峠を越えると程なく置戸だが、特に観るべきものも無くさらっと通過。更に15分ほど走って留辺蕊で小休止。おにぎり一個と野菜ジュースで腹の虫を黙らせる。

コスモス!!
太陽の丘えんがる公園にて

R39との重複区間こそクルマをよく見たものの、すぐにまた閑散としたR242っぽい風景に戻る。30分ほど走って遠軽へ。コスモス園の案内板に魅かれて太陽の丘えんがる公園へ寄り道。時期的にはこれからというところだったが、それでも日本一の規模を誇るコスモス園は見応えあり。1千万本のコスモス全てが咲き揃ったらさぞかし圧巻な風景だろう。残念ながらいやらしい雲が出て来たので早々に退散。

上湧別からはR238にスイッチ。左にサロマ湖を眺めながら快走。海側は青空が広がっているものの、山側はちょっと意地悪げな雲に覆われている。

11時北勝水産へ。まずはホタテバーガー300円を賞味。肉厚のホタテフライ3個を挿んだホタテバーガーはボリュームがあってなかなか。ただ頼んだら15秒で出て来る作り置きで、しなしなバンズはいかんせん×だ。片面をカリッと焼いただけでもウマさが違ってくるのになぁ…主役のホタテは揚げたてでなくてもウマかっただけに残念だ。続いて焼きホタテ150円を所望。一昨年は100円だったのに…と思うと残念だが、寸前まで水槽で活きていた大きくて肉厚のホタテだけに文句は言えない。200円なら躊躇するけど。

ワッカ原生花園にも寄り道した後、13時前にメインイベントの網走麗門亭へ。あれ?今日もやってなかった。またか…と思いつつ、よく見るとここ暫く閉まったままのような雰囲気。あれれ?閉店しちゃったのかな?

この後は取り敢えず南下したいのだが美幌峠は雲の中っぽいので諦めて、R244根北峠を越えて中標津へ。某所で「中標津にも富川食堂に負けない大きなトンカツを喰わせる店がある」という噂を元にきてみたのだが、件のお店は「深川」で残念ながら3年程前に閉店してしまい現存しないという事を確認して終了。残念無念。

夕方になってどんどん晴れ間が広がり今夜は満点の星空が期待できそうだと踏んで多和平でキャンプ。4m以上の風が気になるが、月齢と行程から考えると待つほど条件は悪くなるので強行あるのみ。ちなみに18時半で気温12.9℃と今夜もだいぶ冷えそうだ。

晩ご飯は久々に自炊でコロッケカレー。もちろんコロッケはセイコーマートで調達100円して、レトルトカレーをかけるだけのなんちゃって自炊だ。強風で難儀したがご飯は一番うまく焚けた。

片付けも終わった19時過ぎには天頂付近に夏の大三角形が観え始めたが、月明かりが邪魔だったので一旦就寝。深夜0時に目覚めた時には夕方4m以上はあった風も治まり、雲も月明かりも一切無い満天の星空が広がっていた。名も知らぬ無数の星達がきらめきあうシーンは逆に明るい星が目立たなくなって星座がわからなくなってしまうほどだ。思わず展望台のベンチに横になりうすらぼけーっと空を眺めてしまった。さすがに20分ほどで寒くなってテントに戻ったが、5泊目でようやくの念願達成に興奮したのかなかなか寝付けず、ちらちらファスナーを開けては星を眺めていた。

ちなみに最低気温は実測で8.9℃と心配したほど下がらなかったが、シュラフカバーとユニクロのヒートテックインナー、ゴアウィンドストッパーのおかげで快適だった。まだまだ一昨年の寒さに比べたら大した事無いのかな?

多和平キャンプ場 料金:360円 北海道標茶町