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Last-modified: 2024-03-20 (水)


[一語一絵/ツーリング/2004]

Best of ナイタイ / 2004-08-27 (金)

今朝もいい天気。ちょっとガスってはいるもののこれは山の天気ならでは、とさして気にせず7時にスタート。

今日は帯広終着なので、取り敢えずR240を南下して阿寒湖で暇を潰していこうかと思ったのだが、釧北峠を越えたところで霧雨が大粒の雨に…これは「来るな」という事だなと思って阿寒湖を諦め、R241にスイッチ。

11℃足寄峠を下ったら青空が広がり始め、気分良くゆでとうきび200円牛乳150円で軽い朝飯にして足寄へ。時間余り過ぎなので久々に松山千春の家へ。確かこの辺だったのに…と思ってウロウロしてたら丸ごと建直しの最中で塀を取り壊していたので気付かなかった。なんかログハウス風の洒落た建物になってたよ…写真を撮ったあと退散。

ナイタイ高原にて
ナイタイ高原にて

道端に潜むレーダーパトカーに注意しながらR241を淡々と上士幌を経てナイタイ高原へ。これで4度目だが回を重ねる度に天気は良くなっている感じ。荷物満載なのでライディングは優しく穏やかに…とは思いつつも、ファームロードwaitaを思わせるワインディングに自然とテンションが高揚するのは悲しい性か。レストハウスは開店前なので展望台でぼんやり。のどかな牧歌的風景はくじゅうを髣髴とさせるもので、思わず「黒胡麻ソフト喰いてぇ」と思ってしまったのは内緒だ。

ひとしきりまったりした後、こないだ通った道道337号線を逆に音更へ。十勝平野を果てしなく真っ直ぐに延びる一筋の道は画的にブラボーなのだが、もう真っ直ぐな道は飽き飽きな気分だ。

小腹が空いたところで柳月スイートピアガーデンへ。今日は「バナナでシュー」262円を所望。もちろんいい年したおっさんが「ばななでしゅ〜」などという赤ちゃん言葉を口にできるハズも無く「ばななのこれ!」と指を差したのは無理からぬ事だ。ま、そういうどうでも良い話は置いといて、バナナ1本をクリームとシュー生地で挿んだ「バナナでシュー」はウマかった。ボリュームもあって腹ぺこライダーにオススメの逸品だ。

帯広三菱音更店へ出向いてラリーミーティングの通行証を受領したあと、豚丼で知られる味処新橋へ。肉増量の肉盛り900円となめこ汁150円をオーダー。味は悪くなかったが「これで増量?」というボリュームにはびっくりだ。もう二度と行くもんか、と思ったのだが、向かいの席に座ったライダーは一昨日も来たそうな…でもって六花亭本店に行ってサクサクしたあと、ひとまずカニの家へ行って荷物を放り込んでリスタート。

久々にあつ〜という感じだったので滝へ行って涼もうかと思ったが、ちょっと走って風を受けたら肌寒いほど爽快。それでも取り敢えずピョウタンの滝まで行って折り返し、中札内十勝野フロマージュでソフト(ダブル:300円)休憩。ミルクと紅茶はウマかった。

夕食は近くのレストラン「セバ」の新メニュー、ライダー定食を所望。シャケの塩焼き・ミニ豚丼・揚げジャガ・肉じゃが・天ぷら2品が付いて500円はお得と言えよう。

大正カニの家 料金:無料 北海道帯広市


[一語一絵/ツーリング/2004]

ミントの薫る街、北見 / 2004-08-26 (木)

今朝も雲ひとつない快晴。連泊しようか迷ったものの欲張ると失敗するのは世の常。これでもう今年の多和平は満足だ。7時前の天気予報を確認したあと撤収し、8時にスタート。

取り敢えず風呂に入りたいので摩周へ。R391ではなく釧路川を挿んで1本西の釧路広域農道を使うとこが我ながら…(笑)。で、こないだ行った泉の湯へ行ったものの11時からという事で、代わりに教えてもらったのが朝6時からやっている亀乃湯だ。小ぢんまりとした田舎の銭湯っぽい簡素な造りがあれだが、200円で文句を言うとバチが当たる。そういうところだ。

湯上がりでまったりしながら地図を広げ「今日はどこ行こうかな〜」と思案。天気的にはどこへ行っても晴れと言う事で全く問題無し。取り敢えずこないだは雨で散々な目に遭った藻琴山(小清水峠)にリベンジを決定し、R391を北上。例によって例の如く川湯温泉駅近くのくりーむ童話でアイス休憩。今日はオーソドックスなミルクと奇をてらったトウモロコシを所望。と、意外にトウモロコシが香ばしくて美味。いやいや話のタネにと喰ってみたのが意外な大発見だ。ダブルで305円也。

道道102号線ならびに小清水峠展望台からの展望は片や屈斜路湖、片やオホーツク海を挿んで知床連山を見渡す絶景。こないだの雨の時とはまったく印象を異にする、美幌峠よりも絶対オススメなパラダイスロードだった。

ひがしもこと乳酪館はガッカリ。個人的な好き嫌いかもしれないが、チーズがウリというわりには美味しくないと思うし。チーズソフトも道の駅「くろまつない」の方が断然ウマかった。

それからツーリングマップルでオススメの女満別空港内のオホーツクラーメンへ行ってみたが、1,000円という価格に暖簾をくぐる事ができず撤退。1,000円はラーメンの値段じゃないってば。無料の牛乳も無いし。

結局ランチは美幌へ。駅近くの繁華街と思しきところをウロウロして、最も駐車場が広く混んでいたそばの「かね久」へアタック。セオリー通り「大もり」を所望したが、時期的にやむを得ないのかもしれないが風味が…。なんとなく繋ぎが多くてモチモチし過ぎな歯応えもあって、全体的にもイマイチ。

ハッカ記念館外観
北見ハッカ記念館にて

13時過ぎにリスタートし、R39を西へ。端野を通過して北見へ。北見と言えばハッカ、ハッカと言えば北見

というわけで北見ハッカ記念館を見学。ハッカと言うのはいわゆるミントの事で、化学合成による組成が主流になった現在、一時期は全世界の70%を占めた北見のハッカも伝統産業として5軒の農家が細々と生産しているだけだそうだ。まぁ記念館があるくらいだから既に衰退して歴史の1頁に納まってしまった産業というのは想像に難くなかったが。

ここでは乾燥したハッカの葉を蒸留してエッセンシャルオイルを抽出する実演もやっていてこれが見物。意外と簡単な装置でできるのね〜って感じ。説明員の方もなかなかフレンドリーで親切だったので、小一時間滞在してしまった。無料だし、オススメ観光スポットだ。

道道27号線をサクッと走って開成峠を下ったところで先行していたVitzがレーダーパトカーの御用に。ちょっと速いかな?とは思っていたけれど、露払い役ご愁傷様だ。

津別町からR240にスイッチ。このルートもクルマが少なく淋しい快走路だが、用心して先行するマーチに付かず離れずの距離をキープ。16時半道の駅「あいおい」に到着。

今夜はここの客車をお座敷風に改造したツーリングトレイン駅の宿「相生」に宿泊。トイレや水回りなどは道の駅のものを利用する事になるが、室内はきれいだし布団付きで無料と言うのは嬉しい事だ。

駅の宿 相生 料金:無料 北海道津別町相生


[一語一絵/ツーリング/2004]

名前の無い星空を見上げて / 2004-08-25 (水)

快晴の青空の下、7時過ぎにスタート。R242は対向車を見るのも希なマイナールートで、今まで6回ほど北海道に来ているが一度も通った事の無いのも無理からぬ事だ。日産自動車寒冷地試験場の案内板を過ぎ、池北峠を越えると程なく置戸だが、特に観るべきものも無くさらっと通過。更に15分ほど走って留辺蕊で小休止。おにぎり一個と野菜ジュースで腹の虫を黙らせる。

コスモス!!
太陽の丘えんがる公園にて

R39との重複区間こそクルマをよく見たものの、すぐにまた閑散としたR242っぽい風景に戻る。30分ほど走って遠軽へ。コスモス園の案内板に魅かれて太陽の丘えんがる公園へ寄り道。時期的にはこれからというところだったが、それでも日本一の規模を誇るコスモス園は見応えあり。1千万本のコスモス全てが咲き揃ったらさぞかし圧巻な風景だろう。残念ながらいやらしい雲が出て来たので早々に退散。

上湧別からはR238にスイッチ。左にサロマ湖を眺めながら快走。海側は青空が広がっているものの、山側はちょっと意地悪げな雲に覆われている。

11時北勝水産へ。まずはホタテバーガー300円を賞味。肉厚のホタテフライ3個を挿んだホタテバーガーはボリュームがあってなかなか。ただ頼んだら15秒で出て来る作り置きで、しなしなバンズはいかんせん×だ。片面をカリッと焼いただけでもウマさが違ってくるのになぁ…主役のホタテは揚げたてでなくてもウマかっただけに残念だ。続いて焼きホタテ150円を所望。一昨年は100円だったのに…と思うと残念だが、寸前まで水槽で活きていた大きくて肉厚のホタテだけに文句は言えない。200円なら躊躇するけど。

ワッカ原生花園にも寄り道した後、13時前にメインイベントの網走麗門亭へ。あれ?今日もやってなかった。またか…と思いつつ、よく見るとここ暫く閉まったままのような雰囲気。あれれ?閉店しちゃったのかな?

この後は取り敢えず南下したいのだが美幌峠は雲の中っぽいので諦めて、R244根北峠を越えて中標津へ。某所で「中標津にも富川食堂に負けない大きなトンカツを喰わせる店がある」という噂を元にきてみたのだが、件のお店は「深川」で残念ながら3年程前に閉店してしまい現存しないという事を確認して終了。残念無念。

夕方になってどんどん晴れ間が広がり今夜は満点の星空が期待できそうだと踏んで多和平でキャンプ。4m以上の風が気になるが、月齢と行程から考えると待つほど条件は悪くなるので強行あるのみ。ちなみに18時半で気温12.9℃と今夜もだいぶ冷えそうだ。

晩ご飯は久々に自炊でコロッケカレー。もちろんコロッケはセイコーマートで調達100円して、レトルトカレーをかけるだけのなんちゃって自炊だ。強風で難儀したがご飯は一番うまく焚けた。

片付けも終わった19時過ぎには天頂付近に夏の大三角形が観え始めたが、月明かりが邪魔だったので一旦就寝。深夜0時に目覚めた時には夕方4m以上はあった風も治まり、雲も月明かりも一切無い満天の星空が広がっていた。名も知らぬ無数の星達がきらめきあうシーンは逆に明るい星が目立たなくなって星座がわからなくなってしまうほどだ。思わず展望台のベンチに横になりうすらぼけーっと空を眺めてしまった。さすがに20分ほどで寒くなってテントに戻ったが、5泊目でようやくの念願達成に興奮したのかなかなか寝付けず、ちらちらファスナーを開けては星を眺めていた。

ちなみに最低気温は実測で8.9℃と心配したほど下がらなかったが、シュラフカバーとユニクロのヒートテックインナー、ゴアウィンドストッパーのおかげで快適だった。まだまだ一昨年の寒さに比べたら大した事無いのかな?

多和平キャンプ場 料金:360円 北海道標茶町


[一語一絵/ツーリング/2004]

日本一寒い町、陸別 / 2004-08-24 (火)

今朝も「むぎの穂」の焼きたてパンで朝食。豊かな香りとふっくらやわらかな感触は焼きたてならではのささやかな贅沢だ。昨日でカニの家3連泊なので今日は移動日。残念ながらお天気下り坂で午後から雨という予報だが、多少の雨は覚悟の上で網走サロマ湖方面を目指す。今日でお別れになりそうなBMサイドカーのおいちゃん、津山のバイチャ達と握手を交わし、ちょっとセンチメンタルな気分で9時20分にスタート。

まずは音更町柳月スイートピアガーデンへ。昨日喰い損ねた限定の「ホワイトサークル」136円を賞味。限定商品と言う事でありがたみはあるのだが、お菓子そのものは普通のチーズタルトの域を出ていないような…。まぁこの値段でコーヒーサービスを考えれば間違いなくお得なのだが、最近は宗教じみてきたサクサクパイには及ばない。

この柳月スイートピアガーデン帯広音更ICから800mに大規模な駐車場を備えた環境から、観光バスによる団体客も積極的に受け入れている。そういうわけでテーブル席をツアー客に占拠される事も多く、六花亭に比べてあまり居心地が宜しくない。

空は時折薄日は射すものの、いつ降出しても不思議では無い雲行き。あまりのんびりして雨に降られては元も子もないので、オーバーパンツとブーツカバーを装着して10時過ぎにリスタート。

昨日の帰り道を逆方向に上士幌へ抜け、R241にスイッチして足寄へと向かい始めたところで弱い雨がシールドとジャケットを濡らし始めた。ここまで時折強く降る事はあったものの、全般的には弱い雨〜霧雨程度で推移。足寄峠を越えて阿寒へ向かおうと思っていたが、大事を取って峠を避け陸別へ。

歓迎RALLY JAPANの幟
陸別町にて

正午過ぎ陸別へ。このあたりも断続的に弱い雨が降り続いていてテンションも低調。このくらいの雨なら走る事自体に何ら差し支えないのだが、濡れたウェアを乾燥させる時間を確保する事を考え、また無料のライダーハウスもあるので今日はこの辺りで足を止める事に。

しかし7月31日に通った時は34℃という目眩いのするような暑さだったのに、今日はわずか17℃と肌寒さを覚えるような気温。聞いてはいたものの、3週間余りで実際これだけ上下するとはね…

さてこの陸別のライダーハウス。町役場から町道1本隔てたところにある事にも関わらず看板などは一切無くわかりづらさは超1級。辛うじて壁に張ってあるホクレンの三角旗に気が付くかどうかが勝負だ。ちなみに立地条件から町営のものかと思えばさにあらず。民主党支援者が集会所として借上げている民家を開放しているという経緯は他に聞いた事が無い。

建物自体はかなり年代物で古いものの、電気水道は言うまでもなくテレビ・洗濯機・冷蔵庫・炊飯器まで備えつけてあり設備は充実。街の中にあるので買出しなどにも不自由は無く、銭湯も徒歩数分で環境は抜群。惜しむらくはトイレが無い事で、昼間は向かいの区役所、夜は道の駅まで行かなくてはならないというのが最大のウィークポイントだ。

またこういうとこにありがちな長期滞在者。今回も2週間程停滞中の先客が2名居たもののイイ感じの人で、このあたりの情報をいろいろ教えて貰えて助かった。おかげで午後は停滞ツアラー暇つぶしの定番、図書館(公式には陸別町公民館)でDVDの鑑賞。北海道でめんたいムービーの『ROCKER'S』を観る事になるとは思わなかったが、これもまたよしだ。

肝心の雨は宿に入って程なく上がってしまい肩すかし。ただ終日どんよりどんよりの空模様だったので、先へ行っても結局どこかで降られるのが関の山だっただろうなぁ。

ライダーハウス陸別 料金:無料 北海道陸別町


[一語一絵/ツーリング/2004]

今日も十勝 / 2004-08-23 (月)

「むぎの穂」の焼きたてパンで朝食を済ませたあと、出発するライダーを見送りつつまったり…しているだけでは勿体無いようないい天気なので10時過ぎにスタート。まだ行ってなかった芽室町新嵐山スカイパークから十勝平野を展望。きれいに区画された農地が手に取るように観えて、なかなかいい景色だ。

十勝平野を見下ろす
新嵐山スカイパークにて

ぼちぼちお昼という時間を見計らってR38沿いに渋い雰囲気で密かに佇む丸松食堂へ。キャンプ場の口コミで仕入れた超マイナーなお店だ。豚丼750円でランチ。かなり黒っぽいタレが辛そうだったが、食べてみると意外とマイルドでいける。おばちゃんもサービス満点でなかなか。

六花亭西三条店へ。デザートにサクサクタルトとサクサクミルフィーユでコーヒーブレイクを兼ねて今後の戦略を練る。が、結局ウラカイダー炸裂モードでナイタイ高原牧場へ。果てしなく真っ直ぐな道道337号線をうすらぼけーっと快走したあと、牧場のドライブウェイをFun Ride。

レストハウスでソフトクリーム250円を所望。ガンジーソフトのように黄色がかった濃厚な味わい。かなり甘めだが、思いの外後味スッキリでうまかった。帰り道はイヤになる程真っ直ぐな広域農道を走って音更町へ。

柳月スイートピアガーデンへ廻って限定の「ホワイトサークル」…と思ったら売り切れだったので、プリンにマンゴークリームを重ねた季節限定の「楽園マンゴー」176円を賞味。控えめな甘さで歯応えもよくなかなか好感触のプリンだ。

最後は六花亭でブルーベリーをホワイトチョコで包んだ「大地の滴」335円をTakeOut。カニの家へ持って帰ってみんなでつまんだのだが、上品な甘酸っぱさがクセになる逸品だ。

今日も喰ってばっかりだったような…f(^^;;

大正カニの家 料金:無料 北海道帯広市