『空の名前』 高橋健司著 |
4日連続の雨模様。梅雨の風情と言われてもなぁ…という時にオススメの1冊。空・雲・雨・風などの気象や二十四節気などの季節を表わす日本語をテーマに、316枚の写真と392項目の解説で構成した歳時記風天気図鑑。
今まで漫然と眺めていた何気ない景色にもそれぞれ名前があり、まつわる由来や故事に触れたりするのは新鮮な驚きがある。
小難しい事を考えずにぼんやり眺めているだけでもなかなか楽しいのだが、この本を読んだ後は空を見上げるのがまた一段と楽しくなるだろう。入院当初はあいにくと雲ひとつない快晴が続いて残念な思いが倍増したのだが…(^^;;
また自然現象を表現する言葉繰りの一例としても随分と参考になり、ボキャブラリー貧困なYANOさんとしては一粒で二度おいしいというところだ。
この本は、商売柄「空」には特別の愛着を持つ友人が見舞いに持って来てくれたのだが、もし自分が自分の為に選ぶとすれば無難に漫画か、せいぜい写真やコンピュータ関係の本を選ぶのが関の山。このあたりのセンスは秀逸で「さすがだねぇ〜」と思う。
明日は青空が観られるかな?
【参照】
●Amazon.co.jp http://www.amazon.co.jp/
┗『空の名前』
●(株)気象サービス http://www.weather-service.co.jp/
┗空の名前(Web版)